○わが家の小さな台風被害
「今年は台風が来なくて良かったねえ」と台風シーズンが過ぎホッと胸を撫でていたのに、大型で強い台風が昨日から今日にかけて日本列島を直撃しています。昨晩は台風の動きが気になって12時過ぎまでテレビを観ていましたが、どうやら四国上陸は免れたものの、今朝5時過ぎに愛知県知多半島へ上陸しスピードを上げながら北上しているとのことでした。台風の目指す先には実りの季節を迎えたリンゴ畑があるはずで、農家の心労を思うと他人事ではないのです。
私たちの町は四国山脈を背にしているため、台風の風はいたって平穏で、昨晩から台風が近づいているとは思えない静けさでした。雨も大したことはなかったようで、警報が注意報に変わり西の空も明るくなっているようです。今朝6時に親父の隠居に行くと、「庭のブルーベリーの鉢植えが一鉢転げている」というのです。行ってみると一番大きな株の鉢植えがゴロリ横になっていました。早速元に戻すべく鉢底を少し鍬で堀り、蜂を埋めるような形で起しました。そして親父と二人で鉄筋を4本ハンマーで打ちこみ、小さなロープで固定しました。これでどんな風が吹こうとも安心です。
(ブルーベリーの復元作業を手伝ってくれる親父)
ブルーベリーの鉢植えが今年の春わが家に届いた時、親父はこうした風を想定して鉢の周りに鉄筋を打ち込み竹を通して固定してくれました。その時は「何でそんな仰々しいことをするのか」と鼻で笑って見ていました。その後も風など吹かなかったため、ブルーベリーの鉢植えは倒れることもなくスクスクト育って収穫期を迎えたのでした。その後は伸びるにまかせていて、少し頭でっかちになってはいますが何とか秋の頃を迎えているのです。今日倒れた一本は一番大きいのに固定することを忘れていたもので、今朝の惨状を見るにつけ、目先だけでなく将来のことを考えた親父の周到な準備に感心した次第です。
さてわが家庭菜園も台風が通り過ぎた後に吹く、吹き返しの洗礼をまともに受けて、これまで順調に育っていたブロッコリーがことごとく倒れてしまいました。今日は竹を切って根元に立て、根寄せをして元に戻す作業をしなければなりません。まあこのくらいの被害で済んだのですから有り難いことなのです。
(吹き戻しの風でなぎ倒されたブロッコリーやキャベツ)
今日は台風の襲来で、計画されていた研修会も様子見の状態だと昨日電話連絡がありました。間もなく出勤した担当者から第一報が届くものと思われますが、中止だと人間牧場へ出かけて台風後の点検したいと思っています。ここまで書き終わると、金融広報委員会の担当者から電話が入り、予定通り研修会をやるから出席をしてほしいとのことでした。
今日は今治市大西小学校へ金銭・金融教育実践校訪問で出かけます。帰りは夕方になるものと思われますが、台風一過の少し強めの風の中を安全運転で出かけます。
「台風の 吹き戻し風 鉢倒す 親父と二人 元に戻して」
「ブロッコリー 風の行く手を 見るように みんなお辞儀し 風になびいて」
「今頃は わが友信州 台風に 翻弄されて いるのだろうな」
「自然とは 偉いものだと 思いつつ 侮るなかれ 心新たに」