人間牧場

〇稲藁の確保

 このところ私たちの地方でも、早生系の稲を栽培するようになって5月連休田植え、9月初旬稲刈りというパターンがすっかり定着をしてきました。今年は台風の影響で稲刈りが始まる頃に長雨が続き、農家の人は稲が刈れないとぼやき、気を揉んでいましたが、ここに来て好天が続き、天気予報を気にしながら稲刈りが随分進んでいるようで、昨日は早くも親友西岡さんからつきたての新米が一袋届き、今日あたり新米の美味しいご飯が食べれるものと期待をしています。

確保して乾燥している稲藁の束
確保して乾燥している稲藁の束

 最近はコンバインの普及で稲刈りもすっかり楽で早く、腰をかがめて稲を刈った昔の姿を懐かしく思いますが、コンバインは刈った稲穂からモミを落とし、稲藁は瞬時同時にカッターで切られ、土に返されるのです。家庭菜園をやっていると稲藁や籾殻は野菜作りに欠かせない必需品なので、籾殻は直売所などで買い求めることができますが、稲藁は農家に頼まないと手に入らないため、毎年わが家の直ぐ下の田圃の持ち主にお願いして確保しています。一昨日下の田圃の稲刈りが終ったようで、奥さんが稲藁を取りに来るよう連絡をしてくれました。

 早速ビニール紐を持って出かけて行きました。カッターで切らずに残してもらった稲藁を寄せ集めて幾つかの束にし、近いけれどまだ乾燥が充分でないため重いので、軽四トラックの荷台に積んで持ち帰りました。このまま倉庫に終うとカビが生えて腐るので、畑の隅にビニールシートを敷いて藁束を立てて乾燥することにしました。昨日は風も適当にそよそよと吹いて、絶好の日和だったのでかなり乾いたようですが、水・木曜日と雨予報なので、それまでに何とか粗方乾かせたたのち、倉庫に終いたいと思っています。

 今年の夏は初めて本格的に小玉スイカを作りました。草対策として黒いマルチを敷き、その上に稲藁を敷いた結果は上々で、3本の株から40個ものスイカを収穫することができました。それもこれも稲藁のお蔭です。昨日確保した稲藁は倉庫の中で来年の5月まで長い眠りにつきますが、ネズミの温床にならぬよう気をつけて保管しなければなりません。来年のスイカ作付けが益々楽しくなりそうです。こんなことに一喜一憂する老い始めた自分の姿に、思わずハッと気付きました。来年も夏を元気で迎えられますように・・・。馬鹿だなあ!!。

  「最近は 稲藁その場 カッターで 切られ畑に 戻され土に」

  「お願いを していた稲藁 束にして 畑の隅に 立てかけ乾燥」

  「半年間 倉庫の隅に 保管する 来年スイカ これを敷き藁」

  「来年も スイカ作ろう しょうもない 思い巡らせ 夏から秋へ」

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人間牧場

〇妻の誕生会

 昨日はグリーンカーテンやトマトの畑の片づけが一段落したので、家庭菜園に植えるキャベツと白菜のセル苗を買いに軽四トラックで、午後3時頃二人で出かけました。大洲では久々オズの湯という温浴施設でリフレッシュです。今年の春まで私は時々温浴施設のサウナを利用して汗を流していましたがいましたが、サウナや水風呂を余り使うと身体によくないという話を聞いたので、温泉にたっぷり浸かって汗を流す方法に切り替えました。サウナを利用しない入浴料金は350円と低価格なので、二人合わせても700円とはお得です。

70歳の誕生日を迎えた妻繁子
70歳の誕生日を迎えた妻繁子
料理店の壁に書かれた言葉
料理店の壁に書かれた言葉

 実は昨日は我妻の70歳の誕生日でした。二人だけで食事をするのもどこか気恥ずかしい気もしましたが、近くの日本料理店に入り、水入らずの心ばかりの誕生会をやりました。このお店へは孫たち家族を連れて時々食事に来ている馴染みのお店なので、お寿司屋一品料理を頼んで少し贅沢な夕食となりました。このお店の背もたれに上に、「海の中に住む魚は海の姿が分らない。幸せの中に住む人は幸せの姿が分らない。日常こそが幸せの姿」と書かれていました。その通りだと妻の姿を見ながら実感した次第です。

