shin-1さんの日記

投稿者: | 2009年10月14日

○飛び込みのお客さんへのお接待

 昨日飛び込みで東北からお客さんがやってきました。この方のおっしゃるのには私を紹介した朝日新聞の記事を読んだそうで、四国を回る旅の途中道の駅ふたみシーサイド公園に立ち寄った際、突然そのことを思い出したそうです。特産品センターふたみんCの職員に私のことを伝え、電話がかかってきたのです。運よく自宅にいた私が電話に出ると、「急ぐ旅でもないのでどうしてもお会いして話しが聞きたい」と、半ば強引に迫ってきました。昨日は頼まれた原稿書きの締め切りが近付いていて、どうしても昨日中に仕上げなければならないと意気込んでいた矢先だっただけに、内心は断りたかったのですがそうもゆかOKしてしまいました。

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(わが家果樹園のみかんの木)

 そのお客さんは岩手の方だそうで、聞けばご夫婦でのんびりと退職記念の旅を続けているのだそうでした。少し肌寒かったので私設公民館煙会所の囲炉裏部屋に通し、友人浜田さんいただきもののお菓子を添えて温かい素茶を出しもてなしました。ここ解けの話ですがその茶葉は葬儀のお返しにいただいた八女茶なのです。

 ひとしきり話し込んだ後私がお茶碗の後片づけをしている間、外に出て海の資料館海舟館や家庭菜園を見て回っていました。わが家の家庭菜園には続いて果樹園があり、極早生のミカンが黄色く色づいて収穫の時を迎えているのです。目敏く見つけたその方はみかんの木になっているのが珍しいのか、急いで車に戻ってデジカメを取り出し、夫婦お二人で盛んに写真を撮っていました。二人並んだところを撮ってあげ、彩果鋏を用意して収穫したらと勧めるととても喜んで、みかん狩りを楽しんでいました。二人は思わぬチャンスに感激し、自分で摘んだみかんを美味しい美味しいと連発して食べていました。

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(この枝を切って差し上げました)

 たわわに実ったみかんの枝を果実がついたまま切り取り、段ボールを用意して摘んだみかんの上に乗せ10キロ程度差し上げました。見ず知らずの飛び込みの客にこうまですることはないのですが、私にとってはこれが我が家流のおせったいなのです。

 結果的にその夫婦はわが家で2時間も過ごし、居合わせた親父とも会話をして帰って行きました。お陰で私の原稿書きは完全にストップして、夕方予定していた集会に出席するため諦めてしまったのです。でも「まあいいか」と袖すりあった人との出会いを喜んだ午後のひと時でした。

 夜遅く集会を終えて自宅へ帰ると時ならぬ携帯電話です。電話に出ると、道後温泉に泊まっているという昼間の夫婦からお礼の電話でした。「嬉しかった」「初めてみかん摘みを体験し感激した」「お土産にいただいた枝ごとみかんは今夕宅配便で自宅に送った」「あなたの親切は忘れない」「いい生き方を見習いたい」などなどでした。傍にいた妻に昼間のことや電話の内容を話してやると、「お父さん、今日はいい一日だったね」と感想を述べてくれました。妻の言うとおり本当にいい一日でした。


  「ありふれた みかんの木なり 東北じゃ ない故心 ときめきながら」

  「お接待 何気ないから いいのです 葬儀いただく お茶を差し出す」

  「夜遅く 泊まる宿から 電話入る 旅先受けた 恩に感謝し」

  「今頃は 私の摘みし 枝みかん 宅配便にて 東北目指す」