shin-1さんの日記

投稿者: | 2009年10月6日

○バスはバスなりメリットが

 先日所用で遠出をしたとき高速バスに乗りました。私が時々利用する高速バスは、広島県バスセンターを起点に発着する中国地方行きと松山を起点に走る大阪行き、それに東京行きなどです。いずれのバスも得割り早割のある飛行機を除けば飛行機や新幹線などの料金と比べると半額程度なのが魅力で、回数券などを買うと更にお得で安くなるのです。年金暮らしとなった私には暇もたっぷりあるので安さの魅力に引かれるのです。

 バスの最大の欠点は乗車時間が長いことと交通渋滞などに巻き込まれたまに遅延することですが、飛行機のように飛ぶ時間より飛行場でのチェックインや荷物受取に時間がかかる時間的ロスや、欠航などのことを思えばバスは目的地も近くこの上ない便利な乗り物だと思うのです。

 私が高速深夜バスを利用する最大のメリットは寝ながらにして目的地へ着くということです。「若松さん、あんな狭い座席でよく寝れますねね。疲れませんか?」と尋ねられますが私はいたって平気です。座席に座って本を読み消灯まで必ず起きておく、これが私の眠る秘訣です。他の乗客のほとんどは座席に座るなり椅子を倒して寝むるのですが、たとえば松山を夕方6時30に出た東京行きのバスだと新宿に午前7時半に着きますが、12時間以上も眠れる訳がないのです。10時の消灯まで起きていると外が明るくなる時間まで眠ることができるという算段なのです。お陰で今はバスの中も私にとっては快適なタイムカプセルのようなもので、旅を楽しんでいます。

 世の中不景気になったのでしょうか、昔は若い人が中心だった深夜バスも、最近は中高年の人たちが沢山利用しているようです。

 先日バスの中で4人組の女性に出会いました。どうやら追っかけのような様子で「氷川きよしショー」を見に行くようでした。また別の二人組女性は「ヨン様」の追っかけのようでした。この人たちを見て隣の席に座った中年のおじさんたちが小声でひそひそ話していました。「世の中も変わったものじゃなあ。ええ歳こいたおばさんが、氷川きよしもヨン様もないものよ。自分の顔を鏡で見て欲しいよなあ」などと悪言の限りでした。最後には「わしらの嫁がこんなことしたら離婚してやる」なんて結末でした。確かに今の世の中どこかおかしい気もしますが、日ごろの憂さを晴らすにはこれもいいのではと、他人事ながら思いました。ちなみにこのことをわが妻に話すと、「私はそんなことしません。そんなお金と暇があるのだったらもっとあなたと旅行したい」とけなげで泣かせるような言葉が帰ってきました。

 先日こともあろうか、その深夜高速バスに私の大事なデジカメを忘れてしまいました。松山インター口で下車するため少し多めの荷物を預けるでもなく車内に持ち込みました。出先でいただいたお土産と一緒にビニール袋入れて座席の下に置いていました。やがてインター口で降り自宅へ帰り、はじめてカメラのないことに気がつきました。急いでバスの最終目的地である八幡浜営業所へ電話しましたが、バスはまだ到着していませんでした。私の連絡先へ電話が入ったのはそれから2時間後でしたが、忘れたカメラを営業所まで取りに行きことなきを得たのですが、妻の言うことには「カメラをバスに忘れるなんてあなたも歳ね」でした。そうです。私は日本でも一番ほやほやの前期高齢者のですから。

  「あなた歳 言って笑った 妻でさえ 眼鏡忘れて あちこち探す」

  「ヨン様を 追っかけしてる 気が知れぬ 旦那の顔が 見て見たいよね」

  「往復で 二万円もの 得をする 節約ですよ 高速バスは」

  「どこででも 眠る特技が 生かされて 座席でグーグー 朝を迎える」

  「寝れないと 言ってる割に よく寝てる 隣のおばさん 掃除機いびき」