人間牧場

〇年輪塾の対話塾
 私はこれまでフロンティア塾や年輪塾を立ち上げ、様々な人づくりの場と機会を長年にわたり提供してきましたが、それらの殆どは講師×複数の受講生という構図の集団学習でした。集団学習は最も効果的な学習方法で、一度に何人もの人が学び、その人たちが交流する副次的な効果もあり、今も各地で行われています。

講義をする塾長の私
受講する浜田塾生

 しかし最近は、新型コロナの感染拡大によって、集団を集めることが困難となり、集まらなくてもいながらにして学べる、オンラインによる学習に移行し定着しつつあるようですが、それも集団学習に変わりはないようです。そこで考えついたのは、1対1の対面学習的年輪塾です。

 昨日人間牧場で夏修行の作業が終わってから、年輪塾生第1号の浜田さんを相手に、1対1の対面学習会を短い時間ながらやってみました。2人とも作業後の汗をかいたままでの座学となりましたが、中々いい感じなので、これから個人会員を募り、私と一人一人の塾生がスケジュールや内容を決める自由度の高い年輪塾を始めたいと思っています。さあまた新しいことへの挑戦が始まります。

「複数の 人を集めて した塾も コロナによって もろくも崩れ」
「思いつき 1対1の 対面で 学ぶ学習 面白いかも」
「塾長の 私と塾生 向かい合い 一つのテーマ 20分かけ」
「新しい 学びの方法 考えて 年輪塾を 進化させたい」

 

 

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人間牧場

〇孫と二人でお買い物
 今年中3になった孫希心は、まるで雨後の筍のように背丈がグングン伸び、180㎝を超えました。父親の一心も背は高い方なので、親のDNAを受け継いだようですが、多分孫の背丈はわが家の歴史上、一番高い新記録になるかも知れません。

孫と一緒にお買い物

 昨日その孫と2人で、タブレットに使うイヤホンを買いに、エミフルまで出かけました。スマホの使い方もタブレットの使い方も、時々教えてもらわなければならないアンチ・デジタル人間な私なので、相談すると一緒に行ってくれることになりました。

 一緒に並んで歩く凸凹コンビを見て、出会った顔見知りの人が、「えっ、お孫さん?」と驚いた様子でした。エディオンに入りパソコンコーナーで、孫が勧めてくれた適当なヘッドホンを購入しました。その後冷房の効いたエミフルの店内に入り、孫の買い物に付き合いました。

 終わりに小腹が空いた孫が、マクドナルドのハンバーガーが食べたいというので、店内の席で食べました。私はトロピカルジュースだけでしたが、まあ凄い食べっぷりで、背が伸びるはずだと納得しきりでした。「おじいちゃん、今日はありがとう。また行こうね」と優しい言葉でお礼を言ってくれました。

「ヘッドホン 買いに行ってと 孫誘う 中三ながら 180㎝大柄」
「誰に似た 父親譲りの 大男 凸凹コンビ エミフル歩く」
「お礼にと マクドナルドで ハンバーガー 見ているだけで 満腹気分」
「また行こう 誘ってくれて ありがとう 車の運転 できる間に」

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人間牧場

〇へえ~知らなんだホオズキの語源
 息子に、「お父さん、ホオズキはどうしてホオズキと言うか知っとるかい?」と尋ねられました。「ホオズキの実が頬っぺたの赤いのに似ているから」と答えると、「それもあるが」と前置きし、「ホオズキの葉っぱをカメムシが好んで食べにやって来るので、そのカメムシのことを『ホホ』と言うので『ホホ付き』が訛って『ホオズキ』と言うようになった」らしいと教えてくれました。

 お盆が近づくと全国各地ではホオズキ市が開催されるため、ホオズキ=お盆を連想します。ホオズキはお盆が近づくとオレンジ色に色づきますが、お盆は先祖の霊が迎え火や提灯の火を頼りに帰って来ると言われているので、ホオズキを提灯の明かりに見立てて飾る風習があり、まさにお盆特有の花なのです。何を思ったのか息子は昨年から趣味で、ホオズキの栽培を思いつきました。

ホオズキは多年草で、一年目は実がなりません。昨年種を蒔いた苗は晩秋になると枯れますが、地下茎はしっかり生きていて、その地下茎を分割して鉢に植え替えるのです。やがて芽吹き夏の初めに白い小さな花が咲き、袋状のホオズキが育つのです。今年は120鉢ものホオズキが今のところ順調に育っていて、来週土日に試験的に交流施設町家で、ホオズキ市を開く予定のようです。息子は今から楽しみにしながらその準備に追われています。

