人間牧場

〇里山復活活動を始める

 私の住んでる双海町はご多分に漏れず過疎や高齢化、少子化の進む田舎です。車に乗れるので別に不便ではありませんが、山里には空き家や耕作放棄地が目立ち、この時期はそのことが一目で分かるように、公害草と呼んでいるセイタカアワダチソウの黄色い花や、カズラに覆われた所が多くなっています。

3年前に貰ったクヌギの苗木
植えたクヌギ苗は順調に育っています
もう4~5年もすれば落ち葉ストッカーもクヌギ林の中になるかも・・・

 何とかしたいと思うものの、思うに任せるほど田舎のマンパワー残量も少なく、荒れの進む里山をため息を吐きながら見つめていますが、それでも何とかしたいという思いが頭を持ち上げ、2~3年前から小さな自分でできる里山復活実験を、息子と2人で始めてます。きっかけは人間牧場に手造りした落ち葉ストッカーを使ったカブト虫養殖でした。

昨年と今年、息子はストッカーで養殖したカブト虫を100匹以上採取し、夏休みで帰省した子どもたちに、松山空港ロビーで無償配布し喜ばれました。3年前近所に住む友人の大野さんがドングリの実から育てたクヌギの木の苗木を、10本いただきました。それを落ち葉ストッカー横の斜面に植樹したところ、2~3本は草刈り機の餌食になったものの、適地だったのか残りは順調に育ち、早くも背丈ほどに成長しています。

 今年は松山にある護国神社の裏山や、近所のクヌギの木の下で拾い集めたドングリを、プランターに種として蒔いています。発芽が楽しみですが、来年からは本格的にクヌギの苗をドングリから育て、わが家所有の山を開墾して植えようと思っています。クヌギの木は成長が早く、15年で成木になるそうです。私の年齢から考えるとこの木が成木になって天を覆い、伐採できる90歳の年齢まで生きているかどうかそれは疑問ですが、多分一緒に植える息子が引き継いでくれるものと思っています。気の長~いクヌギの木のお話です。

「里山を 復活しようと ドングリを 拾い集めて 種として蒔く」

「3年前 貰って植えた クヌギ苗 その後順調 育って背丈」

「里山が 荒れた姿は もの寂し 何とかしたいが 何とも出来ぬ」

「苗植える? いつまで生きる つもりなん? 植えれば育つ 夢を託して」

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