 妻と見合い結婚して、早いもので今年で45年になります。私も妻もいつの間にか70歳の大台に乗りました。ただがむしゃらに立ち止まることもなく今日を迎えましたが、そろそろ立ち止まることも必要だと思いました。特に妻は女・嫁・妻・母・主婦・仕事と、毎日毎日休む間もなく一人何役もこなさなければなりません。夫婦とは有難いもので、私の顔色や姿を見ただけでその日の元気度を見抜く眼力を持っています。3日前手袋の中にいたムカデに左手小指を噛まれ、ちょっとした騒動を引き起こしてしまいましたが、妻は仕事をさて置いて急いで帰宅し、熱心に手当てや看病をしてくれました。お蔭で大事に至らず処置を終え全快しました。昨日は妻の顔を見ながら少し楽をさせてやりたいと思った70歳の誕生日でした。

  「70歳 昨日は妻の 誕生日 二人揃って 温泉楽しむ」

  「二人だけ ささやかながら 誕生会 料理食べつつ 過ぎ越しことを」

  「これからは 立ち止まりつつ 休みつつ 老いを楽しむ できるかどうか?」

  「二十日だけ 同じ年齢 笑いつつ 会話弾みて 楽しい一日」

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〇今日は妻の誕生日です

 facebook上に、「今日は〇〇さんの誕生日です」と、友だち600人の誕生日を知らせる連絡が届きます。その都度「誕生日おめでとうございます」と書き込んで祝福していますが、自分の家族の誕生日となると、自分のWritingCalendarが手元に届けば、忘れないように書き込んでいるものの、急に問われると「はていつだったかな?」と首を傾げてしまうのです。

 今日9月12日は妻の70回目の誕生日だそうです。昨日まですっかり忘れていて、昨晩明くる日のスケジュールを組み立てるのにCalendarを開け、「妻繁子誕生日」と書いているのを見て、滑り込みセーフで思い出しました。早速プレゼントの準備をしました。プレゼントといっても人様のように真っ赤なバラを、年齢の本数用意をするようなキザなことなどできるはずもなく、いつものように白い封筒を用意し、黒いサインペンで「繁子さんへ。誕生日おめでとう。いつもありがとう。いつまでも健康で長生きして下さい。進一より」と歯の浮かない程度の質素な美辞麗句を書き、封筒の中へ金一封を入れて、夕食後居間で手渡しました。

 一日早いサプライズに驚いたのか、妻は毎度のことながら嬉しそうに「ありがとう。嬉しい」と満面に笑みを浮かべて喜んでくれました。今朝若嫁が内孫二人に「今日はおばあちゃんの誕生日よ」と言うと、2年生の孫希心が「今朝はおばあちゃんに真心こめておはようと言ってあげたよ。それがプレゼント」と、早くもしたたかな一面を覗かせていました。今年は妻にとっても私にとっても特別な誕生日です。70歳の大台に乗ることもさることながら、15年間親父の世話をしてくれたこと。親父を自宅で見送ってくれたこと。仏事全般を滞りなく済ませてくれたことなどですが、特に母亡き後の15年間、嫌な顔一つせず親父の宅介護をし終えてくれたことには、感謝しても感謝しきれない気持ちです。

 まだまだ若い若いと思っていたのに、私も妻も早くも70歳です。老い先のゴールのテープもちらほら見え隠れしてきました。これからがこれまでを決めると考え、これからもしっかり生きて行こうと二人で誓い合いましたが、妻もそろそろ来年の春にはパート勤めを終えさせようと思っています。お互いよく働きました。これからはもっともっと人生を楽しもうと、二人で話しました。だ・と・さ。

