人間牧場

〇何がどうなっているのやら

 年末から年始にかけて県内のあちこちで、首長や市町議会の議員選挙が行なわれています。この状態は4月の統一地方選挙や夏の参議院議員選挙まで続くようですが、遠い雲の上のような存在の国会議員選挙もあれば、身近なわが市内の選挙まで、実に多くの選挙戦が繰り広げられるのです。選挙の度に知人や友人が出馬し、当選したり落選したりする姿をもう何十年も見てきました。当選すればそれなりの地位と栄光を手にし、選挙に使ったお金も戻ってきますが、落選すればそれはもう惨めで、世間の冷たい目と仕打ちが待っていて、使ったお金は全てどぶ川に捨てたと同じように帰ってこないのです。にもかかわらずまるで博打のような掛けに出る気持ちは、この国この町をよくしたいと思う純粋な気持ちも読み取れますが、当選した人たちのその後の行動を見ると、必ずしもそういう人ばかりではなく、地位と名誉が目当てだったような人もいのです。

 年末の衆議院解散後の選挙で大勝したのは自民党でした。安倍総理が就任後、たった一ヶ月でアベノミクスという言葉だけで、経済実態が変わった訳でもなく、何もしていないのに日本円は下がって1ドル91円になり、株価も1万2千円に跳ね上がったのですから、何がどう経済を動かしているのか、為替や株に縁遠い私たち庶民にはまったく理解ができないのです。「通貨の供給量を増やす。インフレターゲットを作る」政府がいった言葉はただそれだけなのに・・・・・。
 結局お金を沢山持っている少数の個人投資家と、人を束ねる大企業、それに無策な政治家がいつの時代も世の中を動かしているのだと思うと、そんな選挙の茶番劇に付き合うほど自分の人生は暇ではないと思うのです。そして残された人生をいかに自分流に生きるべきかを考え、今の自分の生き方が間違っていないことを確信するのです。

 私の町も合併して8年、そのことの検証もしないまま選挙になろうとしていますが、私の願いは、私の住んでいる町を景気も不景気も関係なく少しでもいい町にしたい、そして住んでいる人たちが幸せだと思って暮らせるようにしたい、また未来を背負う子どもたちや若者がしっかりと未来に向かって羽ばたけるようにしたいということです。勿論自分の残された人生もいい人生だったと思うような生き方がしたいのです。
 私がなけなしの財布をはたいて造った私設公民館煙会所も、海の資料館海舟館も、また人間牧場も全てその一点に凝縮した仕掛けなのですから、これからも大いにこれらの仕掛けを活用して活動したいものだと思っています。

 昨日私の従兄弟で下灘漁業組合の組合長が、久しぶりにわが家へやって来ました。私が23歳の時作った生活設計には、40歳で下灘漁業組合の組合長になると書いていただけに、彼の生き方に興味を持っているのです。私は体調を崩し役場職員に転職したためその夢は叶いませんでしたが、その後役場で4年間水産行政を担当し、今も愛媛海区漁業調整委員をしていて、多少なりとも漁業と関係を持っているので、漁業について大いに語りました。下灘漁協も漁船の数が往時の半分にまで激減、漁獲・魚価ともに厳しいようです。それでも私が関わった水産物荷捌き施設整備事業以来の大事業である、製氷施設が間もなく完成する朗報もあるようで、組合長の言葉も少し弾んでいるように聞こえました。

  「何語かな アベノミクスと いう言葉 ただこれだけで 為替や株価」

  「少数の 投資家たちの 手の平で 日本経済 翻弄される」

  「株・為替 関係も無く 暮らす俺 社会の隅で ひっそり生きる」

  「今の俺 宮沢賢治の 世界にて 満天仰ぎ 夢見て生きる」

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