人間牧場

〇タマネギの苗植え

 私はどういう訳か、家庭菜園に毎年植えるタマネギの出来がイマイチです。どうしたら良く出来るか近場の人に聞いてはやってみるのですが、妙案もなく今年もタマネギの植え付け時期がやって来ました。この10日ほどぎっくり腰を患い体調もイマイチなので、妻からは余り無理をしないようにきつく言われていますが、それでもタマネギを植えるように、夏野菜の名残りだったナスを、息子に頼んで引き抜いてもらい、残骸を片付けたり雑草を取り払ったりして牛糞を振り撒き、何とか耕運機を掛けて整地をし、畝を立て終えました。

オズメッセグリーンセンターで買い求めたタマネギのセル苗
オズメッセグリーンセンターで買い求めたタマネギのセル苗
植え終わったタマネギ畑
植え終わったタマネギ畑

 八幡浜へ行ったついでに、オズメッセのグリーンセンターに立ち寄り、タマネギの苗を買い求めようとしましたが、今年は天候不順で品薄らしく、仕方なく1トレー800円の20穴セル苗を3トレー買って帰りました。品種は例年通り晩生の「もみじ」という品種です。早速昨日は病院での検診を終えて帰宅後、昼食を済ませた午後から、植え付けに取り掛かりました。セル苗の欠点はセル穴から苗を引き抜く手間がかかることです。店員さんに教わったように、下のセル穴から割り箸のような木切れを差込み、抜いて行くのですが、苗床土のバーミキューライトを、根につけたまま上手に引き抜くことは中々容易ではありませんでした。

 それでも抜いたタマネギ苗を1畝2列ずつ植えて、何とか夕暮れまでに作業を終えました。中腰での作業ゆえ、腰の具合が心配でしたが、今朝はそれもなく無事乗り切ったようです。今日は天気も良いようなので、植えたタマネギの畝に雑草が蔓延らないよう専用の除草剤を振り撒いたり、肥料をやろうと思っていますが、これで今年の予定していた野菜の植え付けは無事終了です。今年は秋口に長雨にたたられ、野菜が品薄ゆえに高騰して台所を直撃しているようです。このところ温かかったせいで、キャベツや白菜に青虫が発生し、消毒しない方針なので、毎日青虫取りに追われています。それでもわが家庭菜園では大根も白菜も、チンゲンサイも小松菜も、多少害虫の被害に遭いましたが、順調に育ち食卓を賑わせたり、お裾分けして近所や親類から喜ばれています。

  「菜園を 耕し畝立て タマネギの 苗を今年も 予定通りに」

  「中腰の 作業で苗を 植えて行く ぎっくり腰で 少し心配」

  「セル苗の トレー穴から 木片を 突っ込み苗を 順次引き抜く」

  「このところ 野菜高騰 していると 言うがわが家じゃ 野菜ふんだん」

 

 

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〇下灘駅でのサプライズ

 昨日の夕方、四国ガンセンターでの義兄検診に立会った後、義兄夫婦を八幡浜まで見送っての帰り道、車のフロントミラーやバックミラーに後方の西の空が夕焼けに染まっている姿が映りました。運よく下灘上浜まで帰っていたので、夕焼けを見ようと急に思い立ち、国道を右折して下灘駅に立ち寄りました。下灘駅には既に沢山の人が思い思いの場所を確保して、西の方向にカメラを向けていました。私も手持ちのタブレットとデジカメのスイッチを入れ、空いた場所を確保して写真を撮りました。

夕暮れ迫る下灘駅
夕暮れ迫る下灘駅
下灘駅の看板も赤く染まる
下灘駅の看板も赤く染まる

 やがて西の空に綺麗な夕日が雲間を破って顔を見せ始めると、それぞれの人は慌しくカメラのシャッターを押していました。やがて観光列車伊予灘ものがたりがプラットホームに滑り込んで来ました。どうやらカメラマンのお目当ては夕日と観光列車のコラボのようでした。観光列車から沢山の乗客が先を争うように小走りでホームを行き交い、沈み行く夕日を我先にカメラに収めていました。余りの迫力に一瞬たじろきましたが、夕暮れ時ゆえプラットホームの横に綺麗に咲き始めたコスモスの花など見向きもしませんでした。