  「誕生日 迎えた妻は 七十歳 あっという間に 歳を重ねて」

  「誕生日 スケジュール表に 書いていた お蔭で前の日 思い出したよ」

  「封筒に 短い言葉 筆ペンで 書いて寸志を 手渡しました」

  「十五年 親父の面倒 看てくれた 今年特別 中身は一緒」

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人間牧場

〇忙がしい一日でした

  4時00分  起床 
  4時10分  書斎にてアメーバブログを書き始める
  5時00分  ワードプレスブログを書き始める
  6時00分  ウォーキングに出発する(約6千歩歩く)
  6時50分  昨日大掃除した親父のゴミを一輪車で3回往復して出す
  7時20分  朝食
  8時00分  届いたハマチ9匹を3枚に下ろす
  8時40分  残飯処理を終える
         菜園でホウレンソウの種蒔き
  9時00分  農協へ消石灰を二袋買いに行き畑に撒く
  9時30分  式服に着替えて木戸さんの葬儀のためルミエールへ行く
 10時30分  木戸正さんの母親の告別式参列
 11時40分  告別式終了
 12時00分  妻と自宅で昼食
 13時00分  家庭菜園でトマトの残菜片付け
 16時00分  下灘へ魚を貰いに行くトロ箱2箱
 17時00分  孫奏心保育園お迎え
 17時20分  西岡さんと宮栄さん宅へ魚をお裾分けに出かける
 17時50分  魚の下処理
 18時50分  魚の下処理終了
 19時00分  NHKニュース視聴
 19時30分  夕食
 20時30分  休憩・facebookチェック
 21時00分  風呂
 21時30分  メール返信・原稿校正
 23時30分  就寝

 まあざっと一日を振り返っただけでも、こんなことをして過ごしました。サンデー毎日といいながら、私はまるで駒鼠の様に動いています。ゆえに気がつけば、ポケットに入れている携帯電話内蔵の万歩計は、1万3千歩も歩いているのですから驚きです。明日は人間牧場へお客さんがやって来る予定なので、多分急がしい一日となりそうです。 

  「一日を メモ書きすると 何とまあ あれやこれやと 忙しい一日」

  「明日もまた サンデー毎日 返上し あれやこれやと 思いつくまま」

  「気がつけば 1万三千 歩も歩く 携帯内蔵 万歩計見る」

  「忙しい 言いつつ日々を 面白く 過ごせば人生 面白いかも」

 

 

 

 

 

 

 

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人間牧場

〇白く可憐なニラの花

 15年前に亡くなった母ちゃんが、「道端の草花にも足を止め、綺麗だと思えるような人間になりなさい」と言っていました。今は人間牧場になっている土地は元々サツマイモや大麦を植える畑でしたが、その後みかんの苗を植えてみかん畑になっていました。当時は新道車道はあっても、車のなかったわが家では、サツマイモも麦もみかんも全て細長い山道を背負子に背負って家まで運んでいました。

ニラの花
ニラの花

 子どものころは、私たち子どもも重要な労働力として駆り出され、私専用の背負子で汗をかきつつ母親の後をついて働きました。道端に腰をかけて一休みする場所は決っていて、そこには季節の草花が沢山咲いていました。この頃になると初秋の風が漂い、真っ青な空色のような露草、ナデシコ、ススキ、萩などなどがいっぱい咲いていましたが、母ちゃんと「綺麗綺麗」といいながら眺めたのを思い出すのです。

 子どものころのような重労働の合間ではありませんが、毎朝夕ウォーキングする道端にも、その気になって見れば沢山の草花が咲いています。昨日ウォーキングの帰り道で、わが家の畑の隅の足元に、真っ白いニラの花を見つけました。餃子やニラ雑炊に欠かせないニラの葉っぱはスーパーなどで売っていますが、道端にも種を落とした野生のニラも結構生えていて、この時期花を咲かせるようです。薄紫のラッキョウの花とはまた少し違った趣ですが、野生ゆえに美しさを感じました。

 花の種は自分がはじけて居場所を作りますが、野鳥も啄ばんで糞に落としてもあちこちに広がります。今年は正露丸のような黒い実を結んだら種を取って、畑の隅に播いてみようとよこしまな考えになりました。何はともあれ母ちゃんが教えてくれた言葉通り、ニラの花の美しさを楽しもうと思い、しゃがんで花の美しさに見とれました。母ちゃんは天国のどのあたりで今年逝った父ちゃんと出会っているのでしょうか。

  「道端の 草花見ても 綺麗だと 母ちゃん教え 思い出しつつ」

  「ニラの花 畑の隅に 人知れず 露を含んで 綺麗に咲いて」

  「ニラの種 今年は取って 増やそうと よこしま考え 頭に過ぎる」

  「秋近し 道端そこそこ 野の花が いっぱい咲いて 散歩楽しい」 

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人間牧場

〇適当なお湿りで発芽は順調です

 やけっぱちに鳴いていたセミの声もいつしか遠のき、朝晩はすっかりしのぎやすくなりました。これから一雨毎に季節は秋に向って進んでいくようです。今日は常識だと東寄りに進むとばかり思っていた台風18号が中部地方に上陸したようで、そんなに大きくはない台風でも台風は台風で、その方面では雨や風が強くなったようでした。

