shin-1さんの日記

投稿者: | 2007年12月5日

○久しぶりの感動

 私が講演に行く場所の殆どは過疎や少子高齢化が進むどちらかというと、元気がなくなりつつ場所が多いのです。特に限界集落などへ行くと集会所の電気までが点いたり消えたりするような元気のなさが目立つのです。しかも座布団や椅子が用意されても前の方はがら空きで、主催者のあいさつは「今晩は足元が悪くて人の集まりが今一で・・・」と切り出すものですから、余計寂しくなって元気の出る話をしようと意気込んでいったものの、空元気に終わるケースがよく見受けられるのです。

 昨晩は内子町の立山という集落の講演会に招かれました。何度かお邪魔したことがあるものの夜道ということもあって、立川公民館の前で役場に勤める稲葉さんと6時40分に待ち合わせ、7時からの集会に合わせました。事前に聞いていたこの集落の戸数は58戸とか、驚いた事に戸数の人数、つまり限りなく百%に近い60人程の人が時間前に集まり、何と1分前に集会は始まりました。参加人数、時間厳守とただこれだけでも久しぶりの感動でしたが、もっと感動は反応の良さでした。私のように年中出歩く人間は、会場の空気を一瞬にして読み取り、話に反映して行かなければプロとはいえないのです。まだ未熟な半プロで大した仕事は出来ませんが、少なくとも立山の集会の反応は凄いの一言でした。この集落は知的レベルの非常に高い地域のようです。

 会場には知り人の顔も多く見受けられ、「何だ若松、お前は未だにそんな話しかできないのか」と言われそうな緊張感漂う鋭い視線が注がれ、「さすが若松」といわれるような話をしようと必死で話しました。あいにく風邪を患っていたため、多少迫力には欠けたかも知れませんが、それでも90分の仕事を終えた後の別れ際は久しぶりの感動で実が震える思いでした。会場には私と同じ観光カリスマの一人野田文子さんも来られていたそうです。

 集会が終わってから旧友亀田慶孝さんのお家に立ち寄りました。亀田さんとは私が公民館主事として売り出し中の若い頃一緒に公民館活動をやった間柄で、その当時は宇和町の兵頭さん、長浜町の菊池さん、内子の亀田さんとともに主事集団「煙仲間」を組織して酒を酌み交わしながらふるさとづくりについて多いに語った間柄で、公私にわたってお付き合いしていました。その後別の道を歩んだためそんなに多くの出会いはありませんでしたが、お互い自由人となった今こそ親交を温めたいと思った矢先の先日彼から電話があり、昨晩の出会いとなったのです。

(巻き寿司を巻いて歓待してくれた奥さん)

 懐かしい顔の奥さんは私の来訪のために巻き寿司を巻き、水炊きを作って歓待してくれました。僅か1時間程の短い交歓でしたが、今までのこと、今のこと、家族のこと、将来のことなどを胸襟を開いて語り合いました。私の常に2歳前を生きる先輩の生き方を少し真似をしなければならない存在だけに、久しぶりの亀田家訪問はいい機会となりました。お土産に巻き寿司と見たこともないような自作の大きな白菜を4個もいただき、ほのぼのとして帰宅しました。

(私の一歩先行く旧友亀田慶孝さん)

 わが家に帰ってから妻といただいた巻き寿司を食べながらお茶を飲み、久しぶりに会った亀田家の話をしました。孫3人に囲まれて、集に3日自治センターに勤めながら山里で穏やかに暮らしている姿は羨ましい限りでした。やがてわが家も長男家族が帰って来るでしょうが、いい家族関係の家庭をつくりたいと思いました。

  「自立した 地域を訪ね 話する 戸数同数 参加に感動」

  「参加者の 笑顔が嬉しい はね返り 心ほのぼの 別れを惜しむ」

  「自立とは 自律なんだと わが事を 引き合いに出し 熱弁語る」

  「旧友も 山里暮し 板につき 幸せそうで ひとまず安心」

  

  

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