人間牧場

〇子ども教室体験塾(山の向うに何がある・その2)

 普通は峠を越えると隣町なのですが、峠を越えてしばらく歩いても双海町の領域は続きます。曲がりくねった山道をかなり長い距離下ると、法師という平家の落人が住み着いたという集落へ辿り着きました。集落といっても少し高い所にあるため、杉木立で見えないし今は住む人もなく、廃村となっているのです。川沿いに一軒セカンドハウスのような建物が建っていますが、誰が住んでいるのかも分からぬまま、矢落川にかかる橋の上で、私が少しだけ法師について故事来歴を立ち話でお話し、再び歩き始めました。

熊野神社に参拝

 

亀本さんと西田さんのお話を聞きました

そのうち伊予市双海町と大洲市田処の境界を越え、枝分かれの道にかかる橋を渡って川の右岸から左岸に位置を変え、水飲み場まで下りました。この水は天然水なの、で健康のために水を汲みに来る人が多いと聞きました。この日も何処かの見知らぬおじさんがペットボトルを何本も持参して、盛んに水を汲んでいました。私や数人も手で掬って水を飲ませていただきましたが、夏に飲んだときの冷たさはなく、外気温が冷たくなったこの頃は、少し温かく感じました。水を汲んでいた叔父さんの話によると、この水で炊いたご飯も、沸かしたお茶やコーヒーも、すこぶる美味しいと言っていました。

楽しかったレクリェーション

 手元の時計で所要時間を調べると、予想以上に早いペースで歩いたため、少し早く到着しそうなので、予定を変更し道沿い上にある、熊野神社に参拝することにしました。この神社ではほたる祭りの時、県指定の無形文化財である藤縄夜神楽が奉納される場所だし、大洲市指定天然記念物「かやの樹」の大木があるのです。参拝したりここで記念写真を撮ったりして時間調整し、田処集落にかかる二つの橋を相次いで渡り、目的地である田処小学校へ約2時間で到着しました。下り道が多いこともあって、私たちの歩いたスピードは時速4.2kmといったところで、多少足腰に張りを感じると訴えるものの、落伍者もなく全員元気で完歩したのです。

 活性化センターでは西田さんと亀本さんに出迎えて貰い中に入りましたが、打ち合わせどおり既に室内にはゴザと座布団が敷かれ、温かいストーブが5台入っていました。大杉年輪塾の徳田さんや堀内さんたちも応援に駆けつけ、私たちのために台所でドーナツ棒を揚げていました。トイレ休憩が終ると体育館内で、少しレクリェーションゲームをみんなでやりました。
 その後お願いしていた西田さんの話を聞きました。西田さんは元小学校の先生だけあって、田処の様子や遍歴を微細に分かりやすく話していただきましたが、私は前もって前日活性化センター前の駐車場まで持ってきておいた軽四トラックを運転して、足早に帰宅の途に着きました。一行はその後ストーブの周りで昼食弁当を食べ、迎えのバスで峠を越えてコミセンまで無事帰り散会したと、赤石公民館主事さんからお礼と報告の携帯電話が、私の講演先へ入りました。今回はいい企画でした。また天気もそれなりに持ち、スタッフも充実していて、思い出に残るプログラムとなりました。明くる日参加者の足腰は如何だったでしょうか?。

  「峠越え 山の向うに 何がある? ワイワイガヤガヤ お喋りしつつ」

  「歩く距離 8.4キロ 時速だと 4.1キロ 全員完歩」

  「有難や 友人たちが 集まって 一行歓待 涙出るほど」

  「お土産に 大きな柿を 二つずつ いただき帰る 見送り受けて」 

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