人間牧場

〇毎日新鮮野菜を収穫しています
 家の横の菜園で野菜を作っているため、妻は何を作るかメニューを考えるより、収穫した野菜で何を作るか考えることが多いようです。昨日野菜かごにピーマン、アマトウ、ゴーヤ、ナス、白オクラを入れて渡すと、焼きナス、オクラとサワラの塩焼き、ピーマンの天ぷら、ゴーヤの佃煮、それに赤タマネギのスライスを添えたサワラの刺身が出てきました。肉が余り好きでない私としては野菜系・魚系の質素ながら好きなメニューで、熱々のご飯が進みました。

 毎日無農薬の安心安全な野菜を手に取って収穫していると、果たしてこの野菜は一体どのくらいの値打ちがあるのか、正直分からないため、時たま出掛けるスーパーなどで、買いもしないのにナス1袋、ピーマン1袋などを手に取って金額を見たり、産地表示などを見たりします。金額的にはあまり高くはなく、むしろこの野菜を作ったであろう農家の方々の収入に思いを巡らせることが多いようです。

 グローバル社会を反映して、店頭に並んだ野菜や果物の産地は全国区で、中には外国産の物もあって、地産地消と言いながら地元産の商品はそんなに多くはないようです。最近は見た目重視から安心安全重視に消費者の目も変わりつつありますが、自分が作った物を食べれる幸せは何にも代えがたい価値があるようです。さあ、もうひと踏ん張り頑張って野菜作りに励みましょう。

 

 

 

 

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人間牧場

〇活躍する隣のおじさんから貰ったミニ耕運機
 私は本当の農業者ではありませんが、草刈り機や耕運機など農耕に必要な道具は小型ながら一応揃えています。中でも普通畑を耕す耕運機と違って、人間牧場のサツマイモ畑を耕したり菜園の狭い場所など耕運機が入らないところでは、二人で持ち上げれる小型のミニ耕運機を使います。

便利この上ないミニの耕運機

 今日も狭い場所を耕すため、妻に頼み2人で金網柵の上から畑へミニの耕運機を入れて耕しました。鍬で耕すと大変な労力が要りますが耕運機だとたとえ多少硬い畑でもそれなりに中耕できるので大助かりです。ただ難点は余り深く中耕できないので、土が乾き過ぎるこの時期には不向きかも知れません。

 元々この耕運機は隣の96歳で昨年亡くなったおじさんが5年前、断捨離をした折要らないのでと譲ってくれたものです。古い割にはエンジンの調子も良く、紐で引っ張って始動するタイプですが、2~3回力を入れて引っ張ると簡単に始動します。軽四トラックに積めば移動も簡単で重宝この上ない道具で、天国に行った隣のおじさんの顔を思い出しながら使っています。

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人間牧場

〇花あれこれ
 先日わが家に一輪だけ咲いたハスの花を紹介したところ、友人から「花にも色々あります」と一枚の色紙を送ってくれました。なるほどと頷きながら書いている花を思い浮かべました。

 きくのはなから始まり、くちなし、ふじのはな、ひまわり、ばらのはな、しらゆり、あじさい、たちばな、さくらばな、はすのはなに理由をつけて面白い表現でした。

 花づくしに詠まれている花は全て知っていますが、今年わが家に植えた古代ハスに一輪だけ咲いただけに、納得のいくいいプレゼントでした。今年は花の話題が何かと多い夏でした。

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人間牧場

〇今週は百姓三昧で少々お疲れモード
 9月1日に210日を迎えたので、何はさておき畑仕事に精を出しています。草刈り、雑草の除去、夏野菜の残材片づけ、石灰振り、牛糞振り、耕運機中耕、畝立て除草除草マルチ敷きと、大汗をかく暑さや薮蚊と戦いながら一人で何役もこなしていますがこの1週間は少々お疲れモードのようです。

 若い頃は疲れを知りませんでしたが、さすがに年齢を重ねると1日寝ただけでは疲れも取れず、2~3日後まで蓄積する有様です。それでも熱中症に注意をして水分をこまめに補給し、やったお陰でどうにか目標の220日までには、大根の種を蒔くところまで漕ぎつけました。

 さあいよいよ明日は待望の種蒔きです。それにしても自家栽培の安心安全な野菜を作るために、どれ程の労力を使わなければならないのでしょう。金銭換算ではできない家族の健康を守るための、ささやかな挑戦です。百姓とはよく言ったもので、百の仕事をこなさなければなりません。分かったようなたわごとを言いながら季節は進んでいます。

 

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人間牧場

〇民俗資料の迷走
 私はかつて若い頃双海町教育委員会で社会教育に携わっていました。その折廃れ行く民俗資料と思える古い民具を住民から寄付を受け収集しました。かなり本格的な収集だったので点数ははっきり覚えていませんが、かなりの量に上りました。

 展示する場所も方法も考えずのとりあえず収集だったので、郵便局が移転したのを機にその跡地にとりあえず展示保存をしていましたが、郵政省の方針と市役所の思惑が一致して旧郵便局舎は取り壊され消防支所を造るることになり、行き場を失った民具類はとりあえず一軒隣りの農協倉庫へ移転しました。

 農協倉庫も老朽化が激しく取り壊されることになり、その民具は平成の合併と学校統合で閉校となった中山永木小学校へ移されました。双海町の民具の中には海に関する物も沢山あって、海の物が山の学校に置かれるのも不自然な話です。ところが永木の住民が学校跡地を使いたいという話がつい最近持ち上がり、またもやこの民具が同じ中山町の旧野中小学校へ移転する話が水面下で持ち上がっているようです。

