shin-1さんの日記

○サギの被害に遭いました

 「わが家はサギに遭いました」と書けば、「えっ、ウソ~」とか、「えっ、本当?~」などと問い直され、「もしかして振り込め詐欺では」と言われそうですが、わが家が被害に遭ったのは詐欺ならぬ鳥サギの被害なのです。

 数日前の月曜日、娘たち家族が泊まりにやって来た折、倉庫の屋根に止まっている大きな鳥を見つけ大騒ぎをしていました。羽を広げれば1メートルもあるような娘たちにとっては見たこともない水鳥です。何年か前シーサイド公園の池の鯉がサギの被害に遭ったことを思い出し、どうも家の隅にある池の魚を狙っているようなので、石を投げて追っ払いました。多分この仕打ちに恐れをなしてもう来ないだろうと鷹を食っていたのです。ところが一昨日の朝そのサギが池に降り立ち、親父が朝晩餌をやって大切に育てていたフナ金10匹のうち7匹までが餌食に遭ってしまったのです。親父の落胆は相当なもので、後の3匹を守ろうと昨日は一日がかりで金網で池の蓋を作ったのです。金物屋へ金網と木枠の材料を買いに行き、朝からその作業に追われていました。しかしその作業中もサギは残った3匹のフナ金を狙い、金網の蓋ができる30分前、親父の目を盗んで残りの3匹を食べてしまい、どこかへ去って行きました。

 詐欺なら警察へ被害届を出すのですが、サギなので苦情窓口もなく自然の成り行きとして泣き寝入りするしかないのです。長年大切に育てていた大きな鯉が昨年、原因不明の病気にかかり死んだ時は、池まで潰して嘆き悲しんだ親父ですが、今回は買い始めてまだ1年足らずということもあって、以前ほどではないにしても、やはりショックはあるようです。

 前日やって来た息子に、別府養魚場でまた買い求めて欲しいと頼んでいました。詐欺ならいざ知らず鳥のサギも相当な悪者で、歳老いた親父のささやかな喜びを奪い取る行為は絶対許せないのです。今は主のいなくなった池の上に親父の作った金網の蓋がむなしく置いているのです。

 最近はシラサギなどの水鳥が沢山増えたような気がします。トラクターで田んぼを中耕している後ろでは、掘り起こされた土中から出たミミズを狙って臆することもなく群がっている光景を何度も見ましたし、アユが遡上するころになると、浅瀬で待ち構えて食べている水鳥をよく見かけます。またこれらの水鳥は淡水魚を食べるものとばかり思っていましたが、近頃は海辺にも集まって、カモメならぬ水鳥が小魚を啄んでいるのです。環境の変化を思わずにはいられないようです。

 人間が人間をだます振り込め詐欺も、日本全国では相当な数に上っていて、警察も強化月間を設けて高齢者が被害に遭わないよう本格的に取り組むようになりました。私も初期のころそのターゲットにされた経験がありますが、幸い未遂に終わりました。息子が交通事故を起こしたという想定で、息子は電話に出れないほど消沈していて、示談で済ませるからお金を振り込んで欲しいという犯人からの電話を聞いた時は、私もお金を用意しなければならないと思った程です。でもお金は妻が管理していて私は直ぐにお金を用意できないとワンクッション置いたお陰で難を逃れたのです。

 わが家は詐欺にも狙われ、今度はサギにまで狙われ人間より知恵が勝ったサギはものの見事に魚を奪って逃走して完全犯罪が成立しました。次回からは詐欺にもサギにも二度と会わぬよう備えを強くしたいと思いました。

  「詐欺ならぬ サギに魚を 食べられて 親父落胆 犯鳥逃走」

  「振り込めは 機転未遂で 良かったが サギの被害は これから先も」

  「このサギは 被害届も 出せぬので 結局最後 完全犯罪」

  「水鳥が 何故か増えてる 可笑しいな これも環境 変化と見るか」

 

