shin-1さんの日記

○ぎっくり腰

 今朝起きて、餅つきのためのモロブタ(餅を並べる木箱)を倉庫から出して洗いました。暗い倉庫の中から出すので、かなり窮屈な姿勢にならざるを得ませんでした。その折越に違和感を覚えましたが、それでもモロブタを洗った処までは何とか作業が進んだものの、持ち上げた瞬間ギクッと電気が走って、ぎっくり腰特有の腰に力が入らなくなってしまったのです。ふと昨年も年末年始にぎっくり腰になって難儀をした悪夢が蘇えりました。

 数日前も寝る前、妻が昨年のこの頃ぎっくり腰になった事を思い出して、「一度整体医院にでも行って体の手入れをした方がいいのでは」と忠告してくれましたが、「今年は大丈夫。腰痛体操もしているから」と鷹を食っていました。「ああ、あの時妻の忠告どおり整体で転ばぬ先の杖のように、揉んで貰っていたら」と悔やみましたが、これこそ後の祭りです。

 早速行きつけの松本整体院に妻が電話をかけてくれました。今日はあいにく日曜日で整体院もお休みなのですが、ぎっくり腰の窮状を知り尽くしている整体院は、私の難儀を察して10時半から診察施術をしてくれるという有り難いお話でした。もう少ししたら出かけようと思っています。

 ぎっくり腰になった原因は二つありました。その一つは一昨日のしめ縄作りです。ご存知のとおりしめ縄作りは胡坐をかいて足で藁の一方を押さえてする変則的な体系で2時間ほどやります。そのため作り終わった時にはこれまで使っていない腰の部分に張りを覚え、瞬間的に立ち上がれないような腰の固まりを感じたのです。


(お父さんの腹の上に乗せられてご満悦の長男の長男若松希心君です。久しぶりにわが家に帰ってきた可愛い孫を抱き過ぎて?腰がしこし可笑しくなりました)

 もう一つは孫が正月休みで息子夫婦と帰省したのです。内孫、しかも男の子とあって、跡継ぎ誕生の喜びで、昨日はなれない手つきで孫を抱きかかえ家の中を長時間右往左往しました。まだ四ヵ月の孫は、もう抱き癖や人見知りが出来て、私のような下手糞な抱き方には直ぐに飽きてぐずるのです。仕方がないので手を変え品を変え、まるでイナバウアーのゆな姿勢で孫をあやし続けました。「何よ、そのくらい」と言われそうなので、原因はその辺で留めたいと思いますが、馴れない事をするものではありません。

 ああ、折角の年末年始の休みが台無しだと思う反面、今日から息子とやる予定だった家のサッシ窓の掃除をしなくても済むかもしれないと、折から吹き始めた北西季節風が電線を揺らす音を聞きながら、机に向ってこのブログを書いています。もう整体医院に出かける時間になりましたので、この続きは帰ってからにします。

 10時30分の予約時間に間に合うように10時に家を出ました。昨日から吹き始めた北西の季節風は激しさを増し、海岸国道は高潮の越波で車はまるで塩水を被って走るようなものでした。すっかり顔なじみとなっている整体院の先生は、親切に対応して揉み解し、鍼を打って施術してくれました。背骨や腰のゆがみについて説明を受けながら過ごした30分余りの時間は患部に当る度に苦痛で顔を歪めながら過ごしました。明日も10時30分の予約を取って帰宅の途に着きました。鏡で自分の姿を見ると、腰が曲がって情けない格好です。妻は「一年の疲れが出たんだから、正月はゆっくり休んでください」と慰めの言葉を掛けてくれましたが、体力の衰えを感じながら今年も終わりそうです。

  「ビリビリと 電気が走り 腰痛む 整体通う 情けないやら」 

  「ああ俺も そんなお歳に なったのか 膝腰肩の 腰から痛む」

  「孫のせい いやいや孫の せいじゃない 日頃の精進 ツケが回りて」

  「腰痛い 親父笑って いたけれど 笑い返され どちらが歳だか」

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