咲き始めたコスモス
咲き始めたコスモス

 車の混雑を避け、私は一足先に下灘駅を後にして帰路につきましたが、自宅の車庫に車を入れて玄関先から海の方向を見ると、さっきの観光列車伊予灘ものがたりが長い上灘川の鉄橋を松山方面に向って渡っていました。多分車内ではサプライズで下灘駅のプラットホームから見た夕日の話で持ち切りだったことでしょう。勿論私にとってもサプライズで、夕日夕焼け、下灘駅のコスモス、そしておまけに観光列車伊予灘ものがたりまで見れたのですから、昼間の疲れも忘れてしまうほどの至福のひと時でした。

  「西の空 バックミラーに 赤く映え 見たい一心 下灘駅へ」

  「沢山の 人がカメラを 携えて 思い思いの 場所に陣取る」

  「サプライズ 観光列車 入線し 乗客一斉 みんな小走り」

  「何もない 無人の駅に 人集う 30年で 認知度アップ」

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〇新聞スクラップ

 私は若い頃から新聞スクラップをしています。新聞スクラップといっても、自分や双海町に関係のある記事や興味のあるもの程度なので、深い意味はありませんが、これが長年やっていると結構溜まって、置き場に困るほどなので、今のところ忙しさにかまけて写真類や資料とともに、段ボールに入れて倉庫にしまっています。そのうち暇でもできたら整理をしようと思っていますが、未だその暇も見つからず多分紙ごみの運命を辿ることでしょう。

豊田渉さん執筆の四季録
豊田渉さん執筆の四季録
井上和子さん提供の路上自転車紙芝居風景
井上和子さん提供の路上自転車紙芝居風景

 最近私の友人の豊田渉さんが、愛媛新聞の四季録に連載執筆を始めました。毎週土曜日の掲載なので、土日は出る機会が多く、読んでもスクラップをする機会を逸することが多いのですが、これも楽しみの一つなので、先週土曜日の分はスキャンしてパソコンに保存しました。偶然でしょうか、その日の四季録の下に、一枚のセピア色した写真が掲載されていました。昔の紙芝居風景ですが、その写真が何と双海町上灘の風景でした。

 私たちが子どものころは、テレビもなくもっぱらの楽しみは、たまにやって来る紙芝居でした。砂利道を自転車の荷台に紙芝居を積んで、拍子木を叩いて子どもを呼び集め、ぎょうせん飴を竹串に巻いて5円で売り、買った子どもは優先的に前の方で見せてもらえるのです。やがて紙芝居のおじさんが、何人もの登場人物の声を巧みに一人何役もこなし、物語を面白おかしく演じ、子どもたちはぎょうせん飴を食べながら見聞きしました。

 最近はリバイバルで、あちらこちらで本の読み聞かせや紙芝居が行なわれているようですが、街頭で演じる懐かしい紙芝居風景は、遠い記憶の彼方に忘れ去られようとしています。戦後とか昭和とかの懐かしい記憶を記録に残したい気もしますが、新聞スクラップの整理すらままならない私には、できるはずもない願望のようです。こうしていつの間にか時は流れ、消えて行くことでしょう。ああこれも人生、ああこれも時の流れです。

  「新聞の あれこれハサミ スクラップ 無造作するが 整理も出来ず」

  「懐かしい 風景路上 紙芝居 記憶辿りて 少年の日々」

  「テレビない 時代ゆえなる 紙芝居 ワクワクドキドキ 夢中になって」

 

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〇海は広いな大きいな

 自分がこの原風景を自慢したくて造ったふたみシーサイド公園砂浜と海は、いつ見ても素敵な光景です。

  「この景色 自慢したくて シーサイド 公園造り 20年が過ぎ」

  「最初頃 窮屈だった 砂浜も 今は自然に 帰りて曲線」

  「何もない ゆえにシンプル ベストです 海・空・夕日 全て気に入る」

  「この景色 これから先も 大切に 守って行きたい 子孫のために」  
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〇中予地域ミニフォーラムin久万高原町(その2)

 久しぶりに来賓あいさつに見えられた、最近久万高原町の町長になった河野忠康さんにお会いしました。合併前の久万町長だったお父さんとも、助役だった渡部さん(いずれも故人)とともに親しく交流をさせてもらいましたが、最近県議会議員を辞して選挙を勝ち抜き町長さんになった河野さんとは、元国務大臣塩崎潤さんの地元秘書をしていた頃知り合い、わが家の横にある私設公民館煙会所に塩崎さん直筆の「自彊不息」と書かれた掲額を、河野さん自身に持参してもらっていたのです。

