人間牧場

〇落ち葉掃除
 人間牧場へ来客がある時は、前日若しくはその日に早く出かけて、人間牧場の進入路の掃除をします。最近は進入路の畦畔をイノシシが餌となるミミズを探すため、足と鼻で壊して土を落とすため、時にはスコップで土を跳ね上げ、竹ぼうきで掃いたりして、まるで門前の小僧のように掃除をしています。

 昨日は蜜蜂の巣箱に蜜蝋を塗る作業をしに人間牧場へ息子と2人で出かけました。その折息子はいつも使っている電動ブロアーを持参していて、蜜蝋塗りが一段落ついたころ、そのブロアーで落ち葉を風圧で吹き飛ばし始めました。凄い風圧で落ち葉は吹き飛ばされ、すっかり奇麗になりました。

いやいや文明の利器の力や仕事量は大したもので、これからはこのブロアーを借りて掃除をしたいと思っています。最近息子はあれこれの道具をパソコンで見つけ、注文して買っているようで、その都度「お父さん、○○買おうか」と相談を持ち掛けられます。息子の魂胆は自分の小遣いが少ないため、私の財布を当てにしているようで、少額の買い物は即決で出してやります。

 アマゾンでの買い物は便利で、注文すれば殆どの商品が何でも2~3日で自宅へ届くのです。いやはや便利ですが、お陰で色々な道具が揃うものの、倉庫の中がいっぱいになっているようです。それにしても不便な田舎に住んでいても、便利この上ない世の中になったものです。

「最近は インターネットで お買い物 息子はあれこれ 買ってるようだ」
「その都度に 相談されて 金を出す 息子の魂胆 分かっていても」
「田舎ゆえ 不便と思って いるけれど 中々どうして 便利な世の中」
「ブロアーで 落ち葉大群 吹き飛ばし あっという間に 奇麗になって」

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人間牧場

〇助っ人の息子から私に「食品ロス」についてたしなめられました
 雑草の片付けに手間暇がかかることを、facebookに書いたところ、息子が読んだのかどうか不明ですが、今日は昼前家庭菜園で草削りをしていると、息子が「手伝おうか」と声をかけてくれ、「それじゃあ頼む」と言って、手助けをしてくれました。

 基本的に大根や白菜、カリフラワー、キャベツなどの食べれなくなった野菜は畑の隅の置き場へ、ハコベ草などの雑草は別の畦畔まで、一輪車に積んで運ばなければならず、結構体力がいるのですが、身長が180㎝近くあり体力のある息子は引き抜いた野菜や削った雑草を一輪車いっぱいに積んで、いとも軽々と運んでくれました。

 そのさい、「SDGsのことをよく知ってるのに、野菜をこんなに廃棄して食品ロスをするとは何事か」と文句を言われました。そう言われても「トウの立った大根はスが入って食べれない」と反論しましたが、言い訳無用とばかりにたしなめられました。息子の言う通りで親たる私の「一本負け」でした。

 今年からはそのことを肝に銘じて野菜を作ろうと思っています。今年も余った大根で大量の切干大根を作り、多くの人に差し上げて喜んでいただきました。

 

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人間牧場

〇物忘れが多くなりつつあるこの頃
 最近は年齢の割にはやることが多く、加齢のせいでその対応が出来にくくなったためか、物忘れが多くなったことを実感するこの頃です。特に使っている資料や道具類をどこへ置いたか探す時間が多くなりました。

 昔は会議の通知文が封書やはがきで届いていましたが、今は殆どがメール便で、毎日のように届く沢山のメールをこまめにチェックして見ていても、時には自動的に迷惑メールに分類されて、目に触れない場所へ勝手に移動していることもあり、気がつけば時が過ぎていることも度々あるようです。

 特に最近はウイルス汚染を心配してPOSTMASTERなるものでメールが送られてきて、ダウンロードするにはファイルパスワードを入力しないと開かない場合もあるのです。ややこしいし対応がおぼつかない私は時々 同居している息子に応援を頼んだりした対応しています。

 物忘れや対応が出来にくいことを、歳のせいにはしたくないと頑張ってみても、技術革新の激しい現代を乗り切ることは容易なことではありません。いつの世も時代遅れな高齢者には住みにくい、そして暮らしにくい世の中となりました。少しずつため息の出る時間が長くなり始めました。

