人間牧場

〇妹の脳梗塞

 私は5人兄弟姉妹の2番目に生まれた長男です。妻は4人兄弟姉妹の3番目に生まれた長女です。妻は3年前末妹に、つい1週間前長兄に先立たれて、寂しい思いをしていますが、幸いわが兄弟姉妹はどうにか元気に過ごしています。ところがつい3日前の夕方末妹の体調に異変が起きました。自分の言動が少しおかしくなったようなので、旦那にそのことを伝え救急車を要請したようですが、あいにく消防署双海出張所には救急車1台しかなく出払っていたようでした。

 それでも脳梗塞の疑いがあるようなので、旦那は自分の車に乗せ途中で救急車に乗せてもらうよう手配し、松山の平成脳神経病院へ運んでもらいました。救急車内で計った血圧は200を超えていたそうですが、病院で適切な初期処置をして貰ったお陰で、とりあえず年末年始を挟んで1週間ほどは入院をしなければならなくなったものの、今のところ言動に後遺もなく推移をしているようで、ひとまず安心といったところです。

 一昨日近くに住む姉と一緒に、入院している病院へ見舞いに行きました。末妹といいながら年齢が60歳半ばになるとあれやこれやと身体に異変が起こるもので、思い当たることがあるとすれば、日ごろ血圧が少し高めで薬を飲んでいたようでした。妹はもう20年近くも前に務めていた農協を辞め、町内の菜の花畑で有名な閏住に小さな海産物のお店を構え、店は倒れたりもせず小さく繁盛し何とか商売をしていて、多少無理がたたったようでした。

 脳内や内臓は傍目からは何も分らず、気のつけようがないというのが正直なところでしょうが、妹は姉とともに常日頃から定期的にかかり付け医で検査をして万全を期していても、このようなことになるのです。先日新潟県糸魚川市で140件も燃える大火災が発生し世間を驚かせました。家事は初期消火が大事だと言われています。人間の病気も火事と同じように初期処置が何よりも大事です。旦那の機敏な対応が妹の身体を救ってくれました。有り難いことでした。

  「妹が つい3~4日前 脳梗塞 救急病院 運ばれ入院」

  「言動に 後遺症なく 一安心 人事でない 明日はわが身だ」

  「初期処置が 早くて大事に ならなんだ 家族みんなで コンプライアンス」

  「脳内や 内蔵見えぬ 場所ゆえに 時々検査が 必要かもね」

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