人間牧場

〇庭に咲く花二題
 暦の上では秋だというのに、連日35度ほどの猛暑日が続き熱中症アラートが出たりして、汗だくの毎日が続いています。したがって私の服装も半ズボンや半袖の簡単な姿で外出したりしていますが、他の人も夏の服装なので、別に変った服装だとも思われず、「暑いねえ」を連発してお茶を濁しています。

 

自然界も同じで、わが家では夏の花の部類の百日紅の花が満開で、私たち家族の目を楽しませています。しかし一方ではどちらかと言うと秋の野の花の部類で秋の訪れを告げる彼岸花が裏庭に咲いていて、昨日訪れた松山の田んぼの畦には真っ赤な彼岸花が帯をなして咲いていてとても綺麗でした。

 今日公民館に出かけましたが、公民館長さんの話によるとJR下灘駅では夏の花のひまわり畑の跡地に子どもと老人会が集まって、コスモスと菜の花の種を蒔いたそうです。コスモスは秋の花、菜種は春の花ですが、同時に蒔いてどちらも楽しむそうですが、初めての試みゆえ上手く行くかどうか・・・です。

 

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人間牧場

〇隣町松前町の「松前いいとこ見つけ隊」との交流
 元伊予市立翠小学校の校長で、今は矢田前会長から引き継ぎ第2代め隊長をしている和田由美子さんの紹介でこの5~6年顧問という肩書役職を頼まれていますが、私もあれこれ忙しく、カラスが石を投げる程度の時々出かけて役員会や定例会に参加しています。

 私のようなロートルなど何の役にも立たないと思うのですが、特にこの4年間「子ども夢会議」のサポートを頼まれ、私なりにお手伝いをさせてもらっています。今日はそんなこんなの打ち合わせがあるので是非ともと「出席をと和田さんから頼まれ、午後2時から会議に加わりました。主な季題は11月16日に予定されている史談会がやろうとしている「キッズ道中」について意見を出し合いました。

 また「子ども夢会議」をどうするかも話し合われ、私も協力することになりました。私は目下週末の秋分の日には夕日を観る会、10月5日には人間牧場と年輪塾20周年セミナー、10月27日には子ども体験塾の収穫祭、11月3日と10日には双海町の公民館祭り、12月7日~8日には地域教育実践交流集会などが目白押しで予定されていて、中々です。

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〇ネズミと弁慶ガニ
1日1万歩を目指して毎日歩いていると、毎日同じような道でも足元に目をやれば色々な発見があって何となく楽しいものですが、動物の世界の喜怒哀楽にもよく出会います。今朝は珍し色のネズミと思われる動物の死骸に出会いました。既にアリが群がり始め有機質から無機質に変わり始めようとしていました。動物学者でもないので詳しいことはよく分かりませんが、これが動物の世界の輪廻なのかも知れず、人間の世界に悪さをする嫌われ者のネズミでも少し可哀想になりました。

 少し歩くと今度は親指が真っ赤な弁慶ガニに出会いました。カニには水の中に生息するカニと陸で生活するカニがいますが、弁慶ガニは陸に住むカニで、普通人間様は見つけても食べないので、わがもの顔に親指を立てて道を元気よく横切っていました。この場所付近はよく車が通るので、心の中で「交通事故に遭わないようにしなさいよ」と声をかけてやりましたが、カニ語の離せない私ゆえ通じたかどうかは不明でした。昔子どもの頃は弁慶ガニを追っかけて捕まえ遊び道具にしましたが、弁慶ガニを捕まえ損ねて親指の爪で噛まれたこともありました。

 今はバッタのシーズンで草むらから何匹も飛び出してきました。また空中ではアキアカネトンボが気持ちよさそうに飛び交っていました。いやはや忙しさの余りそこここを見る余裕など殆どありませんでしたが、こうしてみると私たち?、いや私の回りは自然いっぱいで楽しいものです。路上観察で明日の朝はどんな生き物に出会えるでしょうか?。楽しみです。

 