仲良く芽を出した大根
仲良く芽を出した大根

 大根の種を播く210日~220日ころは毎年のように台風がやって来て、折角伸び始めた芽を風が揉むので心配していますが、今のところは種を播いてから2~3日で順調に芽を出していて、昨日は畝間に牛糞を筋状にやりました。昨晩から今日にかけてそれほど強くない小雨が降って、牛糞も土に馴染んだようです。

 今日は隣りの野菜作りの達人であるおばあさんに、ホウレンソウの作り方を教えてもらいに行きました。おばあさんの言うのには、ホウレンソウの種は播く前に水に浸して発芽を促すのがコツだと言われました。早速少し大きい目の深皿に種を入れ、水に浸しました。この時期の気温だと明後日が播き時だそうです。別れ際「お節介だけどくれぐれも石灰を撒くように」と、節介=石灰を掛け合わせ、トンチの効いた助言を受けました。

 私が野菜を作るようになって5年が経ちましたが、ホウレンソウだけはまだ一度も満足の行く結果が出ていません。今年こそはリベンジをと思っています。隣のお節介なおばあさんは早速お節介ついでだと、腰をかがめながらわが家まで現地視察にやって来ました。ホウレンソウの種の浸し具合をみたり、畑の様子を見て「よく頑張っている」と誉めてくれました。お礼に私が作った自慢の枝豆を差し上げ大層喜んでもらいました。

  「ホウレンソウ リベンジ誓い 聞きに行く 隣のばあさん 懇切丁寧」

  「お節介 だけど石灰 忘れるな 隣のばあさん 頓知効かせて」

  「お湿りで 大根貝割れ 芽を出して 仲良く並んで 豊作予感」

  「台風が 来ないで欲しい 名古屋では 雨風強く 人事でなし」

 

 

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人間牧場

 

みんな楽しそうでした
みんな楽しそうでした

〇通学合宿夕焼け村

 今年で16回目を迎える通学合宿夕焼け村が、潮風ふれあいの館で日曜日から始まりました。初日は秋雨前線の影響であいにく雨のスタートだったため、初日に予定していた私の夕日の話は、昨日に順延してもらいました。昨日は雨も上がってまずまずの天気だったため綺麗な夕日は望まなかったものの、まあそれなりの夕日に子ども対も満足の手合いでした。

夕日夕焼けをバックに夕日の話しをする私
夕日夕焼けをバックに夕日の話しをする私

 夕日の話は毎年私の担当です。昨日は夏休み明けで子どもたちの学校行事もかなりスケジュールが詰まっているようで、学校から宿泊所入りしたのは午後5時半頃でした。子ども立ちは急いで着替え、ご飯を炊いたり昨日の献立であるロコモコ丼を作ったり、かなりタイトなスケジュールをこなしていました。昨日の日没は午後5時28分なので、食事準備を途中で中断し、午後5時15分に館の前の広場に集まり、長い電柱ベントに腰掛けさせました。

 私は「双海町の夕日のことだったら若松に聞け!!」と言われるようになりたいと思って、「夕日の質問箱」という50の設問を作っていますが、昨日はその中から思いつくまま10ほどの設問を用意して30分弱の短い時間でしたが子どもたちに話してやりました。子どもたちもそれなりに絡んで、最期はハーモニカを吹いて締めました。子どもたちの双海町という自分の住んでいるふるさとを意識させることは、とても大切な夕焼け村の目標の一つです。

 子ども教室の実行委員長を長年務めている私は常々、ふるさと教育の必要性を説いています。子ども体験塾も、子どもおもしろ大作戦も、勿論夕焼け村もその一環です。昨日は嬉しいことに高校生や中学生のジュニアリーダーも沢山集まってくれ、また婦人会の皆さんが料理指導や準備万端をしてくれました。また中尾先生や冨田さん、大学生のボランティアも加わり大人数でとても活気がありました。

 一週間親元を離れ、学校と宿泊所を往復するプログラムは、格好の親離れ子離れのチャンスでもあるのです。家庭教育の基本は子どもが親に寄りかかることを不必要にする教育です。過保護とも思える、また物の豊かさの中で育っている親と子が距離を置いて、目に見えない形でその存在感を確かめることは大きな意味があるのです。たった一週間ですが子どもたちは必ずや大きく成長することでしょう。