 河野町長さんは山仕事に出かけた折、箸を忘れてクロモジの小枝で箸を作って弁当を食べた思い出を語られました。ちなみにこの日の司会進行は、昔からの顔見知りで元アナウンサーだった河野町長さんの奥さんでした。開会あいさつはいつも格調高いあいさつをする、私の後任を引き受けてくれて活躍してくれている、代表運営委員の渡辺浩二さんでした。 「森のハーバルライフ・クロモジを使ってまちおこし」について、上浮穴高校プロジェクトの発表の後、私が40分ばかり「若者と学ぶ地域創生のあり方」と題した基調講演を行いました。

 地方創生とは何か、地方創生が目指す2つのポイント、地域の5つの悩みを話した後、2015年国勢調査確定値を読み解きながら、愛媛県内で一番高い人口減少率は久万高原町の12.41%、11.54%の伊方町であること、県内地一番高齢化率の高いのは久万高原町の47.3%、伊方町の43.1%、で、約2人に1人が65歳以上の高齢者であることなどを紹介し、さてどうするこれからの地域創生について話しました。ポール・J・マイヤーの「鮮やかに想像し(夢・計画)、熱烈に望み(願望)、心から信じ(信念)、魂を込めた熱意を持って(情熱・熱意)、行動すれば(アクション・スキルアップ)すれば、何事もついには実現する(成功)」ことを辞令を交えながら伝えました。

 夕方近くのレストランで渡辺浩二さんや梶川嘉徳さん、井上泉さん、河野町長さんの奥さん、上浮穴高校校長森田桂子さん、コーディネーターをした岡崎直司さんたちとささやかな交流会を持ちました。美味しい料理を食べながら四方山話に花を咲かせました。久万高原町の夜はさすがに冷え込み、少し肌寒さを感じましたが、心はポカポカで夜道を戻りました。

クロモジノ商品開発
クロモジノ商品開発
クロモジって?
クロモジってどんな植物?

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〇五行歌10月歌会の結果

 昨日はあいにく一日中雨模様の天気でした。午前10時頃孫の通う小学校から「お宅のお子さんが腹が痛いといって保健室で休んでいます。迎えに来てくれませんか」と、若嫁の携帯に電話が架かってきたので、若嫁は早速学校へ出かけて一年生の孫奏心を連れて帰りました。3年生と1年生の孫は、10月23日の地方祭に子ども神輿を担いでから、少し風邪気味で近くの病院で診てもらいながら学校に通っています。どうやらその余波のようなので、幸い私が家にいたので温かくして部屋で過ごさせました。

 やがて郵便局の配達員さんが手紙類を郵便受けに入れて帰りましたが、松山五行歌の見山あつこさんから届いた封書の表書きは、判読が出来づらいほど雨に滲んでいました。早速ハサミで封を切り、出席歌一番から15番まで、欠席歌1番から19番までさっと目を通して読みました。私の欠席歌は3枚目の16番目に載っていました。
  雨・運動会順延
  雨・洗濯物室内干し
  雨・雨傘に長靴
  雨・台風接近
  雨・雨・雨・またあめか

 作品に続いて次のような講評が載っていました。
 「☆今年の秋はまさにこの通りでした。「雨」がこれだけ並ぶと圧巻。雨の漢字の点々が、雨粒に見えてくる構図もお見事です。最後の最後にある「あめ」のひらがな表記は作者の呟きのように感じます」。思いつきで作った歌ですが、心ある人が講評するとまるで文学作品のような感じもして、少しだけ納得して読み返しました。ちなみに今月の出席歌一席は塚田三郎さんの次の歌でした。なるほど納得でした。
  こんな
  いい日は
  そうそうない
  あえて
  わけは言わないけれど

  「10月の 歌会結果 届きたる 宛名雨濡れ まるで涙字」

  「わが歌は いつものように 駄作だが 講評良くて まるで秀作」

  「雨模様 五行歌詠めば また楽し 季節移ろい 感じるままに」

  「一ヶ月 あっという間に 過ぎて行く いつの間にやら ツワブキの花」

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〇蜂蜜精製

 お盆を過ぎた8月20日前後に採集した蜂蜜は、一升瓶に入れたまま小屋の隅に置いていましたが、私の作業はここまでのため、その後の蜂蜜精製の作業は長男息子に引き継いでいます。しかし息子は仕事や地域づくり活動が忙しかったようで、家の廊下に置いている畳半畳程の小さな家庭用サウナの中に、ステンレス製のパレットを二つずつを五段に並べて、中に一升瓶から取り出した蜂蜜を入れ、殆ど毎夜仕事から帰るとスイッチを入れて低加温しながら、気長に水分を自然蒸発させて、純度82度以上に高めているようです。

