人間牧場

〇足摺岬こぼれ話
 「一昨日足摺岬のジョン万次郎に逢いに行ってきた」とわがfacebookやブログに記事をアップしたところ、「カツオのたたきを食べたか?」とか、「椿の花は綺麗だったか?」とか、facebook仲間から色々な書き込みがありました。

 目的がジョン万次郎だったし、自宅を午前10時過ぎに出発した日帰りの旅だったので、椿の花は見たものの、結局カツオのたたきなどを食べることもなく先を急ぎました。同行した妻から「あなたと旅行しても、綺麗なところに立ち寄ったり、お土産を買ったり美味しいものを食べることもなく、いつも面白くもない」と、今回も不評をかってしまいました。

 それでも、高知県人に「隣はアメリカ」と言われても遠くて見えませんが、いつも島に囲まれた瀬戸内海を見て暮らしている妻にとっては、大海原の太平洋はやはり魅力のようでした。また足摺岬の゛灯台に通じる椿の花の小路も今が満開で、花を見上げてながら楽しみました。

 また灯台近くには四国88ヶ所の霊場の一つ金剛福寺があり、また四万十市中村に通じる海岸国道沿いには砂浜がどこまでも続く大岐海岸があり、この冬場の寒い中でもサーフィンを楽しむ人たちが沢山集まって楽しんでいました。私たちは中村経由で四万十川に沿って西土佐を経由し、結局はカツオのたたきも喰いっぱくれ、結局午後7時過ぎに大洲市内まで戻り夕食にありつきました。妻の不満もそこまででした。お恥かしい限りですが、ジョン万次郎に新しい力を貰いました。

「足摺に 行ったとネットに 書き込むと 美味しかったか? 椿咲いてた?」
「そういえば 椿咲いてた 土佐料理 食べずに帰る はたと気がつく」
「同行の 妻にも不評 何をしに? 高知行ったか? それでいいのだ」
「また行こう 私の誘い 乗らぬ妻 そのうち忘れる 私の作戦」

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人間牧場

〇四国最南端足摺岬を訪ねる(その2)
 土佐の高知は坂本龍馬や 吉田茂など10指に余る歴史上の人物がいますが、私は思うところあって、少年の頃からジョン万次郎に心を寄せてきました。小学校5年生の時出会った1冊の本「ジョン万次郎漂流記」は忘れられない思い出ですが、その年私の誕生日に担任の武智先生が新聞にくるんだこの本をプレゼントしてくれました。

 以後この本は、現在人間牧場の傍にある大きなヤマモモの木の根元にある空洞に置き、畑仕事に行く度にハーモニカととも使ったり読んだりしていましたが、人間牧場を造った時思い出して掘り返すと、土に埋もれ背表紙だけになった本と錆びたハーモニカが出てきてビックリしました。

 そんなこんなで年輪塾でジョン万次郎を人物に取り上げてからは、今まで以上に足摺岬が想いの地になりました。久しぶりに訪ねた足摺岬で、ジョン万次郎像は変わらぬ姿で太平洋に向かって建っていました。老いを迎えたわが身ですが、もう一度リセットして生きて行こうと思いました。

「土佐高知 多くの人が この国の 行く末思い 活躍足跡」
「維新から 数え150年 昨年は 戦前戦後 それぞれ75年」
「漁師した 経験ありて ジョン万を 特に敬愛 今も変わらず」

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人間牧場

〇雨と天気とにらめっこしながら畑の草取り
 このところ春の足音を告げるように足繁く3~4日に1回雨が降るようになりました。春の雨はしっとりとハコベなどの草を濡らし、畑の土もねっとりして雨が降ると2~3日は畑に入ることができないのです。

 今は年度末であれこれ会議や講演が多く、2~3日晴れの日が続く日にそんな予定が入るともうお手上げで、農作業が遅れてしまい悶々の日々を過ごさなければなりません。そんな中2日前に思い切って畑に入り草削りをしたり、遅れていたピーマンの枯れ枝を引き抜く作業をしました。

 作業はそれなりにはかどったのですが、案の定あくる日の昨日は一日中雨が降り、今朝畑を見ると、せっかく削ったハコベ草が雨で息を吹き返したように見えました。今日と明日は晴れてても所用で仕事にならず、あ~あ~です。

「春近し 畑の草取り したいけど 草も畑も 雨濡れ入れず」
「削り草 雨水濡れて 生き返る たまの晴れには 予定があって」
「このところ 晴れ雨晴れ雨 交互にて 三寒四温 これからずっと」