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〇夕日を観る会のお誘い
 オンリーワンながら自称日本一と思う双海町の夕日を観る会を今年の春3月20日に夕日のメッカふたみシーサイド公園でこじんまりと開きました。あいにくの天気で外ですることが出来ず、イベントホールを片付けてにわか作りでやりましたが、参加した人たちから「秋にもやって」とオファーがかかりました。

 シーサイド公園の中川所長さんからも協力来があって何人かに声をかけやることが決まりました。ところが中川所長さんが間もなくおめでた産休で戦列から離れることが決まり、また週間天気予報によると怪しい雲行きで、先が読めない状況が続いていますが、大森さんにも協力していただき、何とか乗り切ろうと思っています。

 10月5日には人間牧場や年輪塾の20周年を控えていて、気の揉める日々が続いていますが、私の持ち分だけはしっかりこなそうと、連日準備に追われています。大番頭松本さんとも連絡を取り合い乗り切ろうと思っています。暑異常気象と思える暑い日が続いていますが、その内涼しくなるものと思われます。秋の夕日を是非見に来てください。

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〇わが家の野良時計
 わが家の敷地内に東屋があります。雨天の時でも屋根があるため、色々細々した作業などには便利で、重宝に使っていますが、夏場はもっぱら息子がカブトムシや蜜蜂の巣箱、朝顔の世話などに使うため、足の踏み込む場所もないほど乱雑になっています。

 お客さんが来るとゲストハウスにしている私設公民館煙会所内へ案内しますが、日常的には東屋の机と椅子の前に座り談笑したり、時には料理を並べて飲食もしますが、最近はすっかり遠のいているようです、その東屋の大きな4本の柱の一本に、農作業中や雑事の時間を知るため、木製の木枠で手作りした野良時計と丸い温度計を掛けています。

 昨日農作業中に妻がお菓子とお茶を用意して持って来てくれ、椅子に座って「今何時?」と野良時計を見上げると、とんでもない時間で止まっていました。どうやら電池切れのようでした。早速取り外して妻が持って来てくれた電池を入れ、時間を合わせると動き始めましたが、農作業や打ち合わせなどの時にはこの野良時計はすこぶる重宝で、これからも大切にして行きたいと思っています。

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〇忘れられない熱心な若者たち
 いきなりワーキングホリデーでワーキングを受け入れている顔見知りの農家のお父さんから、「学生がまちづくりの話を聞きたいようなので、明日訪ねてもいいか」と電話が入りました。わが家は日常的に人が訪れオープンにしているので、断る理由もなくむしろ好意的に歓待することにしました。

 まずやって来たのは埼玉から来た栃木宇都宮大学の女学生で、大学の本棚で私の出版している「昇る夕日でまちづくり」が目に留まり読破しての来宅なので、話は微細に及び、再度人間牧場までやって来て、帰る前心温まる感想を書いたお礼状やお土産までいただきました。

 最初にやって来た時2人の青年は一緒でしたが、若い女性に目が向き男子学生とは余り会話を交わしていませんでしたが、夕焼けコンサート会場でお会いしてスケジュールを確認し、またワーキング先の息子さん同伴でわが家へやって来ました。この息子さんは子どもの頃から知っていて、色々を経て農業を志ざしている好青年です。

 大学生とも将来のことについて熱心に会話をしましたが、今は起業して農業を営んでいる同伴で訪れた好青年とあれこれ学びの多い会話となりました。ワーキングホリデーで出会った青年2人と、久しぶりに会話を交わしたワーキング受け入れ親子との出会いは、私にも少なからずカルチャーショックを与えたようでした。

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〇重量30㎏の土手カボチャ
 映画二宮金次郎の酒蔵上映会以来、すっかり隣町中山のお友だちが増えたわが長男息子は、そのことがきっかけで結成された十彩会という地域づくりグループの活動や集会にも進んで参加しているようで、少なからず影響を受けているようです。

 

 その息子が十彩会のメンバーが育てたという重さ30㎏もある見事な土手カボチャを持ち帰り、玄関先にデンと置きました。わが家へやって来る来客が珍しそうに見たり触ったりしていましたが、息子の話では地元の保育所に飾ったらどうかと提案がありました。