瓶詰めされた蜂蜜
瓶詰めされた蜂蜜
琥珀色の蜂蜜
琥珀色の蜂蜜

 先週の日曜日、息子は純度計の数値が82度を越えたので、網目の細かい漉し袋で漉して、大小2つの瓶に瓶詰め作業をしていました。私が採集した時の蜂蜜はサラサラ状態でしたが、水分を飛ばした蜂蜜はいかにも濃いいといった感じで、蜂蜜の匂いが当たり一面に漂い、何ともいえない至福でした。息子はこれまでインターネットを使って、様々な蜂蜜情報を仕入れ、ああでもないこうでもないと楽しみながらやっているようです。昨年までは自分でラベルを作って張ったりしていましたが、今年からは瓶蓋の封ビニールに2016年産を示す16という数字をマジックで書いているようです。

 日曜日の夕方、「お父さん、蜂蜜の瓶詰めができたのでどうぞ」と私の書斎へ発泡スチロールの箱に入れて持って来てくれました。先日行なわれた子ども体験塾に小瓶ながら3個、あそこにも2個、こちらにも1個と、差し上げていますが、失礼ながらほんの少しのお裾分けゆえ、味わって食べるほどの量ではないのです。それでも私と息子が協働して作った純粋な蜂蜜なので・・・・。先日私が代表を務めている21世紀えひめニューフロンティアグループのパトロンである関奉仕財団の関理事長さんや藤原さんにもささやかながら蜂蜜を送りました。(昨年このことがご縁で、藤原さんから「みつばち高校生」という本を紹介され、面白い発見が幾つもありました。

  「蜂蜜を 採るのは私 精製は 息子担当 お互い不可分」

  「今年も 純度の高い 蜂蜜を 中瓶・小瓶 入れて裾分け」

  「蜂蜜の 賞味期限は ないそうな 衛生的に 処理していれば」

  「蜂蜜が 縁で広がる あれやこれ 今年も色々 出会い重ねる」 

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〇金融教育指定校訪問

 昨日は金融教育指定校である大洲市立肱東中学校の学校訪問日でした。肱東中学校へは6月の計画作成や、9月の講演会に出かけていて、今回が3度目です。昨日は授業公開なので、事前に送られてきた教案に沿い、体育館で全校生が参加して行なわれた様子を、大洲市教育委員会の委員さんや、県教委指導主事の先生、市内各中学校の先生たちと参観させてもらいました。

生徒集会
生徒集会
グループ討議
グループ討議

 授業は「職業を選ぶ上で大切だと思うことを考えよう」でした。始めに寸劇で、Aお金が沢山得られること、B自分の適性・能力が生かせること、C自分の興味・関心があっていること、D人や社会の役に立つこと、Eその他について、それぞれ主張がありました。10人ほどのグループに別れ、自分がどの意見に近いカラー付箋に書き込んで、各班の小さなホワイトボードに貼り付け、グループ毎に少し意見を交換しました。その後全員がABCDEに別れましたが、ACが多く、ついでBD、Eは僅か5人でした。

 司会者が何故ABCDEを選んだかそれぞれ2人が主張を述べ、同感や疑義への質問も活発に出て、議論を深めまとめました。授業参観を終えた私たちは、別棟2階の会議室で研究協議を行いました。学校の金融教育の取り組みや、授業を担当した先生の思いなどに対する質疑のあと、指導主事の先生2人、金融広報アドバイザー2人が各々10分間の持ち時間で指導助言を行ないました。一番最後に指名された私も及ばずながら感想を述べました、

 これら金融教育の取り組みの模様は、来月8日に松山のにぎたつ会館で開かれる、金銭・金融教育研究協議会で発表されるので、私も参加する予定にしています。私はこれまで社会教育関係に携わることが多かったため、それなりに何とか取り繕った話ができますが、学校教育に関してはズブの素人ゆえに大した助言も出来ず、いつも「●▼■×?・・・・」などが頭の中に点灯します。まあこの年になると背伸びしても仕方がないので、私なりの気付きのコメントをアドリブでしました。

  「金融に 疎い私が アドバイザー 得意分野で 何とか職責」

  「指定校 三度目ゆえに 顔見知り 生徒笑顔で 会釈してくれ」

  「凄いな 堂々意見 述べる子ら 私ら昔 幼稚だったと」

  「先生に 意見を述べる この私 浅学菲才 いつも赤恥」

 

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〇青いミカンの実る頃

 北の国北海道からは初雪や初氷の便りが届いているのに、四国ではまだ日中は23度近くまで気温が上がり、異常気象を感じていますが、ここに来てやっと朝晩寒さを感じるようになりました。温かい布団の温もりがいつまでも欲しい気もしますが、朝起きの早い私はいつものように午前4時に起床して書斎に入り、パソコンに向かいます。退職して早くも12年となりましたが、いつもと変らない朝の日課で今日もスタートしました。

