○「サプリメントはいかがですか」との電話勧誘
どこでどう調べてくるのか分りませんが、つい最近時々私の元へ色々な電話がかかってきます。振り込め詐欺の類ではないので気にも留めていませんが、どうやらサプリメントを飲んで元気にならないかという勧誘のようなのです。今日もその電話が午前中かかってきました。中年の女性が美しい声で言葉巧みに言うものですから田舎者で助べな私などは、ついつい電話の話しに引き込まれて、聞かれるまま話し込んでしまうのです。65歳になった初老の私に勧めるものといえば、青汁、黒酢、くらいなものでしょうが、今日はヒアルロンサン、コラーゲン、コンドロイチンを配合した今話題のサプリメントだそうです。しかも150パーセント増量、今なら半額でご提供、もし効果がなければ返品可能、有名な○○さんも常飲ンして効果があったなどと、まあいいことずくめ宣伝文句を並べ立てて勧誘するのです。しかも「このサプリメントは厚生省のお墨付きを頂いている安心安全なものなので・・・」と続けば誰だって「買ってみようかな」と思うのは当然のことかも知れないのです。
私たちの日々の食生活は余程注意をして生活しないと確かに偏ってしまうのです。胆のう摘出手術をした病歴のある私のために妻は毎日手作りでバランスの取れた食事を作ってくれていますが、それでも野菜不足は否めずこの2~3日を振り返っただけでも緑黄野菜などは少ない感じがします。宣伝文句が本当ならばこんな場合青汁を飲んで栄養補助すれば、元気モリモリになるはずなのです。
私が一番気になるのは、医薬品を含めお客様の健康を守るはずのドラッグストアーで、「はてこんなもの本当に体にいいのだろうか」と疑うような安売りの菓子類や食品類が置かれているのを見るからです。妻と一緒に時々ドラッグストアーに行くことがありますが、最近は安売りの豆腐なども置かれていて、それがかなり売れているのですから消費者は何を基準に買物をしているのか疑いたくなるのです。
親父は夕方になるとテレビをつけ水戸黄門などの時代劇を見ることが楽しみな日課になっています。時々そのテレビを見ると、目のかすみ、耳が聞こえにくい、足腰の弱ったと日ごろ嘆いている、水戸黄門を見ているであろう視聴者に向けて、目にはブルーベリー、足腰の痛みにはコラーゲンやヒアルロンサンなどと、これでもかと言わんばかりにコマーシャルが流れているのです。「○○袋突破」とか、「○○箱突破」という数字が本当ならばお年寄りたちは水戸黄門という時代劇に名を借りた商法の餌食になっているのかも知れないのです。
これらの健康補助食品が本当に体に聞くのであれば、さほど詮索する必要はありません。しかし「本当にそれほど効き目があるの?」と疑ってみるのも大事なことなのです。あるお医者さんが「病気になろうと思えば病院へ行くこと、ファーストフードを食べさせること、サプリメントを食べること」と言っているように、もう一度食生活について考えてみたいものです。
ちなみに勧誘の電話を切る一番の方法は、「今来客中なので後にして下さい」と言えばいいそうです。
「サプリどう 電話の向こう 声美人 その気にさせて 定期購入」
「一番は 妻の手料理 決めている お陰で病気 しなく一年」
「健康を 守る薬屋 安売りの 食品並べ ちぐはぐ商売」
「水戸黄門 印篭ならぬ サプリ売る 年寄り信じ 申し込んでる」