○長野県富士見町から視察研修にやって来ました
昨日は午前中伊予市いっぷく亭の皆さん、と午後は長野県富士見町の職員さんと、二つの団体を受け入れとても忙しい一日でした。午後の富士見町は職員4名の視察研修で、伊予市役所地域振興課からのご依頼で、事前にいただいた10数項目の質問事項に答える形で、これまでの町づくりの取り組みについて2時間ばかり話しこみました。忘れかけていた記憶を呼び戻し聞きたいという失敗談など交えながら話しました。
面談した富士見町の職員の方は総務課管財係、建設課生活環境係、住民福祉課社会福祉係、生涯学習課文化財係と、それぞれ幅の広い仕事を担当している若手の集団でした。既に「昇る夕日でまちづくり」や「今やれる青春」という私の自著本を買い求めて熟読しての研修だけに、微細な深く突っ込んだ話になりました。
大変失礼な話ですが、私はその町の存在を知りませんでした。富士見町といえば連想するのは日本一の富士山が見えるのだろうと思うのは当たり前の発想です。彼らの話で富士山や八ヶ岳が見えるということを聞いて、大体の場所を想像しながら話をしました。長野県へはこれまでにも飯田市、木曽福島や南牧村などへ出かけて馴染みの深い県なのですが富士見町へはまだ一度も行ったことがないのです。長野県は海のない県なので、人間牧場から見える瀬戸内海の眺望に感激の面持ちでした。
人間牧場を引き上げた一行はその足でわが家へやってきて「海の資料館「海舟館」、私設公民館「煙会所」を見学し、東屋「夕観所」で私の私的な活動にも触れていただきました。またせっかく西国四国へやってきたのでわが家の家庭菜園の隅にあるみかんの木のみかん狩りをほんのさわりだけ楽しんでいただきました。
昨日は夕日が落ちるのが17時27分ころなので夕日を見るため17時前にわが家を去って行きました。帰り際記念にと買い求めていただいている本にサインを求められました。塀の瓦の上で書いたためいい字では書けませんでした。握手をした分厚い手から伝わる力強いやる気のようなものを感じましたが、中堅職員と思しき彼らの今後の活躍に期待したいものです。
本当は10月8日に来る予定でしたが台風18号の上陸で延期されこの日の視察となりました。受け入れ窓口となった市役所双海事務所地域振興課の川本さんは、かつて私と一緒に仕事をした間柄です。すっかりたくましくなって観光などの仕事をやってくれていますが、やってきた富士見町の皆さんと同じように、これからの地方自治をしっかりと支えて欲しいと願っています。
「長野より 視察研修 やって来る 内面迫る 話し熱帯び」
「失敗の 話し山ほど して欲しい 事前のメモに 感心しきり」
「俺の本 事前に読んで 双海入り これは本物 手助けせねば」
「若かりし 頃の自分を 思い出す 日本全国 旅して歩く」