  「今年も 通学合宿 始まった 家庭離れて 親子に距離を」

  「今年も 秋雨晴れ間 ちょい見つけ 夕日の話 私の担当」

  「親離れ 子離れさせる 作戦は みんなの協力 あるからできる」

  「ロコモコ丼 ハンバーグの上 目玉焼き 乗せてタレかけ 中々メニュー」

これが噂のロコモコ丼
これが噂のロコモコ丼

 

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人間牧場

〇大腰筋ストレッチ

 「お父さん、歩く姿が少し猫背になっているようよ。気をつけてね」と数日前妻に言われました。そういえばこの4~5日、雨模様を心配しながら畑作業に汗を流したため、「農作業による足腰の疲労がピークに達している」ことを実感していて、外の窓ガラスに写った自分の姿を見ると、少し猫背になっているような感じがしてハッとしました。早速2~3日前のウォーキングから、そのことに注意をして歩くように心がけたり、毎朝書斎の机に向ってブログを書く時も、椅子に座る姿勢に気をつけ始めていますが、ちょっと油断すると楽な姿勢になってしまうのです。

 私のウォーキングコースはかなりきつい坂のアップダウンがあるため、この時期でもウォーキングが終わって自宅に帰ると、朝晩涼しくなったといいながらシャツを着替えなければならないほど汗をかきます。登る時と下る時使う筋肉は違うことを実感しながら、最近は大腰筋を鍛えるストレッチもやっています。ストレッチといっても、腰に両手を当てて胸を張りながら足を前に踏み出すだけの動作を、何回か繰り返すだけなのですが、これが意外と腰の運動になるようで、特に農作業をした後の腰のケアーに役立っているのか、若い頃は年に2~3度発症していたぎっくり腰も、この2~3年すっかり影を潜めているようで、嬉しい限りです。

 腰という漢字には「要」という文字が使われています。腰が悪いと背筋が曲がって猫背になったり、腰痛になったり、肩こりだって起こるので、腰はまさに体の要だと実感しています。私の体も70年間使い続けているので、そろそろ曲がり角のようです。人間の体は骨と筋肉と内蔵や血管、それに脳などでできていますが、いずれかが悪くなるといずれかに反応して病気になります。数日前本村の松村さんが亡くなったということを風の噂で聞きました。松村さんとはかつてお互いに松山工業高校のPTA役員をしたこともあって、私より三つ年上ながら度々ご一緒しました。お酒も呑まないのに朗らかにして陽気な性格で、誰からも「一亀さん」と慕われていました。最近心臓の調子が悪かったそうですが、畑で倒れて帰らぬ人となったことを、旅先で知りました。先月亡くなった同級生の谷岡さんといい、身近な人の訃報は身体に堪えます。ご冥福を祈りながらもう少し元気でいようと心に誓い、今朝もウォーキングと大腰筋ストレッチをしました。

  「お父さん 少し猫背に なっている 身近な妻の 指摘にハッと!!」

  「早速に 窓に写った 自画像を 見ながら是正 誓って歩く」

  「大腰筋 鍛えるための ストレッチ も少し長く 生きたい思う」

  「同年の 人が朝刊 訃報欄 いよいよ順番 来たこと実感」

 

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人間牧場

〇次男息子の家の地鎮祭

 昨日は松山に住む次男息子が、新しく購入した土地に家を建てるため、地鎮祭をするので来て欲しいと頼まれ、夫婦で出かけて行きました。土地を購入する時相談があって、現地を見ていたので土地勘はありましたが、幹線道路からどのくらいの位置か、また学校や病院、買い物といった日常の暮らしに関係のある場所は遠いのか近いのか、確認しながら現地に到着しました。

 

鍬入れする息子たち夫婦
鍬入れする息子たち夫婦
玉ぐしを捧げる次男息子
玉ぐしを捧げる次男息子

 敷地には既に隣りの敷地との境界にブロック塀も作られ、土台となる場所が分るようにテープで目印がつけられ、その上に地鎮祭のためのテント内には祭壇の準備が整えられていました。近所の出雲系神社の宮司が祝詞を読み上げ、息子夫婦が小高く持った砂山に「エイ、エイ、エイ」と掛け声をかけて鍬入れを行いました。その後宮司、施主に続いて私たちも玉ぐしを奉奠し、二礼四拍手一杯して神事を終わりました。