「物忘れ 多くなりつつ あれこれと 探す時間が 長くなりつつ」
「私だけ? 同年代の 人に聞く わしも私も 同じで安心」
「親時代 なかったパソコン 今はある 故にあれこれ 苦労の種が」
「少しずつ あの世が近く なりにけり せめてこれから ボケずに生きたい」

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人間牧場

〇「恩」を忘れることなかれ
 一昨日、人間牧場へ出かけた折、水平線の家の板壁一面を書棚にしている並べた本の中に、「恩」という透かし彫りの置物を見つけました。先日「知行合一」と書いた透かし彫りについてfacebook に記事を書いたところ、今は故人となってしまっている親交のあった、国立大洲青少年交流の家の元所長松岡孝次さんの奥さん洋子さんから、ご丁寧なお葉書をいただいたばかりでした。

 失礼ながら勝手にスキャンしこの記事に添えさせてもらいました。この「恩」という透かし彫りの置物も、松岡所長さんに私が頼んで彫って貰ったもので、「知行合一」とともに私にとっては心の戒めのために大事にしている言葉なのです。かつて交遊と親交のあった永六輔さんから、「生きるということは受けた恩を返すこと」と教えられました。

 先日人間牧場の枝垂れ桜の花見に来た人が、投げ銭を入れるために置いている小さな味噌樽の上にこの恩という透かし彫りを置いたところ、まるであつらえたようにぴったり収まるので、これからはこの御芳志樽にの上に置いて、松岡さんのことを話ながら使わせてもらおうと思いました。

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人間牧場

〇わが町ぶらぶら歩き
 普通私の1万歩を目指しているウォーキングは、朝6時スタートです。それでも健康に良いだろうと思い、近くの郵便局へハガキを出しに行ったりする時は極力歩いて歩数を稼いでいます。昨日は夕方家の前に聳える町のシンボル本尊山が夕日に染まったので、夕日を見に行こうと上灘川の道を歩き始めました。

 上灘川に一本の狭い人道橋が架かっていて、そこを渡って下ると、この2~3日の雨で水かさを増した川に鴨が数匹長閑にたむろして泳いでいました。驚かせないようそっと歩き長い鉄橋の下をくぐり、国道を渡ろうとしましたが、最近海岸国道の交通量も増えて、近くに信号があるため長い車列に阻まれ、中々渡ることができませんでした。

 やっと港の中突堤へ出ましたが、この場所は上灘川の河口ゆえ、潮か満ちたり引いたりする場所なので、カモメが沢山暮らしていて、突堤の上は白いカモメの糞が沢山落ちていました。夕暮れ時の港も赤色の灯台の灯が灯り、漁村センターや漁船を夕日が照らし穏やかでした。歩いて散策するのもいいものです。

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人間牧場

〇私はもてる男でしょうか?
 まるで笑い話のようです。最近私の元へ女性が相次いでやって来ています。普通こんな場合は同性の妻はヤキモチを焼くものですが、「自分の夫は絶対女性にもてない」と信じているので、残念ながらヤキモチも焼かず、妻が仕事に行って留守でも、平気で女性が私に逢いにやって来るのです。

ゲストハウス「煙会所」にて座談

 昨日午前中西条市の處淳子さんという建築設計の仕事をしている素敵な女性がやって来ました。高校生のまちづくり支援に熱心な方で、前回はお母さんを伴なっての訪問でしたが、今回が3回目です。まるで春を運んできたような楽しい人で、すっかり意気投合し、あれこれ話して帰られました。

處さんが紹介した水色のガードパイプレール

 今朝彼女のfacebookに、私の家を出た後、閏住の菜の花畑の傍にある、私の妹の店「くじら」にも立ち寄ったようで、私がよくまちづくりの景観で話す、海岸国道378号の水色ガードパイプの写真を撮って紹介していました。私も県の景観アドバイザーをしているので、流石設計に携わっているだけあって目の付け所が違うと感心しました。

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人間牧場

〇2023トルコ・シリア地震救援金
 先日新型コロナの影響を理由に、3年ぶりに開いた私が代表をしている21世紀えひめニューフロンティアグループの総会で、甚大な被害の出たトルコ・シリア地震被害に対し、救援金を送ることを決めましたが、グループの会計をしている佐賀山さんから、日本赤十字社へ振替払込をしたと、受領証写しが届きました。

 私たちの団体は経済的には小さなボランティア団体なので、3万円といえど大きな金額ですが、これまで多くの人から支援金や物資をいただいて活動をしてきただけに、そのご恩に報いるべきだとの提案に会員一救援金を贈ることを決めることを決めたのです。日本赤十字社を経て現地で苦しんでいる人たちに届けられることと思いますが、一日も早い復興を祈っています。

