shin-1さんの日記

○冬の花

 わが家の庭には様々な木が植えられています。松・マキ・クロガネモチ・ヒイラギ・金木犀・ツツジ・ツゲ・南天・モミジ・柏・アセビ・椿など様々ですが、よく観察してみると冬咲く花木がありました。山茶花と椿と梅です。椿は早春の花で少し先になりますが、それでももう早咲きの椿は一輪二論花を咲かせ寒さに震えながらも凛としています。梅は開花宣言が出ないと咲かないのですが、選定をした切れ端を水に差しておくと何と台所で花が咲いているのです。

 今は山茶花が沢山花を咲かせています。生垣のつもりで植えた山茶花は殆ど赤い単弁なのですが、親父の手入れが良いのか地の利を得たのか、幹回りも茶碗程度に太り中々見応えのある木に育っています。

 山茶花はその名の通り茶花なのでしょうが、葉っぱも幹も花までも椿にそっくりです。椿と違うのは椿の花のように首からそっくり落ちるのではなく、花弁が散って何とも風情があります。先日のように山茶花の幹に雪が積ると雪の白と花の赤、それに木の緑が見事にマッチして、思わず抹茶をいただきながら一句ひねりたい心境になります。木の下はこれから少しの間散り行く花の花弁が赤く地面を染めてくれるのも風情です。これまではただただ日々が忙しく、季節の移ろいを感じぬまま時が流れていましたが、「小さい冬見つけた」の心境は風流にもデジタルカメラに収めました。

 今日は人間牧場へ上がって畑の水仙を切ってきます。畑には野生化した水仙が早くも花を咲かせています。正月用に梅の枝も切ってきて欲しいと妻から頼まれました。いよいよ今日から正月の準備作業が始まります。勤めている妻が家を出るとき様々な仕事を頼んで行きます。サンデー毎日の私としてはこれも仕事と割り切って毎日遊んでいます。

  「花愛でる余裕が少しできたのか庭に咲く花綺麗と思いつ」

  「山茶花の宿という歌口ずさみ一輪切りて書斎飾りぬ」

  「花の赤雪の白さに際立って自然織り成す姿をパチリ」

  「末息子記念に貰いしモチの木が切らず育って背丈を越える」

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