地鎮祭終了後の記念撮影
地鎮祭終了後の記念撮影

 発注先はミサワホームだそうで、会社の人の話によると材料のプレカットなどは全て工場生産で、9月に着工すれば年末に完成し、今年中に引渡しされて入居できるそうで、いやはや工事の早さに驚きです。わが家を新築した40年前には建前をしてから完成まで1年間もかかりました。今の家は土壁でもなく耐震設計のため、屋根に重い日本瓦を乗せるでもないので、一事が万事まるで張子の家のようです。

 地鎮祭終了後、道後のふなやというホテルに会場を移し、息子夫婦と私たち夫婦、それに若嫁の両親の6人でささやかな祝いの席が持たれました。みんな車を運転して出かけているので、アルコールゼロのビールで乾杯し、次々と出てくる和風コース料理をいただきながら歓談しました。次男息子も間もなく40歳です。私が家を建てたのが30歳ですから私たち夫婦に比べると少々遅い思いつきですが、息子にとっては一世一代の大仕事だと思うのです。

 息子の親である私たちと若嫁の親が、ささやかな財政的援助をしてやったようですが、それでもこれから銀行ローンを毎月返済して行かなければなりません。若いということは借金ができる力があるということでもあります。今の気持ちを忘れず健康に充分注意し、温かい家庭を築いて欲しいと願っています。

  「わが息子 土地を求めて 家建てる 計画ありて 地鎮祭する」

  「土地と家 うん千万の 大事業 ローンを抱え これから大変」

  「年季で 暮らしているので ささやかな 援助だけしか できぬ苦しさ」

  「若夫婦 マンション家賃 だと思い これから先は 多少苦労が」

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人間牧場

〇蜜蜂を食べるスズメバチ

 夏から秋に変わるこの時期になると、どこからともなく大スズメバチや黄色スズメバチがやって来て、蜜蜂の巣箱の前に陣取り、蜜蜂を空中で抱かかえるようにゲットして食べるのです。その行動は素早くあっという間で、スズメバチは蜜蜂の天敵なのです。家の裏に置いている巣箱の入り口は、私たち夫婦のダイニングからよく見えるので、蜜蜂に比べればかなり図体の大きいスズメバチがやって来ると一目瞭然で、直ぐに虫取り網を持って急いで巣箱に近づき、虫網で生け捕りにするのです。

大スズメバチ
大スズメバチ
黄色スズメバチ
黄色スズメバチ

 生け捕りにしたスズメバチは可哀想な感じもしますが、養蜂をしている人間にとっては招かざる客なので、刺されないよう注意をして足で踏み潰して殺すのです。家の裏には入居している巣箱がまだ4箱残っていて、スズメバチたちはこの4つの箱を渡り飛びながら、餌となる蜜蜂を捕食して食べていますが、友人はバトミントンのラケットで、ハエ叩きのように叩き落すのだそうです。またある友人はペットボトルで、入れば外に出られないような地獄を作り、撃退しているようです。

 さて地獄の中に入れる誘引液体の作り方を知人から教わりました、調合割合はお酒1.8ℓ、酢600cc、砂糖750gだそうです。私も一昨年一度だけ作って試してみましたが、地獄の作り方が悪かったのか、液体の作り方が悪かったのか、余り効果は上がらなかったので、直接捕獲する方法で撃退しています。今年はもう既に50匹以上捕獲して殺傷処分をしましたが、これも蜂蜜を集めてくれる蜜蜂への恩返しだと思ってやっています。昨日は蜂蜜を採った後の蜂の巣をナイロン袋に入れて外に置いたところ、どこからともなく沢山の蜜蜂が集まってきて、残った蜂蜜を群がって食べていました。私の養蜂も今年は後一箱を残し16升と予想以上の成果を収めました。採蜜後も今年は残存率が高く、いつになく気持ちの良い秋を迎えています。

  「蜜蜂の 巣箱の目に 陣取って 空中捕獲 上手いもんだね」

  「スズメバチ 百害あって 一利なし 私身勝手 殺傷処分」

  「スズメバチ 虫取り網で 捕獲して 刺されないよう 殺傷処分」

  「スズメバチ どこで暮らして いるのやら 秋口なると どこからともなく」

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