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人間牧場

〇お月様とランデブー
  寒いといえど立春が過ぎると随分陽足が長くなって、夕暮れが遅くなりましたが、朝の夜明けはまだまだ遅く、朝6時に家を出る日課のウォーキングも懐中電灯が必要です。

 このところ天気の良い日は西の空に綺麗なお月さまが浮かんでいて、月を見ながら、まるでお月様とランデブーするように、どこまでもついてくる月とともに歩いています。 

 凡人の私には天動説や地動説など知る由もなく、僅か1時間ほどのウォーキングで、お月様の位置が少しずつ変化していることに気づく程度です。今世界、特にアメリカや中国ではあのお月様に再び出かける宇宙競争を始まっています。

 竹取物語やかぐや姫、ウサギの餅つきなど他愛ない昔聞いたおとぎ話も、もう過去のものになりました。あの月のもたらす引力のお陰で潮の満ち引き、潮の流れが生まれ、地球上の海の水が澱むことなく腐らないことを知っている人は少ないようです。

「夜明け前 西の空見りゃ お月様 私と一緒 ランデブーする」
「あの月に 人間様が 行くという ウサギ果たして いるのだろうか?」
「あの月の 引力お陰 海水も 澱むことなく 奇麗なままで」
「菜の花や 月も夕日も 西の空 時間違えど 毎日沈む」  

 

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人間牧場

〇さてどうする大量の残土処理の行方
 只今双海町ジュニアリーダー会のベンチ製作に深く関わって過ごしています。お陰様にてベンチ製作の目鼻もつき、10日後の19日には何とか設置の運びとなりそうですが、ここに来て厄介な問題が起こりました。


(日本一海に近かったJR下灘駅の波返し遺構)


(大量の残土)

 JR下灘駅下の旧波返しや斜面には長年手を入れなかったためカズラや雑草がはびこり、また堆積した土が除けても除けても出てきて、手に負えないのです。そこで地元の水道業者さんにお願いして、手持ちの小型ユンボで集めてもらいました。

 ところがその量たるやこれまた大量で、ダンプカーに積んで外に運び出さないと人力では不可能な量なのです。困った困ったこまどり姉妹です。予算もない故善意に頼るしか方法がなく、タイムリミットも近づいて、只今息消沈の面持ちです。

「順調に 推移している 思いきや 残土の処理で 頭悩ます」
「予算なく 善意に頼る 以外なく 祈る気持ちで 八方塞がり」
「JR 下灘駅の 下遺構 今はバイパス 面影留め」
「ベンチでき タイムリミット 近づきぬ 今日明日にでも 何とかしたい」

 

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人間牧場

〇人間牧場ウッドデッキの修理準備
 昨秋人間牧場水平線の家のウッドデッキの一部が、長年の疲労で壊れました。高温多湿の日本でのウッドデッキ耐用年数はたかだか15年程度だと思っていたので、時折防腐剤を塗りケアーに努めていましたが、18年経っているのでそろそろだと思い納得していました。

 仕方なく大工さんに見積もりをお願いしたところ、このところの木材品薄や物価高騰のあおりで、新品に替えるには約60万円もかかるとのこと、難儀な出費です。それでも背に腹は代えられず、こういうことを想定して貯めている味噌桶投げ銭を活用して何とかしのごうと思っていました。

 大工さんの話によると部分修理でまだ4~5年は持つというので、とりあえず備蓄している貰った固い外材を倉庫から取り出し、大工さんに診てもらいましたが、使えるそうなので、雨に濡れぬよう軒下に出し準備をしました。来週あたりから仕事に取り掛かるようです。

「牧場の 水平線の家 ウッドデッキ 一部が壊れ 修理必要」
「18年 よくぞ持ったと 感謝する 見積もり高く 部分補修で」
「備蓄した 固い外材 使おうと 相談まとまり 準備を急ぐ」
「このところ 木材値上がり 相次いで こんなとこまで しわ寄せ難儀」

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人間牧場

〇ダブル集会に参加しました
 私は愛媛県警察少年サポーターをしています。ゆえに色々な会合に出席要請があり、昨日は交通事故で息子さんを亡くされた渡邊明弘さんの講演会と、伊予地区犯罪被害者支援連絡協議会の定例会が、IYO夢みらい館であり出席しました。