 伊予市の文化行政の行方も定まらないまま、このまままた移転となるとどうなるのか、私は双海町史談会の会長をしていることもあり、その行方の危うさに気を揉んでいます。色々な人に相談しより良い方向へ導くのは私たちの仕事。ましてや収集した当事者だけに寄付をしてその教育的利用を託されただけにその説明責任も果たさなければなりません。頭の痛い問題です。私案はあるのですが・・・。

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〇スズメバチの駆除
 今日の昼頃偶然見つけた隠居家軒先に作っているスズメバチの巣のことを、とりあえず息子の職場へ電話を入れ、仕事が終わって帰宅する時、ホームセンターでジェット噴射のスプレーを購入して帰るよう伝えました。

 

 息子は言われて通りスプレーを持ち帰ると、夕食も取らず早速少し厚手の雨合羽やヘルメットゴム長靴に手袋で完全武装し、手・足・首などの隙間をビニールテープを巻き付け、まるで宇宙飛行士のようないで立ちになりました。

早速息子は屋外明かりに照らされて脚立に登り、スズメバチの巣の入口からジェット噴射スプレーをかけ蜜蜂の巣箱用の柄長ノミで、巣を切り落とし用意した肥料袋の中に入れて、袋口を紐で縛りました。

 見ていて刺されては大変と、見たいけれど二次被害に遭わぬよう家族全員が部屋の中から網戸越しに息子の動きを見ていました。息子は昨年も同じようにスズメバチの巣を処分しているので、慣れた手つきでした。

 スズメバチの寝込みを襲った離れ業でしたが、巣に戻っていないスズメバチが巣に戻って右往左往する可能性もあるので、明日の朝もう一度ジェット噴射のスプレーで撃退する予定です。息子も中々やりますな~でした。

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〇名もなき花たち
 単純な思い付きで「自分で採った蜂蜜を食べたい」と思い、蜜蜂を飼って10年余りが経ちました。毎年蜂に刺されながらも蜜蜂と付き合っていますが、ふと蜜蜂に関する疑問が次々と湧いてきます。

「蜜蜂の巣は何故6角形なのか?」。「傍に幾つも巣箱を置いているのに、自分の巣箱以外の巣箱に迷って入らないのか?」。「1匹小さじ一杯の蜂蜜をどの花から運んで来るのか?」。蜜蜂に聞いても言葉が通じないので全てが謎だらけです。

 今日庭のツツジの木に絡まったつる性の雑草に白い花がいっぱい咲いているのを見つけました。本来はツツジの木を弱らせるので、取り去るべきでしょうが、蜜蜂を飼っていることもあって、花の少ないこの時期ゆえ残しています。

 まるでジャスミンの花のような白い可憐な花で、遠目で見るとまるで白いツツジの花が咲いているようでした。気がつけば身の回り、家の周りには名もなく、いえ名さえも知らない草花がいっぱいいっぱい咲いています。らんまんというNHK連続テレビドラマを殆ど毎日見ているゆえ、花がやけに愛おしく感じられます。


どうやらセンニンソウかも・・・

 世の中は便利になったもので、「晩夏から初夏に咲くつる性の植物」で検索すると出るわ出るわです。この花の名前はどうやら「センニンソウ」だと突き止めました。小さな花故蜜蜂の餌となる蜜は少ないと思われますが、匂いを嗅ぐなどしっかり観察したいと思います。

 ツツジの木 絡まり白い 花沢山 咲かせて綺麗 名など分からぬ」
「便利だね あれこれ書いて 検索す センニンソウと 言う花かもね」
「今日にでも 花に鼻おば 近づけて 調べてみたい 蜜蜂のよう」

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人間牧場

〇防災の日
 9月1日は防災の日、昨日は関東大震災が起こってから100年目の節目の年に当たります。ゆえに全国各地で防災に関する様々な催しがありました。阪神淡路大震災も東日本大震災も、テレビのニュースで悲惨な災害状況を目の当たりにし心を痛めたものの、私の住んでいる地域から離れているため、実感がわきにくい状況でした。

 それでも南海トラフ大地震が近い将来起きると予言して備えをするよう促されていることもあり、子ども体験塾では数年前から防災に重きを置いた「防災キャンプ」を実施して訓練をしています。その折防災備蓄品のお下がりをいただき、一食はお湯で温めると食べられるレトルト食料品を食べました。進化し続ける防災食料品の沢山あるのに驚きました。

 その折お土産にいただいた賞味期限5年という信じられない長期保存のサバの味噌煮と豚汁のパックを思い出し、防災の日ゆえ昨日の昼に温めてもらい試食してみました。普通家庭で妻が調理して食べさせてくれる料理には勝てませんが、それなりの味でした。 その折妻と防災について話し合いながら食べたいい一日でした。

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〇イチジクが採れました
 ブルーベリーの収穫が終わり、9月に入るとイチジクが色づき始めました。イチジクが熟して一番困るのは、熟した実にスズメバチがやって来るのです。スズメバチがいるかいないか確かめた上畑の隅の木に登って熟れた実をちぎってボールに入れます。

 今日は30個ほど収穫し、10個は若嫁に、後の20個は先日鰆を2匹も届けてくれた漁師の奥さんに差し上げました。昨年差し上げた時、「私イチジクが好物です」と大層喜んでくれてことを覚えていたからでした。勿論今年も大喜びでした。

 一方若嫁はイチジクのジャムを作ったようで、早速明日の朝はこの美味しいに違いないジャムをヨーグルトにかけて食べようと思っています。イチジクが熟れ始めてからにわかに蜜蜂の巣箱の前付近にスズメバチが飛来するようになりました。気をつけたいものです。

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