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○腐葉土つくりのための落ち葉拾い

 昨日は出張先の東京から帰って、久しぶりに人間牧場へ行きました。初冬とはいいながら風もなく穏やかな日だったので、透明のゴミ袋を妻に用意してもらい落ち葉拾いをしました。「落ち葉なんか集めて何にするの?」と言われそうですが、この落ち葉を使って腐葉土を作る計画です。

 人間牧場の農場でこの2年間子ども達と一緒にサツマイモを栽培していることは何度も紹介していますが、来年度は今年収穫したサツマイモの幾つかを保存しておき、種芋として目を出させてツルを取って命のリレーをしようという壮大な計画なのです。そのため愛媛県が公募しているバイオマス事業に応募しました。将来の環境を考える新しい事業なので、応募者が多いだろうし、こんなちっぽけな事業は考えても採択されることはないだろうと半信半疑の応募でしたが、何とこの事業が採択されてしまったのです。金額的には応募が多かったので総事業費10万円が多少減額されました。でも人間牧場は全て自前と決め込んで始めた事業でいささか心に引っかかりはあるものの、甘んじて受けようと、双海町からえひめ地域政策研究センターへ出向している松本さんの力を借りたり、教育委員会の皆さんと相談しながら、来年の少年少女おもしろ教室のプロローグとしてスタートする事にしたのです。

 昨日はその手始めに落ち葉を拾いに出かけました。2~3日前から双海町では木枯しが吹いたため道沿いの吹き溜まりにはクヌギや樫の葉っぱがかなりの量で落ちており、山の中を歩かなくてもどんどん集めることができました。僅か30分余りでナイロン袋に7つも拾い、トラックに積んで人間牧場の倉庫に運び入れました。近所の人がその仕草を見て、車を止めて不思議そうな目で見ながら通り過ぎて行きましたし、顔なじみの人は「進ちゃん、今度は何をしでかすの?」と笑いながら声を掛けてくれました。

 今週の土曜日には子ども達が土作りのためにやって来ます。そお作業の一貫なのですが、実はこの落ち葉にバイオマスペレットを混ぜて土の中に掘った穴に入れて発行させる計画なのです。そのためには2メートル四方の穴を掘らなければなりません。スコップと鍬を用意して倉庫の裏の空き地に穴を掘り始めましたが、これがまた中々の重労働で、すっかり非力になった私の力では中々骨のある作業でした。作業中長男から電話が入り、嬉しい事に手伝いに行くというのです。そうこうしているうちに長男がやって来て、体力に物をいわせてアッという間に掘ってくれました。

 持参していたコンパネを立ててどうにか様になりました。あいにく釘の買い置きがなく、道具箱の何本かを使って作業を終わりました。子ども達がやって来る今週の土曜日までには何とか完成したいのですが、今日からまた秋田への旅が始まり、その作業が中断してしまいそうなので、今日は新聞社の取材が入って下灘駅へ行く予定なので、その折にでも都合をつけて工事を続行したいと考えています。

 今朝は親父を病院へ連れて行く日なので、午前中は仕事になりません。年賀状の印刷原稿を今朝早く起きて作成し、とりあえず馴染みの印刷屋さんへ遅ればせながらファックスで送りました。今日からの秋田行きは今年最後の大仕事なので頑張ります。

  「道沿いの 落ち葉集めて 土作り 作業難航 息子手助け」

  「バイオマス 横文字使う 補助金が 採択されて またもや進化」

  「体力は 確実減って 口ばかり 息子見てると 羨ましいな」

  「葉を落す クヌギの木々の その下に 無数ドングリ 腐る運命」 

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