人間牧場

〇梅の漬け込み

 今年の冬はことのほか寒かったため、梅やビワといった農作物の出来が心配されていましたが、いざ蓋を開けてみるとビワは豊作らしく、美味しいビワがわが家にもお裾分けで届き、毎日「美味い美味い」と言いながらご相伴に預かっています。梅の実も値崩れするほどの大豊作だそうで、行き場を失った梅の実は折角収穫しても、腐らせてしまうようです。わが家にビワの木はなく、木の上で袋かけをする重労働も、カラスの悪戯被害を心配することもなく、温々と人の作ったビワをいただき、ちゃっかり楽しんでいるのです。
 わが家の梅の畑も今年は大袈裟な言い方をすれば、史上一番の大豊作で、今月に入って本格的に収穫作業をしていますが、既に20キロ入りキャリーに15箱収穫していますが、取っても取っても終らず、まだ相当残っていて、この分だと20箱に届く、つまり20kg×20箱=400kgという数量になるのです。

無農薬の綺麗な梅の実

無農薬の綺麗な梅の実

梅の実の加工をする妻

梅の実の加工をする妻

 一昨日は朝から一日中小雨模様でしたが、日曜日だったため妻と私の二人で、ウッドデッキにザルやヘルスメーターなどの七つ道具を広げ、梅の実の加工を行ないました。加工といっても梅干しにする梅の塩漬けと梅シロップを作る砂糖漬けです。妻は塩と砂糖をスーパーで大量に買い込み、収穫した梅をまず選別してゴミやヘタを丹念に取り除き、発泡スチロールの箱に入れて綺麗に水洗いしたものを、ザルで水切りし、木陰に入れて乾燥させるのです。その梅の実をヘルスメーターで3キロずつ計量し、まずプラスチック容器の中にかなり大きなナイロン袋を入れます。こうすることによって雑菌が入って腐らないようにするのです。3キロを3回入れたところで20%の塩1.8kgを降りかけ、その作業3回で1樽に27kgを漬け込み、最後はカビ防止のためにホワイトリカーを2合ふりかけ、ナイロン袋の袋口をビニール紐できつく縛り蓋をして完了です。今年は梅の追熟が早いので、少し大目のホワイトリカーで減塩にも挑戦しています。

 梅干用の梅を4樽漬け終ると今度は梅酒作りです。わが家は梅酒というより梅シロップと言う方が正しいのかも知れません。8Lの広口瓶に3kgの梅を入れ、その上に2.5kgの砂糖を入れるのです。既に広口瓶は12本水洗いして用意をしていたので、砂糖を入れるのに少し苦労はしましたが、毎年やっている作業なので難なく仕上げました。大体1本の広口瓶で1.5升の梅シロップができる予定なので、1升瓶に換算すると18本分の梅シロップができる予定です。これで一年中の梅シロップは確保できるのです。漬け込んだ梅シロップ瓶は煙会所前の地下倉庫に入れて1年間熟成させ、来年のこの頃に新シロップが飲めるのです。梅シロップは冷水や温水で割って飲みますが、とても爽やかな飲み物で、またこのシロップを料理に使ったり、お裾分けして喜ばれているのです。

 梅干し加工は少し厄介で、夏の3日3晩の土用干しをしなければなりません。漬け込んだ梅の実をザルですくい上げ、サナに並べて天日乾燥と露取りをするのです。天日に干すことで赤い梅ができ、露取りで柔らかい梅に仕上がりますす。天日干しした梅は瓶に詰められ、紫蘇を入れて梅汁を入れて本漬け込みが終了するのです。こんな手の込んだ作業は今の若者には受け入れ難く、もう私たちの代で終りそうな雲行きです。それでも一年中塩分を少し控え目の梅干しを、毎日一個ずつ食べているお陰で健康だと、梅干しに感謝しつつ、夫婦揃って梅の加工に今年も挑戦しました。親類や近所、漁協のおばちゃんたちに梅を差し上げ喜ばれましたが、残りの取り残している梅の収穫をどうしようか?、思案しているこの頃です。

  「今年ほど 梅ができたの 初めてと 豊作祝い 豊作疲労」

  「この梅が 何で梅干し なるの?聞く 孫の不思議に いちいち説明」

  「梅ジュース みんな大好き 愛飲家 お陰でわが家 胃腸が丈夫」

  「梅干しも 梅酒もわれら 世代まで 作る手間暇 若い人には」

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