○モザンビークからのお客様に目を白黒
一昨日、グローバルネットの深井さんから、「土曜日の午後双海町の海岸清掃ボランティア活動に参加するのでぜひお会いしたい」というメールが入ってきました。深井さんは私のことを青年団、若松、剣道全国青年大会と結び付けてイメージしていたようですが、どうやらその若松とは私のいとこのことのようでした。でもグロ-バルネットのことは私も知っているのでせっかくの機会だからと、午後の予定が入っているので昼休みにお会いすることにしました。
深井さんはさすが活動家で、12時きっかりにわが家へ子ども二人を連れてやってきました。彼女のメールによるとアフリカモザンビークからお客さんを連れてくるというのです。私の家には外国人も時々来るのですが、私のようなも田舎者にとってアフリカの青年と会う機会はそれほど多くないだけに興味深々でした。居合わせた漏水修理工事の水道屋さんンも時ならぬ黒人男性の来訪に目を白黒させて遠巻きに見入っていました。
ティトシュさんというモザンビークの青年は紙の勉強で日本に来ているそうなのですが、英語の殆ど話せない私にとっては中々意思が伝えられず、深井さんと通訳役の高校生の娘さんを介して言葉少なに話をしました。ティトシュさんはわが家の海の資料館海舟館や私設公民館煙会所を興味深そうに見学していました。
日本は紙の文化だとよく言われています。障子や襖で仕切られた民家も、生活の洋風化で随分姿を消してドアの文化になりつつありますが、それでも紙は照明器具や掛け軸など至る所で日本らしい文化を醸しているのです。近くには内子町五十崎の天神手すき和紙などもあって、古い伝統が今に息づいています。
かつて海外派遣すれた人で構成している団体の県の会長をしていたこともあって、わが家へはこれまで沢山の外国人がホームスティしましたが、最近はそれも遠のいて人間牧場へ見学や交流にやって来るのみとなりましたが、余裕のできたこれからは英語も話せないけれど、交流を深めて行きたいと思いました。
昨日は双海の青空にパラグライダーが幾つも浮かんで、長閑な秋の一日でした。明日の体育の日と合わせると三連休という人もいて、人の動きがいつもより多く、シーサイド公園も沢山の人で賑わっていたようです。私が種をまいたシーサイド公園も、こうして多くの人がボランティア活動などによって守ってくれているのです。役場を退職するまでの僅か12年間でしたが、毎朝3時間たったひとりで清掃活動をしたことも無駄ではなかったようだと、改めて思いました。
それにしてもティトシュさんを連れてきた深井さんは娘さんがめぐみさん、息子さんが海さんという名前だそうで、深い恵み、深い海と読み替えるとこれまた楽しい名前です。めぐみさんは広島の大学への進学も2年後に外国へ留学することも決まっているそうで、外国人とこうして交流することは将来大いに役に立つようで、羨ましい限りです。
「外国人 わが家ひょっこり やって来た お目々パチクリ 居合わせた人」
「片言の 英語でハローが やっとです 言葉の壁を 身振り手振りで」
「握手する 手から伝わる 友情が 心揺さぶり グッバイまたね」
「久方に 外国人と 面談し 遠い昔の 外国思う」