shin-1さんの日記

投稿者: | 2007年12月23日

○妻の気配り

 「若松さんですか。昨日は美味しいみかんが届きました。いつも心に留めていただいてすみません。家族で美味しくいただきます」と、旅先の秋田県横手市に携帯電話がかかってきました。講演に出かけている、しかも講演が始まる前の緊張した時間にかかったものですから、相手の名前も聞こえにくかったし対応もそこそこに、「今秋田県横手市に来ています。間もなく講演が始まりますので失礼ですがまた後で」と小声で断りを入れて電話を切りました。講演の途中もそのことが気になって仕方がありませんでした。講演終了後携帯電話の着信履歴を読み出したのですが、相手の電話番号は公衆電話になっていてまるっきり分りませんでした。それでも「後で電話します」と言った手前、はてさてどうしたものかと、自宅へ電話をしました。妻もあいにく留守で、結局は明くる日の早朝になって、妻が私の知人友人にみかんを贈ったことが判明し、その中から思い当たる人に電話をかけ、会話が通じたのです。

 私は講演などで日本全国を一年中行脚しています。講演に行く先々で、公私にわたってお世話になり、縁もゆかりもないのにお土産までいただく奇特な人がいて、持ち帰る度にその人の話や町の話題を聞かせながらいただくのですが、過分なものをいただくと、妻はせっせとメモをして返礼に地元の特産品を送るのです。 

 私の町はみかんの産地です。また煮干しなどの海産物の産地でもあるのです。したがって主にそのようなものを送ってくれるのですが、私に余り相談もせず送るものですから、ついつい今回のように送ったことすら知らないで言葉が通じないことがよくあるのです。

 昨日北海道の佐呂間町から立派な帆立貝が届きました。高知県馬路村で開かれた全国大会で船木耕二知り合ったことがご縁で、紋別で開かれた網走管内の社会教育研究大会に招かれました。北海道といえば鮭やじゃがいもやシシャモなど、海の幸山の幸がどっさり獲れるところですが、佐呂間の船木耕二さんは帰りに立派なホタテの貝柱干物を土産に持たせてくれました。そのことが気になっていたのか、私に相談もなくみかんを贈ったそうです。シシャモを送ってくれた北海道鵡川町の菅原さんとともに・・・・。左様なことから帆立貝が届いたという訳です。勿論奥多摩の鈴木さんからはお菓子が、西土佐村の和田さんからは冬至だから風呂に入れろとユズまで届きました。

 船木さんから送られてきた帆立貝はこれまで食べたどの帆立貝よりも一流で、この2日間は妻と親父と三人で美味しい帆立貝の料理を堪能させていただきました。

 妻のこうした配慮は嬉しいもので、私の人間関係のよき潤滑油となっているのです。26歳で結婚して今日まで、波風もありましたが、妻の気配りに感謝するような余裕が持てる年代になりました。面と向って感謝の言葉を言えるほど器用な人間ではありませんが、それでも心の中ではちょっぴりだけ妻の気配りに感謝する今日この頃です。

  「おみかんを 送ってくれて 有難う 突然電話 何処の誰です?」

  「おみかんが 帆立の貝に 変身す 熱々食べて 北に思いを」

  「今晩は ユズのお風呂に 二人して 温もり友の 噂話を」

  「来た孫が 目敏く見つけ 封を切る 奥多摩鈴木 書かれた荷物」

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