 息子は仕事でその暇がないので代役を頼まれ、私が上灘保育所に出掛け園長さんに話たところ是非欲しいと商談が成立しました。息子は仕事に出掛けて留守だったので、私一人が軽四トラックに難儀難儀で積み込み、転げないように布でしっかり固定し保育所に持って行き、保母さん3人の力を借りて玄関先にデンと置きました。

 子どもたちの驚く姿が目に見えるようですが、カボチャがどのくらい長持ちするかは知る由もありませんが、1ヶ月くらい置いて傷んだら引き取りに行き処分しようと思っています。降って湧いた十彩会の思わぬプレゼントに、思わぬ陰の力を出しました。カボチャが登場する今年のハーロウィンが子どもたちは楽しみです。

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〇代車には慣れたけれど・・・・
 もう一ヶ月前、三崎半島に住む妻の友人宅へ伺った折、私の車に友人のご主人が誤ってバックで衝突してしまいました。私が玄関先へ止めたのがいけなかったのでしょうが、相手は損害保険に入っているし庭先の事故なので警察を呼んで事故処理する必要もないので、保険会社に連絡して保険で治していただくことになりました。

 加えて車の修理が終わるまで代車としてレンタカーが認められているようで、ディラーに私の修理する車を持って行った先、代車として用意された車は、私の車よりいい車でした。始動も停止もプッシュボタン一つで、慣れるのに少し時間がかかりましたが、この10日余り山口と広島へ講演に行くことが決まっていたので、代車で出かけました。

 昨日そろそろ修理が出来る頃だと問い合わせたところ修理工場が混んでいて、もう少し時間がかかるとのことでした。レンタカーとは言いながら他人の車なので傷や事故でも起こしたら大変と、気を使い慎重に運転していますが、慣れたころが一番危ないので早く治ること願っています。

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人間牧場

〇やはり季節の変わり目です
 それまで全く雨が降らず、連日35度以上の猛暑日が続いて土地がからからに乾いていたのに、この3~4日、夕方になるとゴロゴロと雷が鳴り、夕立雨が降るようになりました。

 それはそれとして喜ばしいことなのですが、畑の雑草を取り、秋植えの準備をするため畑へ入らなければならないのに、かなり激しい雨のため畑に入るとつちがぬかるんで、耕すことが出来ないのです。

「野良(仕事をせず日和見で働かない人)が仕事をし始めると雨になる」という古い言い伝えがありますが、まさにその通りで、雨を理由に仕事が出来ないのです。ちなみに私は野良ではなく働き者ゆえ、「本当に農作業が遅れる」と困っています。

 それでも季節は確実に動いていて、「夕ぐれ時が早くなり」、「朝が来るのが遅くなり」太陽の軌跡も少しずつ変わってきました。さあ早く畑仕事をしないと「御幣担ぎ」のように秋蒔き・秋植えが出来ないようになるかも知れないとひとり気を揉んでいる今日この頃です。

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〇210日と220日の大間違い
 私たちが子どもの頃は立春から数えて「210日」といえば、「台風が来る厄日」として恐れていました。ところが最近では温暖化の影響で台風が東北の岩手県に上陸したり、先日の台風10号のように北上するにしたがって発達しノロノロと迷走するなど、今までの常識では考えられないような足跡を残しました。

 私にとって「210日」は大根の種蒔きの目安として祖母から教えられた大切な日でした。今年の「210日」は9月1日でした。ところが忙しくて書斎の板壁に吊るした大きな日めくりカレンダーを破るのを忘れ、30日、31日、1日、2日をまとめて破ったため、9月1日の右横下に「二百十日」と書かれていたのをうっかり見落としていました。

 そして今日9月10日の右横下めをやると「二百二十日」と書いているではありませんか。しまったと思いましたが後の祭りです。さあそれからが大変です。今日は午前中来客があり、手も足も出ずでしたが、来客が返った後急いで作業着に着替え、畑に出て大汗をかきながら畑の草を削り取り始めました。(疲れて眠いので、この続きは明日書きます)

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