人間牧場

○ジョン万次郎の足跡を辿るエクスカーション(その5)

 ジョン万塾の勉強会と交流会を終えた私たち年輪塾の一行は、明くる22日山出温泉を午前8時に出発し、宿毛経由でジョン万次郎の足跡を辿るべく土佐清水市へ向かいました。愛南から土佐清水へ向かうには大月を通る海岸周りと山周りがありますが、今回は山周りのルートを走りました。集合場所である道の駅めじかへそれぞれが乗り合わせた車に分乗して走るので、早く到着する人もいれば少し遅れて到着する人もいましたが、何とか迷い子になることもなく全員が揃いました。

大迫力の万次郎少年の像

 青野さんの案内で先ず向かったのは、足摺岬の付け根付近にあるジョン万次郎資料館です。資料館の近く土佐清水市あしずり港公園に万次郎少年像がありました。この像の前に立つのは今回が3度目ですが、いつ見ても素晴らしい他に比類なき立派な像です。この像は遭難し流されて5ヶ月間暮らした鳥島で、捕鯨船ジョン・ホーランド号を発見した時の、助けを求める5人の漁師の姿がとてもリアルに表現されています。鳥島や太平洋の荒波をイメージしたバックのスケールの大きいモニュメントも大迫力で、見るものを圧倒するのです。

モニュメント

 

 

 

 

 

 

 

 

穴から見える「空」という文字

穴から見える「人」という文字

穴から見える「時」という文字

 見落としがちな横の看板に、「冒険とは夢を形にする行動力である」という言葉が書かれていました。この言葉は望郷の念に駆られゴールドラッシュに沸き返るアメリカで砂金をすくい、600ドルを稼いで帰国準備のためにボート「アドベンチャー号(冒険号)」を買い、商船サラボイト号に積んで日本に向かったジョン万次郎の心をよく表している言葉で、私の最も好きな言葉のひとつなのです。岬に模した少年像の直ぐ近くの場所に素敵な別のモニュメントが建っていました。3つの穴を覗くと「空」「時」「人」という文字が見えました。穴の開いていない穴からは何も見えず、多分「無」という文字が隠されているのではないかと想像しながらみんなで覗き込みました。

ジョン万次郎資料館

 

 

 

 

 

 

 

 

万次郎のドラマはこのかつお船で始まった

 記念館では企画展が行なわれていましたが、船の模型が沢山集められていたものの、ジョン万次郎たち五人が乗って漁に出て遭難したかつお船や、鳥島で救助された捕鯨船ジョン・ホーランド号、海を渡った咸臨丸、日本に帰るために購入したアドベンチャー号など以外は目新しい発見はありませんでした。ジョン万次郎直筆の英語の表記掛け軸(複製)以外はジョン万次郎自身の書なども見当たりませんでした。皆さんはショップで本を買ったり、カツオバーガーを買ったりしていました。それでも前日の青野さんの話を思い出しながらジョン万次郎の足跡をしっかりと辿ることができたようです。

  「オプショナル ツアーでジョン万 足跡を 辿り辿りて 足摺岬」

  「看板に 書かれた言葉 反芻す 行動なくば 風も起こらぬ」

  「船でしか 外国行けぬ 時代経て 今は空路 何処へも行ける」

  「物言わぬ 万次郎像が 言っている しっかり生きろ 遅くはないと」    

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