○やっと書き終えた年賀状
毎年恒例のことながら、年の瀬も押し迫ると何かと慌しく、予定しているはずなのに年賀状を書く作業が遅れに遅れて、昨日やっと700枚ほどの年賀状を書き終えました。年賀状の裏書は印刷屋にお願いし、表の宛名書きはパソコンでプリントするのですから「書き終えた」という表現が当っているかどうかは分りません。むしろ「年賀状をプリントアウトし終えた」という方が正しいのかも知れません。それでもパソコンに入力しているこれまでの宛名を呼び出して整理し、新たな宛名を入力する作業はかなりの作業で、今年一年に貰った名刺を繰りながら、どうしても出さなければならない恩義をいただいている人を選んでは打ち込むのですが、途中で来客や電話があったりするものですから、途中で投げ出したりして中々前へ進まないのです。私のように広域的に歩く人間にとっては、たった一度の出会いの人が圧倒的に多いため、その名前と顔さえ一致しないのです。それでもブログと予定表を付け合せながら、訪ねた町や出会った人の顔を必死にめくりながら作業をするのです。
今年妻が買ってくれた年賀状は700枚、3万5千円もの出費です。でも私のダイレクトメールだと思えば元手なしで仕事が出来る私にとっては大切な顧客サービスなのです。その700枚にどう治めるかも苦労なのですが、公的仕事についていない自由人の私ですから、不義理はご容赦とばかりに700枚に納めました。
プリントアウトはエプソンのPM-A980という最新鋭のプリンターに変えているのでかなり速度が速くなりました。お陰様で今までのようなためし刷りや失敗もなく、700枚が全て印刷され、小脇に抱えて地元郵便局の窓口まで持って行き手渡し投函をしました。個人では多いほうなのか郵便局の女性職員も笑顔で受け取ってくれました。さてこの中に迷い子となって帰って来るものが何通あるのでしょう。昨年は5枚程度ありましたので、今年もその程度は覚悟しなければなりません。迷い子郵便の主な原因は住所を正しく書かなかったこちらにも責任があるのですが、年賀状の配達人がアルバイトという事情もあって、大まかな住所など探すこともなく「訪ね人不詳」のレッテルを貼られて帰って来るのです。
さて今年の年賀状に何を書いたかは貰った人しか分らないので貰った人のお楽しみなのですが、私は毎年その年に起こった自分の10大ニュースを「青春の履歴書」として書いています。今年も色々なことがありましたが、どうにか無事に終わりそうです。
わが家にとって今年は、二人の孫が誕生したことが何よりの朗報でした。世の中は少子化だと言われていますが、5月18日に長女夫婦に次男尚樹が、8月31日に長男夫婦に長男希心がそれぞれ生まれ、孫の数は一気に3倍にふくれ上がりました。それぞれ順調な成長を続けており、正月には長男夫婦も帰ってきて賑やかな正月になりそうです。しかし一方では昨日の義兄のガン手術や卒寿を迎えた親父の加齢など、叔父や叔母に当る親父の兄弟の加齢も気になっています。親父のすぐ下の叔父は少々認知症が認められ、老いの身を心配していますが、息子夫婦と同居してるため少しは安心しています。一方で命の誕生や成長を喜び、一方では加齢による衰退を気遣うという、いつまでたっても人間には喜びや不安が付きまとうものだと思います。
他人事ではなく自分達夫婦にも老いはこっそり忍び寄っています。今を楽しみ、今の連続を充実して生きることが人生だと、胸を張って生きていますが、さて来年はどんな一年になるのでしょう。
「年賀状 七百枚を 書き終えて ホッと一息 今年も色々」
「来年は 早く書こうと 心決め やってはみるが 終われば同じ」
「書くことが あるだけ良しと 思う年 来年こそと 進化を誓う」
「一枚も 書き損じなく 偉いぞと プリンター褒め 自分も褒める」