色づき始めた早生ミカン
色づき始めた早生ミカン

 昨日はぎっくり腰の後遺症を気遣って、ハガキ出しと訳ありリンゴの注文があったので、少し均し運転をしようと郵便局まで歩いてみました。周りの山々の木々は青々としていて、少し色づき始めた感じもしますが、紅葉はまだまだ先のようです。近所の畑のミカンも黄色く色づき始めました。この時期は既に極早生ミカンが最盛期を迎えていますが、もう間もなく早生ミカンにバトンタッチされるようです。

 先日人間牧場へ出かけた折、西嶋さんに極早生ミカンをキャリーに一箱いただいて持ち帰りました。今年は夏の日照りのお蔭でしょうか、どのミカンを食べても甘く、特にこの時期の青切りミカンは酸味や香りもほど良く、ビタミンC 補給のつもりで毎日4~5個は美味しく食べています。昨日は農作業をしていた近所の顔見知りのおじさんの許しを得て立派に実ったミカンの樹を写真に撮りました。

カタバミの花の群生
カタバミの花の群生

dscn5071 路地裏の道を歩いていると、綺麗なピンクの花の群生を見つけました。詳しくは知りませんがどうやらカタバミの花のようでした。野の花は見る人も殆どないのに、季節のめぐりに合わせてひっそりと咲いて実をんだり、根を張って次の年への命のリレーを、人知れず繰る返しているのです。人生の晩期を迎えると、今まで踏みつけて歩いていた道端の草花にも気や目が行くようになりました。時には花と対話するように、しゃがみ込んで花の美しさや移り行く季節の彩りを楽しんでいます。

  「日中は 汗ばむけれど 朝晩は 少しひんやり 秋も深まる」

  「早生ミカン たわわに実り 色づいて 季節移ろい 感じて歩く」

  「カタバミの ピンクの花に 足を止め しゃがんで花と 会話を交わす」

 

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〇日本一と自認する双海の夕日(その2)

恋人の聖地ハートのモニュメントの穴から
恋人の聖地ハートのモニュメントの穴から

 綺麗な夕日を見る度に、「こんな日本一と自認する双海の夕日を見せてあげたい」と、いつも思います。今年も夕焼け村の夕日観賞会もグリーンツーリズム夕日見学会もあいにくの天候で、自慢の夕日を見せることはできませんでした。でも昨日の夕日を見る限り、「日本一と自認自慢する価値はあるな」と、自分自身を納得させました。昨日の夕方は少し強く吹いていた北東の風も収まり、水平線の近くに雲もなかったたため、線香花火のように、最後の一瞬まで夕日を堪能することができました。

水平線に夕日がかかる
水平線に夕日がかかる
ダルマの夕日
ダルマの夕日

 双海の日没は12月3日の一番遅い17時01分となる日まで、これから38日間、毎日およそ1分ずつ遅くなって行きますが、これからは海風も次第に強くなり、気温も夕方になると急激に下がるので、防寒が必要なかも知れません。昨日夕日を見ていたお客さんに「どちらから来られましたか?」と尋ねると、大洲とか松野とかそれぞれでしたが、中には驚いたことに海に沈む夕日を見たことがないという信州や東京の人もいて、旅の途中で味わったサプライズに感動の面持ちでした。私が手持ちのハーモニカを吹いてあげると、下手糞ながら拍手までいただきました。

 いつものことですが、「双海の夕日はいつが一番綺麗ですか?」とよく尋ねられます。その都度「四季折々の夕日には趣があって一概には言えませんが~」とお茶を濁しつつ、持っているデジカメやタブレットに収めている自慢の夕日を自慢タラタラ見せてあげるのです。これもデジタル時代に生きる私のなせる技なのです。一昨日の日曜日たまたま見たNHKの「四国鉄道の旅」というテレビ番組の終着駅は下灘駅でした。180度広がる瀬戸内海をプラットホームのベンチに座り眺める夕日夕焼けも、シーサイド公園の夕日も、また潮風ふれあい公園から見下ろす夕日もそれぞれ味があるようです。

  「いつ綺麗? よく尋ねられ その度に 四季折々の 夕日説明」

  「詳しいね!! 誉められいつも 悦に入る デジカメ画像 見せつつ自慢」

  「あるものの 価値は中々 分らない 町人夕日 見ようと思わず」

  「ハーモニカ 吹いてサービス してあげる 旅の途中の サプライズです」

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