shin-1さんの日記

○行く人あり来る人あり

 日本をかすめた台風20号は時速100キロという信じられない早さで足早にはるか北の海へ去って行き、変わって秋の高気圧が張り出してきました。昨日から爽やかな秋晴れです。しかし日本列島は狭いと言いながら東西南北に細長く、友人と旅をしている島根県雲南市の松島さんから昨日電話が入り、北海道は凄い荒れようだったようで、楽しみにしていたアイヌの祭りも中止になったようでした。松島さんは釧路湿原を見に行ったある場所で、私の名前の入ったポスターを偶然にも見つけたようで、懐かしさのあまりに電話してくれたのです。

 そうなんです。私は今週末10月30日釧路青年会議所が主催するくしろ夕日プロジェクト2009「くしろ夕日シンポジウム」の基調講演に招かれていて、明日空路松山~羽田~釧路へ旅立つのです。これまでにも夕日と言えば四国えひめの若松に聞けと言わんばかりに、島根県松江市などへお邪魔していますが、今回もお言葉に甘えて忙しいスケジュールを調整して僅か一泊二日の北海道への旅と相成ったのです。

 そんなこんなで相変わらず日本列島講演一人旅を木になるカバンを持って楽しんでいますが、このように私が行く旅もあれば、人が私やわが町を訪ねて来る旅もあるのですから世の中は面白いものです。

若松進一ブログ
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 昨日はえひめ地域政策研究センターの松本さんの依頼で、研修を受け入れました。松本さんは今年度地域活性化センターの主催する地域づくり塾に参加していますが、その現地研修を受け入れたのです。一行は全て自治体職員で、内子や保内を訪ね帰りに双海を訪ねるスケジュールのようでした。午前中大学の授業があったので、終了後急いでシーサイド公園まで引き返し、昼食会食をしながら私の話を聞いてもらいました。また公園内を歩きながら話したり、イベントホールで少し議論をして束の間の研修を終え飛行場へと向かわれました。


 私もこの手の研修には若いころから参加して腕と頭を磨いてきました。残念ながら凡人ゆえ腕も頭も素材が悪いだけに未だ光ってはいませんが、それでも行く先々で出会った人に教えを請い、物まねから始めてそれがいいアイディアを生んでゆくきっかけになったのです。いわば潜在能力を高めれたと思っています。潜在能力はそのままだと知っているだけで何の役にも立たない知識ですが、知識を知恵に置換する能力さえ身につければ、それこそオンリーワンとなって大きな成果を生んで行くのです。

 ゆえに鉄は熱いうちに打たねばなりません。若い人たちはもっともつと旅をして武者修行をして、いつか役に立つ日を迎えて欲しいと思いました。

 「何を求める 風の中ゆく」 山頭火


  「行く人も 来る人もあり それぞれに 何かを求め 風の中ゆく」

  「向かい風 追い風変える 時が来る 同じ風中 風見鳥なる」

  「行政に 身を置く甘え 気がついて タダの学びを 深く戒め」

  「飯食った お土産買った 潤った 地域活性 視察効果だ」 

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