○専門学校山本学園の来年度入学学生への講演会に招かれて
昨日は松山市にある山本学園という専門学校の入学説明会があって、その記念講演をして欲しいと頼まれ出かけて行きました。地元愛媛大学へ教えに行っているものの専門学校は門外なのでどんな学校なのか興味もあって、講演依頼に添付している学校のホームページにアクセスして一通り目を通させてもらいました。山本学園といえば私の町出身の村井先生がいらっしゃる所なのでよく知っていますが、63年の歴史を持つこの学校も少子化の洗礼を受けつつあるようす。いい学生を集めるためのさまざまな仕掛けをしているようで、「新しい」とか、「生まれ変わる」とかいう言葉が見え隠れして、学園内部の改革や変革を感じました。
(午前中)
学校は松山市のど真ん中にあってとても便利です。近くの駐車場に車を止め、同行した妻と別れて学校へは30分前に到着しました。受付入り口は学生たちで多少混雑していましたが、元県教育長の高橋先生が学園長を務めているらしく、受付で笑顔の握手をさせてもらいました。
この日私の役目は開会行事が30分間あった後に、午前と午後それぞれ50分筒2回講演するのです。午前中は中予の学生、午後は東予・南予の来年度入学する予定の学生にお話をするのです。この日の私が決めた演題は「新しい発想で生きる」、~学生たちへのメッセージ~でした。
講演時間としては少し短めなので何を話そうか迷いながら、終始つとめて楽しい話をしました。学生の後ろや横には保護者や先生たちも多数いましたが、あくまでも学生たちを基本に考えてたつもりですが、先生たちは午前と午後の二度も同じ話を聞かせてはならないと、多少変化をつけてお話しました。
それにしても昼食をはさんで2時間余り置いた午前と午後の一日2回の講演は少々疲れました。そもそも私に講演の依頼をいただいたのは副校長の小池先生でした。先生は裁判所の調停委員もされていて、昨年12月に行われた調停協会での私の講演を聴かれてのご指名だったようです。
小池先生とともにお世話いただいた進路指導室長さんとも親しくお話をさせてもらいましたが、2回目の講演が終わったとき学生の代表から花束までいただいて見送られました。汗顔のいたりでした。
ところで午前中挨拶に立った高橋学園長さんが面白い話をされました。若と苦という漢字についてです。若は草冠に右と書きます。一方苦は草冠に古と書くのですが、高橋先生の言うように確かにこの二つの漢字は似ているのです。右が何故若いのかは右総代などと呼んで順番が一番前なので若いのかも知れません。また古は古いから若くなく、苦しいのかも知れないと勝手に解釈したりしましたが、いいお話を伺いました。
「学生と 保護者に向かい 話しする みんな熱心 眠ることなく」
「花束を 頂き会場 後にする 汗顔しきり 嬉し恥ずかし」
「バレンタイン そうか今日は 義理チョコか 何個かもらい 悪い気もせず」
「そういえば 何処か似ている 若と苦は 私若松 いい方解釈」