「ホオズキの 語源は何と ホホという カメムシらしい 意外な事実」
「嘘~本当~ 息子に語源 聞きました カメムシ駆除が 中々厄介」
「お盆来る ホオズキの色 提灯に 見立てて先祖 帰って来るかも」
「世の中は 知らないことが 多過ぎる なるほど納得 試してガッテン」

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人間牧場

〇夏越輪くぐり
 7月29日の夜、氏神様である天一稲荷神社の総代さんが配ってきた人型のお札を、家族それぞれが敷き布団の下に敷いて寝ました。妻は30日の朝それらを集めていましたが、午後9時ころそのお札を持って、妻と二人で氏神様へお礼参りに出かけました。

氏神様の夏越輪くぐり

 お参りは午後9時までとなっていて、拝殿や本殿では既に片づけが始まっていましたが、無事輪くぐりや参拝もでき、夏越のお札をいただいて帰りました。夏は暑いものですが、今年は梅雨が早く明けたものの、このところ台風がらみのぐずついた天気が続き、戻り梅雨を思わせるような蒸し暑い日々が続いています。

 寒い冬には、暑くてもいいから早く夏が来ればいいのにと思い、夏になると寒くてもいいから早く冬が来ればと、勝手な思いを巡らせるのも歳をとった証拠かも知れません。昨日で7月も終わり今日からいよいよ8月です。朝から蝉の声も賑やかに聞こえ、天気予報だと今日は35度を超す猛暑日になるようです。週末8月7日には早くも暦の上では立秋で、暑中お見舞いから残暑お見舞いへと、ハガキ挨拶も変更予定です。

「夏来れば 暑い夏より 冬いいと 勝手に思う やはり歳だな」
「人型の お札布団に 敷いて寝る どうかご利益 ありますように」
「集めたる お札を持って 氏神に 妻と二人で お礼参りに」
「何よりも 夫婦や家族 健康が 一番ですと 輪くぐりながら」

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人間牧場

〇パソコンの指紋認証
 長年使っていたパソコンに不具合が生じ、仕方なく新しいパソコンを妻に無理を言って買ってもらいました。パソコン類は大学に勤めている娘婿に頼んで、古いパソコンのデーターを移す作業をしてもらったため、最近はスムーズに何の支障もなく使えてトラブルもなく、すこぶる順調に推移をしています。

指紋認証のパソコン

 パソコンの機種は古いものと同じなものの随分進化していて、使い勝手がよく大助かりです。例えばパソコンのスイッチが指の指紋認証になったのも大きな変化です。私のパソコンは時々息子と2人の孫が、ワードで文章を書く時、使わせて欲しいと頼まれますが、特に中3の孫は指紋認証のパソコンに驚いた様子で、「おじいちゃんのパソコン凄いねえ」と褒めてくれました。

 最近は車のロックも、家のロックも指紋認証で操作ができるような時代になりましたが、時代遅れな私にとって指紋認証などは別の次元だと思っていましたが、いやはや大きな驚きでした。ネットややデジタルの進化は目覚ましく、子どもの頃に読んだ浦島太郎の心境です。娘の家ではお掃除ロボットが足元を動き回り、お話しするとテレビのスイッチが入ったり切ったりできるなど、身近な場所で信じられないような光景が見られます。「何もそこまで」と思いますがいやはや大きな驚きです。

「新しく 買ったパソコン スイッチが 指紋認証 いやはや驚き」
「このところ 身の回りには あれこれと 変化が起こり 浦島太郎だ」
「そういえば 昔の歌に あったっけ 時代遅れと 言う曲歌う」
「進化する 人工知能 理解すら 出来ぬ世の中 生きるの辛い」

 

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人間牧場

〇早起きは3文の得
 昨日の朝、いつものようにウォーキングのため、県道沿いの歩道を歩いていると、見覚えのある計四トラックが通過しました。トラックは親友で先輩である西岡さんでした。軽く手を挙げて会釈しましたが、間もなくするとその車が引き返して来ました。西岡さんはあちこちの産直市に農産品を出品しており、昨日も納品に出かけるところでしたが、私に出会い引き返したとのことでした。