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shin-1さんの日記

○生協コープえひめ合併5周年記念講演会・祝賀会

 昨夕コープえひめ合併5周年の記念講演会並びに祝賀会に出席しました。これまでにも結婚式や祝賀会など華やいだ式典や祝賀会には何度も出席し、それなりの席をいただきそれなりの役目を果たしてきましたが、受付で「若松さん、あなたの御席は4番のテーブルです」と知らされたので、広い会場に入りお目当ての席を探しましたが、4番テーブルに私の名前は見当たりませんでした。そのうち次々と列席者が詰めかけ、困ったなあと思いつつウロウロしていると、顔見知りであるコープえひめの白川さんやコープしこくの梶原さんが一緒に探してくれましたが、私の席は4番ならぬ3番のテーブルだったのです。前に5列並んだ1~5番のテーブルは普通は来賓席、しかも3番は主賓席なので、間違いではないのかな?と身分をわきまえて思いましたが、固辞することもできず指定された御席へとりあえず着席しました。しかし同じ席には講演予定の日本生協連の山下会長さん、コープえひめ理事長の大川さん、愛媛県県民環境部長の長野さん、松山市副市長の岡本さん、松山大学長の森本先生、愛媛経済同友会代表幹事の稲葉さんなど、内外の顔ともいえるそうそうたる顔ぶれなのです。こんな高い席をいただく理由もなく、少し沈んだ心になりましたが、それでも「日本の生協の未来について」と題した日本生協連山下会長さんの話に熱心に耳を傾けました。山下会長さんの話は中国ギョーザ事件の真相に触れながら、日本や外国の食に関する様々な問題点をあぶりだして話されました。生協連トップの話など滅多に聞けないので、改正生協法や生協の未来について聞くことができとても参考になりました。ただ惜しむらくは1時間半の講演予定が講師の思い違いか確認ができていなかったのか、2時間に引き延ばされたことです。私は時間延長してでも聞きたい話でしたが、祝賀会も予定されていて少し白けた雰囲気は否めませんでした。

 結局予定されていた松本専務のコープえひめ近況報告はカットされ時間は引き戻されましたが、私は次の会議がセットされていて、僅か30分間祝賀会に参加しただけでやむなく席を立たなければならなくなりました。しかし上席をいただいたご恩には報いなければならないと、メーンテーブルの方々と名刺を交換し少し長めのお話をさせてもらいました。取るに足らない私のイラスト名刺の効果は抜群で、皆さんそれぞれ私のことや夕日でまちづくりをして実績を上げた双海町のことはよくご存じで、むしろ逢いたかったと盛んに会話を求めていただき、観光やまちづくりについて様々な意見を求められました。

 コープえひめの有識者理事に就任して2年4ヶ月が経ちました。その間慣れない役職に翻弄されながら、月に一度の理事会に出席したり、生協がらみの研修会に参加したり、また機関紙にエッセーなどを書いてきましたが、今更ながら生協運動や活動の奥の深さを噛みしめいています。幸い大川理事長さんや松本専務さん、それに理事さんたちの温かい人間性に触れて少しずつ前へ進んでいるようです。その意味で昨日の山下会長さんの話は新居浜出身ということもあってとても参考になりました。

 この日は地元密着をPRする四国・九州アイランドリーグの選手の皆さんも会場に来ていて、ロビーや会場で盛んにPRや交流をしていました。また会場には今回の祝賀会の主催団体であるコープえひめ虹の会の皆さんも沢山いて、何年か前虹の会で講演したことがきっかけで、あちらこちらに招かれて話した顔見知りの方もいて、嬉しい再会となりました。全日空松山ホテル南館を後にした私は、その足で仲間の待つ次の会場へ小走りで出かけ、10時過ぎにその会も終わって帰宅の途につきました。

  「東京を 舞台に動く 著名人 話の奥を 探すは自分」

  「高い席 俺に不相応 面映ゆく それでも仕事 交遊温め」

  「ああ夕日 あなたですかと 手を握り 逢いたかったと 追い打ちかける」

  「生協に 入って知らぬ 世界知る 未熟さもろで 赤面しばしば」

  

 

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