shin-1さんの日記

投稿者: | 2009年10月7日

○忌まわしい過去を思い出す雨の朝

 「お父さん、台風が来そうなので長靴を買ってきたよ」と、昨日の夕方荷物を提げて妻が仕事から帰ってきました。今年は台風上陸ゼロだと喜んでいたのに、台風18号が進路を北寄りに向きを変え、本土上陸を覗っているようなのです。秋めいて日本付近の海水温度が少し下がってきたためこれ以上台風が発達することはないと思われますが、テレビで見る限りは台風の目もしっかりしてかなり強力な台風であることは間違いないようです。

 わが妻が台風に過敏な反応を示すのは、わが家が過去2回も台風の洗礼を受け、裏山が崩れ土砂災害に遭っているからなのです。同じ場所が二度も崩れているのですから台風や大雨は不安で寝れないようで、○○症候群という一種の病気なのかも知れないのです。

 一回目の土砂崩れは公民館主事をしていたころですからもう30年も前の出来事です。朝方何か鈍い音がしました。起きて勝手口の窓ガラスの向こうに何やら庭木のようなものがあることに気がつきました。勝手口は既に土砂に埋まって開きませんでした。急いで着替えて玄関から外に出てびっくり仰天、大量の土砂が庭を埋め尽くしているのです。かなり大きな土砂崩れでした。当時の愛媛新聞夕刊には、「双海町役場公民館主事の若松さん宅の裏山が崩れ・・・」と書かれているのです。

 この災害は長雨被害対策という事業に組み込まれ、その後1割の負担を余儀なくされましたが、大きなコンクリートの防災工事が行われました。


 二回目の土砂崩れは私が教育長をしていた時ですからまだそんなに時間は経っていないのです。防災工事も完了して安心していましたが、その時は未曽有の大雨と大風で裏山がひとつ動くほどの災害で、愛媛県下に大きな台風被害が出た時でした。ご多分にもれずわが屋の裏山も大量の土砂が防災堤防を乗り越えて襲ってきたのです。消防団が出動し援助の手を差し伸べてくれましたが、土砂の除去と片づけは自ら行わなければならず難儀をしたことを覚えていますし、その落ちてきた木々をチェンソーで伐採中に誤って向こうスネをチェンソーで断裂して救急車で県立中央病院に運ばれ手術の結果20日間の入院を余儀なくされたのです。スネの古傷を見るにつけ当時の忌まわしい過去が蘇ってくるのです。

 今は天気予報が驚くほど発達して、特に台風情報は刻々と変化する情報が瞬時に入ってきます。またインターネットでも見ようと思えばもっと詳しく情報を入手することができるのです。今回の台風18号もこれまで日本を襲った台風とコースや勢力がよく似ている昨日あたりから情報が流され警戒を呼び掛けているようです。

 教は大学の授業があって留守にしますが、妻は早くも「仕事が終わったら早く帰ってね」と言っているし、昨晩は早々と明日の会議が中止になるかもしれないという予告電話が入ってきました。今日は一日日本列島の各地は台風モードになるものと思われます。つくづくと自然の力の大きさに感心しながら雨の朝を迎えました。


  「雨・台風 聞く度うずく 古傷を さすりてどうか 何事もなく」

  「早々と 妻長靴を 買い帰る 台風接近 合羽も用意」

  「やけ静か 嵐の前の 仕業かも 準備おさおさ 怠りなきよう」

  「松山は 秋の祭りと 張り切るが 水を差すよな 雨にたたられ」