shin-1さんの日記

○今年もサツマイモは豊作でした

若松進一ブログ

 町内や近所の農家では、サツマイモの作付をしたものの、イノシシの被害に遭って収穫ゼロといったお手上げの声を耳にしてきました。人間牧場は頑丈な魚網と沢山のイノシシ脅しに守られて今日まで持ちこたえてきました。昨日の段階では直ぐ横の畑や道をイノシシが荒した後が生々しく残っていただけに、間一髪被害を免れた感じがしました。

 昨日は人間牧場で芋掘りと収穫祭を行いました。あいにくの曇り空で少しの雨が心配される天気予報でしたが、少し肌寒い感じはしたものの風もなく穏やかな一日でした。8時30分総合支所前に集合した子どもたちはいつもの通り車に乗って元気にやってきました。宮栄館長さんのあいさつの後私が、サツマイモの思い出、人間進化論、季節の話などについて少しだけ講話をした後早速芋畑に出て芋掘りに挑戦です。

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(まず周りに張り巡らせていた囲い網を取り外しました)

 5月23日、マルチ栽培と稲ワラ栽培を比較するため植えたサツマイモはその後ツルを茂らせ、水やりや除草、それに草刈りなど言い訳程度の肥培管理を公民館職員と私が行って育ててきました。まず周りを囲っていた網を取り払いツルを切りましたが、待ちきれない子どもたちは早々と畑に入り芋を掘っていました。

 今年は沖合に浮かぶ宮本常一ゆかりの山口県周防大島から種イモを取り寄せ、苗床に伏せて大事に育ててきたのです。試し掘りもしないままいきなり収穫作業をしましたが、マルチ栽培と稲ワラ栽培の収穫量はそれほど変わらないようでした。子どもたちは土の中かにサツマイモを見つける度に歓声を上げながら一時間ほど作業をして、約60キロのサツマイモを収穫しました。

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(ころ合いなサツマイモが沢山収穫できました)

 早速採れたばかりのサツマイモを水洗いして芋料理に挑戦しました。今年のメニューは新調なったかまどでサツマイモご飯を炊き、サツマイモの天ぷらと、野草の天ぷらを作るのです。人間牧場の敷地内で採れる野草を私が前もって見本に採集して子どもたちに見せました。後は子どもたちが採集ウォッチングするのです。ノビル、サツマイモの茎、クローバー、ヨモギ、オオバコ、フキ、イタドリ・カズラの芽、タンポポなどなど切りがないほど採れるのです。変わったものではツワブキの花や牧場内にある柿もチップスにするととても美味しいのです。子どもたちは「えっ、こんなものが食べれるの?」と半信半疑でしたが、早速調理し弁当風に盛りつけたパックを一個ずついただきながら「美味しい美味しい」を連発していました。

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(子どもたちも料理に挑戦しました)
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(野草やサツマイモの天ぷら料理風景)
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(出来上がった弁当)

 ウッドデッキの上に敷いたビニールシートの上での昼食には、今年取り組んだハチミツも振る舞いました。サツマイモのケンピ風な料理の上にハチミツを垂らして食べるとまるで大学芋のような味がしました。子どもたちには大好評でした。早速貴重なハチミツを一瓶を商品にしてじゃんけんゲームをしましたが、最後まで残ったのはボランティアで参加した婦人会の前野さんでした。

 かくして今年も多くの人に支えられ、何かと話題の多いプログラムは全て無事終了しましたが、人間牧場の活動も5年目に入り、ある意味実験は成功したように思います。これからは人間牧場で育てた作物を使って色々な料理に挑戦するのも一考です。梅ジュースや梅ジャム、コンニャクづくりなど、昨日の野草の天ぷらと同じようにバリエーションは広がるのです。これからも大人や子どがみんなで楽しい思い出を作りたいと思っています。

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  「芋飯を かまどで炊いて 食べました 美味しい連発 破顔一笑」

  「カマキリも 途中飛び入り デッキにて 収穫祝う 秋の深まり」

  「こんなもの 食べれるかしら 首かしげ 野草天ぷら 美味いうまいと」

  「


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