いただいたブルーベリー

 道端に車を止め、西岡さんは荷物の中から容器に入れたブルーベリーをビニール袋に入れて手渡してくれました。大粒の完熟したブルーベリーは黒く輝いていました。西岡さんはその場でUターンして出品に出かけましたが、私は貰ったブルーベリーの入ったビニール袋を提げて歩き、自宅まで持ち帰りました。妻から「早起きは3文の得だね」言われましたが、有難いプレゼントでした。

 ブルーベリーの身に含まれている、アントシアニンは目にいいという噂があり、好んで食べていますが、わが家でも西岡さんから貰った苗木を庭に植えていますが、目敏い野鳥に食べられて殆ど収穫ゼロなので、思わぬプレゼントに妻も大喜びで、早速水洗いして朝食デザートとして食べていました。わが家の畑からブルーベリーの実を盗んで食べた野鳥たちも、目がよく見えるようになったことでしょう。

「ウォーキング 途中の私 見つけられ 計四トラック 引き返してくれ」
「出荷する 予定の商品 見繕い ビニール袋に 入れていただく」
「早起きは 三文の得 言われてる ブルーベリーを 沢山貰う」
「美味しいね 目にいいはずと 言いながら 洗った大粒 ブルーベリー妻」

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人間牧場

〇はて?、私の職業は?
 先日、ある申込書に「職業」の欄がありました。最近は人権に配慮して、「男性・女性」の欄さえもないものがあったりしますが、氏名、生年月日まで書き終え、「職業欄」になると「はて?、私の職業は?」と一瞬考えてペンが止まってしまいました。

ガラスに映った私は百姓ルック
最近農作業用の地下足袋も似合うようになりました

 若いころは、地元の役場に勤めていたため、「地方公務員」とか書いていましたが、退職して17年も経つと「元地方公務員」などとも書けず、結局「無職」と書かざるを得ませんでした。退職後は昨年まで大学の非常勤講師をしていたので、拝借して使ったりしていましたが、今は誰はばかることもなく「無職」なのです。

 昨日人間牧場へ草刈り作業に出かけました。ウッドデッキの木陰で休憩中、観音開きの窓ガラスに自分の姿が映りました。頭は麦わら帽子、着ている服は作業着、靴は地下足袋、腰には蚊取り線香の缶をぶら下げていて、文字通り「お百姓さん」スタイルでした。

 職業で「農業」を名乗るには、一日6時間の農作業を、年間60日やらねばなりません。また作った農産物を販売して何がしかの所得を得ることも必要です。残念ながらいずれにも該当しないため職業欄に、「農業」と書くこともできない「無職」な、何の取り柄もない貧乏人です。ちなみによく使う肩書は「人間牧場主・年輪塾塾長」ですが、これは職業欄には書けません。

「筆止まる 申込書の 職業欄 はてさて私 職業は何?」
「結局は 私の職業 無職です 少し寂しい 仕方のないこと」
「窓ガラス 写った自分の 姿見て 百姓ルック それも名乗れず」
「堂々と 無職名乗ろう これからは パソコン変換 無色もあった」

 

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人間牧場

〇ツバメの巣立ち
 3月末、わが家にやって来たツバメは、私の愛車専用車庫に巣を作りました。作ると言っても前の年に作った2つの古巣を修理しただけの、ちゃっかり組なのです。そのうち卵を産み、雛が孵って巣は賑やかになっていました。

雛が飛び立ち空き家となったツバメの巣

 一番困るのは巣の下に大量のフンを落とすことでした。わが愛車はこの2ヵ月余り糞で汚れ、乗車する度に外に出して水洗いをしなければならず、糞害の厄介さに多少憤慨したものの、自然の営みをやむなく受け入れていましたが、この度めでたく1番雛、2番雛と無事飛び立ちました。

 これから秋の彼岸ころまで、外のどこかで餌を取りながら渡りに向けて体力を整え暮らすのでしょうが、大きな口を開けて親鳥が持ち帰った餌を食べるほほえましい姿は、また来年にお預けです。来年もまた元気に巣に戻ってくれるよう祈っています。

「車庫の中 天井付近の ツバメの巣 今年も無事に 巣立ってくれた」
「わが愛車 毎日糞を 落とされて 糞害憤慨 しながら我慢」
「来年も 元気でツバメ 迎えたい 空き家になった 2つの巣を見る」
「今日からは 愛車の洗車 せずに済む 車庫のシャッター 当分開け」 

