shin-1さんの日記

投稿者: | 2007年12月20日

○今年最後の県外出張はかまくらで有名な秋田県横手市①

 「よく行く所があるものよ」と妻が呆れるほどに、今年も日本全国狭しと東西南北を駆け巡りましたが、年末も押し迫った17日から今日まで、最後の県外出張となるであろう長い旅をしてきました。今回の旅の目的地はかまくらで有名な秋田県横手市と、これまた最後の旅に相応しい遠くて、しかも思い出に残る旅となりました。

 今回の旅はのっけから私が列車に遅れるハプニングからスタートしました。観光カリスマ百選の一人である山梨県清里の舩木上次さんと、はやて5号で一緒に行こうと約束し彼は東京発、私は新宿から大宮まで出て、大宮から新幹線で落ち合う計画でした。しかし私がその列車に乗ることが出来ず一便遅れたため、結局は1時間も遅れて北上駅での合流となりました。目的地が秋田県横手市なのに、秋田新幹線で大曲まで行かず、北上駅まで担当者に迎えに来てもらう算段なのです。四国から遠く離れた東北地方のことゆえ土地勘も分らぬまま、相手たる市役所と交わしたメール連絡を頼りに列車に乗り込み、北上駅へ着きました。

 駅へはリムジンではないもののハイクラス?な車が待っていて、舩木上次さんと供の小林さん、市役所の高橋さん、佐藤さんに加えほくとう総研の青木さんと清水さんと中々賑やかなお出迎えでした。早速高速道路をひた走り横手に向かいましたが、北上から見える山々は既に白い雪をかぶり、横手が近づくにつれて道路の沿線にはかなりの積雪があって、いかにも重そうなボタン雪が音もなく降り続いていました。雪には縁遠い南国四国に住む私にとっては珍しい光景であり、流れては去る雪景色に目を奪われ、旅の疲れなどそっちのけで戸外の風景に見とれていました。

 やがて昼もとっくに回った12時30分に目的地の横手セントラルホテルに到着し、阿部産業経済部長さんの出迎えを受けご一緒に昼食をいただきました。列車に遅れ朝食を食べるのを忘れていたため、美味しい料理に舌鼓を打ちながら、しばらくの間面談し、後段で予定されているシンポジウムの出演者との打ち合わせ臨みました。パネラーは全員男性でしたが、コーディネーターは湯沢青年会議所の松田悦子さんというやり手で素敵な理事長さんでした。

(手前は観光カリスマの舩木さん、真ん中はJR秋田支社営業部長の石塚さん、向こうは湯沢青年会議所会長の松田さん)

(壇上に上がってシンポジウムをした現地パネラーの方々)

 前段は私と舩木さんの基調講演がそれぞれ1時間ずつ振り分けられていて、プログラムでは私が最初の出番でしたが、東京高輪のプリンスホテルで開かれた観光カリスマシンポで私の話術に痛めつけられた苦い経験を持っている舩木さんのわがままを通して舩木さんが最初にお話しました。彼の話はこれで3度目ですがいつ聞いても理路整然としていて、田舎物の私など非ではないと思うのですが、会場を笑いの渦に巻き込む術は不真面目な親父ギャグを連発する私に軍配が上がるようです。舩木さんの話を聞きながら18年間もフィールドバレエをやり続けている底力やポール・ラッシュの教えに導かれた高い見識を思うのです。

 そこへ行くと私の話はまるで田舎芝居のようで見劣りするものです。でもそれはそれとして、私も苦節20年、私なりに頑張って乗り越えて実績を上げてきたのですから、何ら臆することはあるまいと、最近磨き始めた話芸を披露しながら、丁度一時間お話しました。舩木さんの関東弁と私の関西弁のコントラストも良かったのか、会場の反応はとてもよく返って来ました。

 少しの休憩がありトイレに行きましたが、トイレの中で名刺交換が始まり、その後の食談交流会には100枚持参した名刺がすっからかんになってしまい、今年の県外出張の最高を記録しました。「名刺もそんなに安くはないのだから、安売りしないように」と、またマネージャーのような振る舞いをしている妻に叱られそうです。

 この日のテーマは観光でしたが、合併して10万人を超え秋田県では秋田市に次いで2番目の人口規模となった横手市には北国特有の素敵なイベントが沢山あり、これまで近隣市町村で自慢的に保存されてきた伝統が一つの街に集約されたような感じがしました。しかし余程これらの活用を上手く考えないと、大が小を潰して行きはしないか少し心配になりました。点を線で結ぶことやネットワークなどと言葉では簡単にいえても、資金的援助や情報的援助、人的援助がなければ、人口減少や高齢化に歯止めがかからない現状では厳しいものがあるようです。



(看板に偽りあり、観光カリスマ2大巨匠特別講演会の看板)

 それにしてもこの日の謳い文句の「観光カリスマ二大巨匠」とは大袈裟で驚きました。二大巨匠とは舩木さんと私だと知り船井さんと私は顔を見合わせ思わず大笑いをしてしまいました。果たして舩木さんと私の話を聞いた横手の人は「看板に偽りあり」と今頃感じているに違いありません。これを後の祭りというのでしょう。

   「ポスターに 二大巨匠と あるを見て 偽り看板 笑い冷や汗」

   「俺の町 寒いといっても まだ十度 やはり北国 雪やこんこん」

   「百枚の 名刺なくなり ギブアップ 人が恋しい 雪の降る夜は」

   「汽車遅れ ギリギリセーフ 間に合った 故に話は 思いをこめて」

 


(観光カリスマ百選の舩木さんの講演)
(聞き入る参加者)

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