shin-1さんの日記

○岡山県井原市美星町中世夢が原を訪ねる①

 講演に行ったついでに周辺を訪ねる旅を心がけるようになると、事前に送られてきた資料を基に色々思いを巡らせるのですが、今回は事前の資料もなく、ましてや講演依頼の文書を入れた木になるカバンを忘れて出かけたため、はてさて「私の行く所はどこでしょう」といいたくなるような旅でした。しかし何かの資料で合併前の美星町といえば「中世夢が原」や「天文台」という記憶があったので、少し早めに到着してそこら辺を散策したいと思い出かけました。

 しまなみ海道を通って国道2号線を笠岡まで走り、そこからは山道を走りました。やがて急な峠に差し掛かると、九十九折の道の下には深い渓谷が見えてきました。難儀難儀登る大型トラックの後ろについたために、ノロノロ運転で坂を上がると広い広い盆地に出てきました。確かに美星という地名が示すとおり星がきれいな町だろうなあと創造しながら走り、とりあえずカーナビが目的地にしていた道の駅星の里へ到着しました。

 この日の講演会の主催者である星の里青空市はこの日は定休日だそうで、人の気配を感じることは出来ませんでした。

若松進一ブログ
(星の郷青空市)
若松進一ブログ

 トイレ休憩の後、看板表示にしたがって中世夢が原という公園へ出かけました。広い駐車場に車を止め500円の入場料を払って公園内に入りましたが、平日の午前中とあって入場者は私一人でした。園内は広くなだらかなスロープの道沿いにかやぶき屋根の辻堂や民家が沢山ありました。パンフレットを見ながら散策しましたが、聞きしに勝る広さと規模を誇っていました。しかし整備後20年近くが経つとさすがに施設の各所も老朽化が目立っているようです。4年前に合併したためこうしたアカデミックな施設はその後の補修も思うに任せないのが実情のようでした。

若松進一ブログ
(公園の入り口)

若松進一ブログ

(公園の見取り図)

若松進一ブログ
(かやぶき屋根の茶堂)

若松進一ブログ

(復元された民家)
若松進一ブログ
(中世の町並み)はまるでタイムスリップしたような雰囲気でした)

若松進一ブログ
(復元された見事の屋敷)

 公園の中ほどに三斎市という中世の町並みがありました。掘っ立て小屋のような造りの店が時代考証どおり再現されているのです。広場の隅では焚き火をしていて、管理をしている女性としばし談笑しました。開業以来ここの管理運営をやっているというだけあって、酸いも甘いも分かっていて、お茶をサービスしてもらい色々な話に花が咲きました。
 ここは2004年5月、東宝映画「あずみ2」のロケ地であり、2002年10月~2003年3月NHK大河ドラマ武蔵野ロケ地でもあります。また最近では「坂の上の雲」のロケ地として地元の人もエキストラで出演しているそうですが、経営は中々厳しいようでした。


  「噂しか 聞いてはいない 夢が原 この目この足 確かめたくて」

  「中世の 街や建物 造れども 客の好みは 向こうの星空」

  「まあどうぞ 差し出すお茶を すすりつつ 苦労話に 耳を傾け」

  「またとない 日より恵まれ のんびりと 半日過ごす 見知らぬ土地で」

[ この記事をシェアする ]

shin-1さんの日記

○ギノー味噌の広告名刺は裏が味噌です

 3ヶ月ほど前の昨年の暮れ、年輪塾の役員が集まり行きつけの居酒屋で作戦会議を開きました。呑み助の集まりは他愛のない話が多いのですが、この作戦会議は中々のもので、色々なアイディアが提案されるのです。その時名刺の裏を使って何か出来ないか話しました。というのも一昨年私が使っている名刺の裏側に全国大会の実行委員長という肩書きを印刷して、全国への旅のつれづれに辺りかまわず配って歩いたのです。そのことが少しは効果があったのか、県庁所在地以外の場所宇和島市で開いた全国大会は予想以上の効果を挙げ、大成功を収めました。

 私は現職中は一ヶ月に600枚もの名刺を使っていましたが、リタイアした今はさすがにそれほどの名刺は使っていませんが、それでも年間千枚程度の名刺を使っているのです。名刺に自分のイラスト似顔絵を入れて作った時、「この名刺を一枚50円で売ろう」とよからぬ妙案を思いつきました。しかし結果はまとめて100枚(一箱)を5千円で買ってくれた粋な会社の社長さんがいたのと、全国大会の名刺を全額負担で印刷してくれた実行委員会以外はこれといった成果が上がらなかったのです。

 それでも諦めることなくその夢を捨て切れませんでした。

 作戦会議と称した呑み会でこの話をしていると、みんながワイワイガヤガヤアイディアを出し始め、ついには名刺を広告に使うとというアイディアを思い立ちました。早速かまど開きの事業に一枚かんでくれたギノー味噌の田中社長に相談を持ちかけたところ太っ腹な社長からOKが出て、世にも不思議な広告名刺作りが始まりました。

 会社からの提案を基に清水塾頭のデザイン協力を得て、何度か打ち合わせをするうちにいい名刺の原案が出来ました。早速今治の村上太さんに印刷を発注し、昨日外出先から家に帰ってみると、立派な名刺が10箱宅配便で届いていました。

若松進一ブログ

 表の私のイラスト名刺はいつものと変わらないのですが、裏には「裏が味噌」とまるで人を食ったハッとするような文句を入れました。また義農作兵衛を顕彰する義農魂(ギノースピリット)も入れました。最近はギノー味噌のドレッシングや味噌のサンプルを持ち歩いて、地産地消を提唱していますが、ギノー味噌さんは今年の春に本社工場が完成し、小ロットでの地産ドレッシングの製造が可能になったこともあって、私のお手伝いができるかもしれないのです。これらのサンプルとPR名刺を組み合わせると、ひょっとしたらひょっとするかもしれないのです。

 先日九州佐賀で開かれた全国大会にも、重いサンプルを持参してドレッシングの売込みを図りましたが、女山大根のドレッシングを作る話に多久市長さんと楽しいお話をして帰りました。

さて、作戦会議で話題になったPR名刺は、明日夜居酒屋で開かれる予定の作戦会議で、メンバーからどんな評価が下されるでしょうか。楽しみです。


  「裏が味噌 こんな名刺を 持ち歩き 広告宣伝 中々やります」

  「三人が 寄れば文殊の 知恵浮かぶ 名刺千枚 全国配る」

  「面白き こともなき世を 面白く アイディア次第 実に楽しい」

  「また一つ 語る言葉が 増えてきた 名刺一枚 10分語る」

[ この記事をシェアする ]