 渡邊さんの講演には、亡くなった息子さんが通っていた伊予農高の生徒さんも参加して会場は満員でした。その講演の様子は今日の愛媛新聞4面に詳しく載っていましたが、パワーポイントを使った文字朗読講演は初めてでした。

講演会終了後の定例会も同館2階の会議室で、伊予市長さんや松前町長さん出席のもと行われ、短い時間でしたが議案すべてを審議して終わりました。

「忙しい 4日続きの 会合を 何とかこなし ホッと一息」
「15年 育てた命 5時間で 終わってしまった 無念の涙」
「事故失くす 努力せねばと 改めて 心に誓う 注意一秒」

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人間牧場

〇第6回地域教育実践東予ブロック集会に参加しました
 土曜日の南予ブロック集会に続て、昨日日曜日は、西条市中央公民館で開かれた東予ブロック集会に、讃岐先生や仙波さんたちとともに参加しました。

 地域教育実践ネットワークえひめの代表をしていることもあって、開会のあいさつの指名を受け、断る理由もなくアドリブながらあいさつをしてしました。

 歓迎アトラクションで出演予定だった今西伯方分校郷土芸能部の天狗太鼓は都合で出演できなくなりオンラインでの披露となったり、司会進行も予定変更で中学生二人が務めました。


「若い力が地域を動かす」というテーマで、コーディネーターの西山さんが、弓削高校企業部や、新居浜公民館次世代ネットワーク、小松高校ライフデザイン科・普通科の発表を楽しく誘導してくれました。

 吉田さんのファシリテーターでワークショップ「しゃべろ~家」も大いに盛り上がりました。閉会挨拶は実行委員長の関さんが見事に締めてくれました。いい集会でした。

「前日の 南予ブロック 引き続き 昨日は東予 南に東」
「開会の あいさつするよう 頼まれて 無茶ぶりいいとこ 冷や汗かいて」
「第6回 早いもんだと 振り返る みんな着実 力をつけて」
「今週の 末には中予 オンライン それぞれ特徴 みんな違って」

 

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人間牧場

〇節分から立春へ季節が動き始めました
 年齢を重ねると寒さが堪えるのか、毎朝口癖のように「寒いねえ」を連発しながら暮らしています。それでも新春の1月が過ぎ、2月に入ると気の早い世の中は一気に春モードで、早くも桜の開花予想が発表されたり、早咲の花だよりが聞こえるようになってきました。

 一昨日は節分でした。節分と言えば立春の日の前日だけのように思われがちですが、立夏・立秋・立冬の前日も節分と1年に4回あることを知らない人も多いようです。立春前日の節分は豆まきとか恵方巻が、私たちの暮らしにすっかり定着して、それもまた楽しみの一つです。

 わが家もあちこちから恵方巻が届き、今年の恵方は南南東だそうで、形ばかりの縁起にあやかり、また妻が用意してくれた煎った大豆豆を、「鬼は外福は内」と玄関先で撒いた後、10歳1個で省略して8個食べ無病息災を祈りました。

「立春の 前日節分 恵方巻 南南東に 向かって食べる」
「歳の数 煎り豆食べる ことできず 8個に省略 無病息災」
「閏住の 菜の花さて 春来たり どこはなしに 浮き浮きしつつ」
「気の早い マスコミ先々 ニュース追う 早くも桜の 開花予想が」

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人間牧場

〇門前の小僧の修行
 冬になると人間牧場のコンクリート舗装した進入路の上には、沢山の落ち葉が堆積し、加えて食べ物であるミミズを求めイノシシが掘り返すため、道とは思えないような姿になっています。

 普段は人通りもないまるで人間牧場専用の道になっているので、私以外誰も掃除をする人もないので、まるで門前の小僧がお寺の道を掃除するように、私が年に何度か熊手を使って掃除をしています。昨日は寒さも緩んで風もない穏やかな日だったので、とりあえず掃除をしました。

 掃き集めた大量の落ち葉や土は斜面下に落とし、1時間ほどですっかり奇麗になりました。間もなく人間牧場も冬の眠りから覚め、いよいよ活動シーズンが始まり、多くの人が訪れるようになります。清々しい気持ちで人を迎えたいと思います。

「牧場の 進入路には 落ち葉落ち 加えてイノシシ 悪態痕跡」
「熊手持ち まるでお寺の お坊さん 修行のつもりで 掃除おさおさ」
「節分や 立春になり 牧場も 眠りから覚め いよいよシーズン」

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