○小さな小さなわが家の台風被害
日本の各地では大型台風18号の甚大な被害が連日のように新聞やテレビで報告されています。テレビに映し出される被害状況を見るにつけ、全国各地に住んでいる知人や友人の安否や被害が気にかかります。メールで
その都度確認しますが、北は北海道から南は沖縄まで知人友人のいる私にとってそれをすべて掌握することは難しく、顔や訪ねた場所をを思い出しつつ心を痛めている程度なのです。
大型で強い台風が直撃するかもしれないと早くからその対策をしてきましたが、幸せなことに私たちの町では台風の被害は殆どありませんでした。わが家でも裏山が近くてこれまでに2度も大きな災害に遭っているため、私と親父は早めに溝をさらったり吹き飛ばされそうなものを収納して対策を講じました。妻も懐中電灯や長靴、合羽などを用意していましたが、ことなきを得てホッとしたところです。
昨日の夕方郵便局の顔見知りの職員がリンゴの宅配便の注文書を持ってきました。わが家では年中リンゴが必需品なので毎年買い求めています。多分このリンゴ宅配便の発祥は何年か前台風で落ちたリンゴを地域支援の目的もあって始めたものなのですが、それがいつの間にか訳ありリンゴ、つまり落ちたり傷がついたりしたリンゴとなって続いているようです。
今回も台風の風で長野県や東北ではリンゴが随分落ちたと報じれれています。落ちたリンゴはまだ未熟のものもあって出荷できず、地中に穴を掘って埋めている様子がテレビで映し出されていました。収穫を楽しみにしていた矢先の打ちひしがれた農家の苦悩を思うと、胸が痛くなるのです。今年も訳ありリンゴの宅配便を利用したいと思っています。
私の家でもブルーベリーの鉢植えが倒れて木が折れたり、ブロッコリーが軒並み倒れたという記事を書きましたが、昨日は裏庭から太指ほどの竹を切りだし、竹の支柱を立てる作業をしました。70センチほどの長さに切った竹の根元を槍のように尖らせて立てて行くのです。親父が手伝ってくれて、私が立てた支柱にブロッコリーを一つ一つ丁寧に起こしてビニール紐で結んで行くのです。お陰で1時間余りの作業で何とか復元することができました。ブロッコリーやキャベツ、それに白菜などはかなり大きく成長していますが、気候が暖かかったため青虫がかなり発生して葉っぱを食べられていました。本当は自家菜園なので消毒はしたくないのですが、このままだと全滅する恐れがあるので、青虫を手で一つ一つ取っていましたが、追いつかないため今日の午前中親父と一緒にスミチオンの軽めの消毒をしました。
食べれるのはまだまだ先のことなので、このまま順調に成長してほしいと願っていますが、農業も中々難しいようです。
「吹き戻し 風に倒れた ブロッコリー 親父と二人 支柱で戻す」
「訳ありの リンゴ宅配 いかがかと 郵便局員 したたかやるね」
「あの人の 地域はいかが 思い出す 顔を浮かべて どうかご無事で」
「周到な 用意したけど 何事も なくて良かった 今度の台風」