 天災は忘れたころにやって来ます。また時代の流れの早い現代では天災にあった記憶さえ直ぐに思い出の彼方に去って行きがちですが、阪神・淡路大震災や東日本大震災、宇和島水産高校えひめ丸事故、熊本地震災害、西日本豪雨災害などなど、指折り数えて思い出せる災害や事故の記憶を、しっかり肝に銘じ生きて行きたいものです。

「吹いて飛ぶ 小さなボランティア グループだが 恩を忘れず
                         ささやかご寄付」
「思い出す 災害や事故 あれこれと 風化しそうに なりにけりかり」
「会計に 携わる人 救援金 早速届け 丁寧報告」

 

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人間牧場

〇はしご酒ならぬ誤飲ワインで散々でした
このところ双海町の仲間が「はしご酒」なる小さなイベントを2ヵ月に1回のペースで開いています。20年前から体の都合で酒を呑まなくなった私ですが、誘いあがり、松山へ所用で出た帰りに、妻を誘って出かけました。

 出店は役場前の駐車場と郵便局横の車庫駐車場、それに近所の飲食店が加わり、それなりの賑やかさでやっていました。妻は冨田さんの出店するお店でマーボドーフと、酒も飲めないのになぜか間違って赤ワインを注文しました。

「エッ?」と思いましたが、どうやらジュースと勘違いしたようで、一口飲んでやっと気がついたようでしたがあとの祭りで、酔って目がくるくる回り始めたといい、近くの駐車場に止めていた軽四トラックですぐに家へ連れて帰りました。

 顔見知りの人たちが沢山いて、もっと話したかったのですが、結局それも叶わず今回のはしご酒は、はしごをすることもなく帰ってしまいました。昨日の天気予報では雨でしたが、大外れで曇り空ながら何とか無事終わったようでした。

「はしご酒 粋な催し 始めたと 誘いがあって 妻と2人で」
「わが妻は ジュースとワイン 勘違い 一口ゴクリ 目回り始める」
「顔見知り 沢山いたので 話したい けれども妻の 快方させられ」
「はしご酒 ならぬはしごを 外されて ハプニングあり ノコノコ帰る」

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人間牧場

〇花咲き花散る春
 花咲く春に「いちゃもん」をつけるつもりは毛頭ありませんが、咲いた花は当然のようにアッという間に散ってしまいます。厳しい冬の寒さを耐えて咲く花々を思えば、「花の命は短くて苦しきことのみ多かりし」です。

 私は人間がひねくれているのか、咲く花も勿論好きですが、散ったり落ちたりした花姿も大好きです。一昨日人間牧場へシイタケの収穫に出かけました。1週間前に出かけた時には蕾だったスモモの花が、このところの温かさと雨に会って、早くも散り始めていました。

 花の下に目をやると、無数の花びらが地面に落ちていて、そよ風に乗って花吹雪が舞い、何か侘しくもそれでいて元気の出る風流な自然の演出に驚いたりしました。また家の裏には野生の藪椿の木が沢山あって、木の下の地面には沢山の椿の花が落ちていました。

 そこを通りかかると、私の頭の上に藪椿の花が一輪「ポトン」と前触れもなくごく自然に落ちてきました。手に取って持ち帰り、少し大きめの透明なグラスに水を張り、椿の花を浮かばせて机の上に飾ってみました。素晴らしい眺めでした。

「花の咲く 春は花散る 季節だと 裏と表を 同時に考え」
「スモモ花 桜吹雪で 散った後 地面にまるで 絵文字のように」
「家の裏 野生椿が 咲いた後 木々の下には 花のジュータン」

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人間牧場

〇鮮やかな朱色の新芽
 わが家の庭は長さ30mはある日本瓦を乗せた塀で囲んでいますが、その周りは田舎らしく自然が豊かで緑に囲まれて暮らしています。隣接する畑は山茶花やツツジを植えていて、山茶花の花が終わったので、これからツツジが咲く予定です。

 その生垣に何年か前、芽立ちが鮮やかな朱色の木を10本ばかり植えました。木の名前は紅カナメモチかレットロビンだったと記憶していますが、生垣の剪定の折草刈り機で跳ね飛ばす程度の手入れで、この時期になると緑の中に存在感を示すように、綺麗な朱色の新芽が芽吹いています。

 

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