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人間牧場

〇とにかく暑い!!
 年齢のせいかもしれないと思いつつ、毎日「暑い暑い」と言いながら日々を過ごしています。「冷房が嫌い」という古いタイプの人間ゆえ、エアコンもつけず、ひたすら扇風機のお世話になっていますが、まあ「夏だから」と半分諦めながら、相変わらず朝夕蚊取り線香を腰にぶら下げて、畑の草を刈ったり抜いたりしています。

「お父さん、髪が伸びているから暑いのよ」と妻に言われ、それもそうよと納得し、昨日は午前中伊予市の行きつけ散髪屋さん出かけました。火曜日の昼前11時30分頃だというのにお店は込み合っていて、10人ほどが順番を待っていました。私もマスクと手指消毒をして名前を書き、冷房の効いた待合室で、持参したタブレットで書き込みやメール交信をして順番を待ちました。

散髪をしました

 私の順番が来たのは午後1時でした。案内されて座席に座り「何枚で刈りましょうか?」と尋ねられました。そういえばいつも座れば注文をしなくても、世間話をしながら髪を切ってくれる店長さんはお休みしているようで、思わず「3ミリスポーツ刈り」と言ってしまいました。頭の具合などに無頓着な私ゆえ、電動バリカンで借り上げる鏡に映った自分の姿をみて、「短かったかな?」と思いつつ20分ほどで散髪は終わりました。

 自宅に帰った私の頭を見て、「涼しそう」と妻は褒めてくれましたが、まあそれなりです。夕方孫奏心が、「じいちゃん、髪を切って男前になったね!!」とお世辞を言ってくれました。新型コロナの感染急拡大ながら、社会活動は再開されていて、出歩く機会や会合も多くなりました。身だしなみを整えたので、しっかりと活動したいと思います。

「今年は 余計に暑く 感じると 忍び寄る歳 感じて日々を」
「冷房の 嫌いな私 ゆえエアコン つけずもっぱら 扇風機利用」
「散髪を したらどうかと 妻言われ 出かけてみたが かなり混み合う」
「男前 上げたつもりで いるけれど それなり程度 孫・妻お世辞」

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人間牧場

〇草むらでハサミが見つかる
 毎日1万歩を目指してウォーキングをしていますが、ある90歳の人が私に言った言葉を時々思い出しています。「70代は毎年体力の衰えを感じる。80代は毎月体力の衰えを感じる。90代は毎日体力の衰えを感じる」と・・・。そんなことはあるまいし他人事だと思っていましたが、いざ自分が70代後半の77歳になると、「なるほどなるほどこういうことか」と、自分に忍び寄る体力と気力の衰えを年々感じています。

見つかったハサミと買った新しいハサミ

 体力も気力もまだそれほど衰えたようには思いませんが、記憶力が散漫になったことは事実です。農作業をしていても、使った道具の置忘れが多くなり、「鍬は、鎌は、ハサミはどこへ置いたか?」と、しょっちゅう探し回っています。最近愛用の剪定ハサミをどこへ置いたか分からなくなりました。いくら探しても見つからないので仕方なく、先日出掛けた折ホームセンターで新しい剪定ハサミを買って帰りました。

 ところがところがです。昨日息子がカブトムシ配布のため、ディスプレイ用に育てているクヌギの鉢植えを全ても持ち出し、無事イベントを終えて鉢植えは戻ってきました。元の場所に戻すべく草を引いていると、何やら見覚えのある剪定ハサミが草の中で見つかりました。「な~んだこんなところに」と思いながら、なくして間もない時は「息子が使ってどこかに置き忘れたに違いない」と息子を疑ったりした自分を恥じました。

 約1ヶ月も草の中に埋もれていたため、剪定ハサミは赤錆が付いていたので、早速ねじ回しで分解し、砥石で奇麗に研ぎ、オイルを引いて元通りになりました。試し切りをしてみましたが、しっかりと切れてまた私や息子の手仕事を手助けしてくれるものと思われます。朝ご飯を食べることやトイレに行くこと、夜お風呂に入ることなど、今は当たり前のことを当たり前にできますが、80代・90代と年齢を重ねると、その当たり前さえ出来にくくなるようです。90歳の人が言った言葉がいよいよ現実になりつつあるようです。歳は取りたくないが…これも現実です。

「ある人が 70・80・90を 言っていた 年々・月々 日々の思いに」
「剪定の ハサミ紛失 ひょっとして 息子犯人 疑いかけた」
「草むらで ハサミ発見 置き忘れ 俺もボケたと 納得しつつ」
「砥石にて ハサミを研いで 試し切り 切れ味復活 嬉しい一日」

 

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