shin-1さんの日記

○福井県美浜町の議員さんたちが視察にやってきました

 年中色々な団体や個人が視察に訪れる双海町ですが、とりわけ議員さんの視察は相変わらず多いようです。普通議員さんの研修は議会を通じて正式なルートで申し込みますが、視察予定の土日や夕方5時以降になると市役所や議会事務局は時間外や休日を理由に対応できないと断るのです。そんな場合は私の所へ直接電話をかけ交渉するのです。今回の視察は福井県の町村議員研修会に私が招かれ、そのよしみでの連絡ゆえに、また夕日が見える時間までとなると断られる恐れがあるので私が直交渉で引き受けました。

 私の町への視察は私の話が聞きたいという人がかなり多く、今日も私の話の後にシーサイド公園を視察し、その後人間牧場への案内を所望していましたが、残念ながら40人乗りの大型バスが入らず断念してしまいました。

 まず役場の大谷さんに約1か月前に連絡を取り、支所の会場を押さえていただきました。そしてパンフレットを人数分用意しました。2時半の到着という予定だったので、私は2時に外出先の八幡浜から帰り直接支所へ出向き待っていました。担当者はかなり実直な方で松前町を通過したと事前連絡が入り、支所へは20分も早い到着です。早速二階の会議室に案内し約50分も私がレクチャーしました。本来なら質問を受けるところですが、私がよくやる「時間が惜しいので歩きながら質問するよう」にいってシーサイド公園へ向かいました。

 今日のシーサイド公園は昨日、この秋始めて北西の風が吹いて海が荒れたため海岸にはかなりのゴミが漂着して美観を損ねていましたが、目を覆いながら気にせず案内しました。海辺の町の人なのでこれでもゴミが少ないと褒めてくれました。美浜町ではハングル文字の書かれた五海の漂着が多いそうで、どこも同じ悩みをか変えていると同情しきりでした。

 世の中ご縁はあるもので、今月3日に福井県公民館大会に招かれ勝山市へ出かけましたが、その折対談の進行役を務めていただいたのが美浜町中央公民館長の松井由起子さんだったのです。松井さんはその時の新聞掲載紙を見せて私のことを話されたそうで、私も松井さんに美浜町の議員さんや町長さんも見えられると予告をしていたのです。

 今日の議員さんたちは終始熱心に研修され、現場研修を終えて次の宿泊目的地である八幡浜へ旅立ちました。明日は八幡浜~大分県臼杵へ渡られ九州の視察地へ向かわれるそうでした。

 美浜町へはまだ行ったことがありませんが、水晶浜や三方五湖がある素晴らしい自然豊かな町です。また魚のぬか漬けへしこの美味しい所としても知られています。超一級の町から三流とも四流ともいえるわが町へ何を学びに来るのか知る由もありませんが、議長さんはじめ真摯な議員さんと出会い、また逆に活気をいただいたような気持になりました。ありがとうございました。

  「今日もまた 風の人なる 人々が 土の人なる われを訪ねて」

  「原子力 発電所持つ 裕福な 町だけあって エネルギッシュに」

  「議員とは いかなる役目 持つべきか 未だに見えぬ 議員品格」

  「環境も 働く場所も 大事だと いいつつ地方 次第に疲弊」 

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shin-1さんの日記

○八幡浜までの道

 私たちが結婚した昭和46年頃、妻の実家である八幡浜へ行くのには双海~長浜~大洲~夜昼トンネル~八幡浜のルートが一番近い道で、それでも1時間半はかかっていました。ところが海岸線の道が国道に昇格して改良が進み、さらに最大の難所といわれていたごぜヶ峠にトンネルが抜けてからは時間が一気に短縮されて、海岸線を利用するとわずか1時間弱で八幡浜に到着するのですから、道の効果は大変なものだと感心するのです。そんな道を通って今日は八幡浜市保内町の保内幼稚園へ行きました。秋真っただ中の瀬戸内は穏やかに晴れ渡り、とても気持ちのいい風景を右手に見ながら走りました。いつも見慣れた光景とはいいながら沖合には芸予の島々が綺麗に遠望でき、道端にはツワブキや野菊の花も咲き乱れ、「私は何て素敵な場所に住んでいるのだろう」と思った程です。また何気ない光景ですが小さく入り組んだ入り江には漁村もあったり、岬の向こうには伊方原子力発電所の白い建物が見え隠れしていました。


 合併して八幡浜となった保内町に入るとすぐ近くに旧保内町が建てた大きな看板があって、そこには裏側から見るとふたみシーサイド公園まで28キロと表示されていて、よその町の施設まで懇切丁寧に案内する南予人の人の良さが窺え、ここを通る度についつい嬉しくなるのです。

 やがて二つのトンネルを抜けるとやがて②キロ半もある長い長いトンネルに入りました。これが佐田岬半島の付け根を横切りるごぜヶ峠のトンネルです。このトンネルが抜けてから佐田岬半島頂上線潮風めりディーラインと夕やけこやけラインは結ばれ、すごく便利になったのです。

 今回で3度目となる保内幼稚園には予定より早く9時10分に到着しました。先生たちは今日の準備に余念がなく私は通された応接間で今日のノルマであるハガキを3枚したためました。これも生活の知恵なのです。やがて県教委の指導主事の先生たちや金融広報委員会の山下女史も見えられ、金銭教育指定校訪問の授業が始まりました。この日は「お祭り遊び」「お買い物ごっこ」「おじいちゃん・おばあちゃんとふれあい遊び」という3つのプログラムが用意されていました。もう既にこの地方の秋祭は終わっていますが、お神輿担ぎ、鹿踊り、唐獅子舞い、おしょうにん担ぎなどは作りものも良くできていて、地域文化を子供らしく見事に復元していて感心することばかりでした。

 お買い物ごっこもくじ引き、ユーヨー釣り、輪投げ、おやつ食べなどなど、遊びを通して世代間の交流が賑やかに行われ、田舎ならではの微笑ましい光景を目の当たりにしました。今日は指定校訪問なので何がしかの指導をしなければならない手はずになっていましたが、所要でどうしても先に帰らなければならなくなり、感想を述べることはできませんでした。でももし私に今日の感想を聞かれたら、多分「ベリーグー」と答えたでしょう。子どものころに覚えた伝統文化への関心は大きくなっても忘れることはないのです。

 百人以上の観客が詰めかけ、会場は熱気に包まれていました。その模様を写真に撮りましたので少し紹介しておきます。

(花神輿を担いで煉り歩く園児たち)
(五鹿の恰好がなんとも微笑ましい園児たち)
(南予名物の牛鬼も登場しました)

  「トンネルを 抜けるとそこは 黒潮の 恵みいただく みかんふるさと」 

  「獅子舞や 五鹿までも 出て踊る 偉いもんだね 三つ子の魂」

  「この子らに 教える人の 御苦労を 思うと余計 胸ジーンとして」

  「結婚の ころは遠いと 思ってた 今は実家も あっという間に」


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