〇誰と話しているのだろう?
今朝ウォーキングをしていると、顔見知りの人がそれぞれ違った犬を連れて歩いていました。最近はマナーが良くなって利き腕には犬をつなぐ紐の他、もう一つの手ではうんこを拾い集めるためのナイロンの袋と歩いているひともふえてきましたが、犬のおしっこは始末しようもなく、垂れ流しと言ったところのようです。
最近少し高齢になったため、免許証を返納したという女性は一人暮らしゆえ捨てられていた柴犬を拾い自分で育てているようで、聞けばもう買い始めて15年近くになるようで、犬の世界の年齢からすると老域に達しているようで、数年前までは犬にご主人様が引っ張られて歩いていましたが、最近ではウォーキングには足手まといくらいのスピードでしか歩いていないようです。
この女性は一人暮らしのため家で唯一の話し相手はこの犬ゆえ、「歩きながら誰と話しているのだろう?」と思う程犬に話しかけています。私には人間の言葉にしか聞こえませんが、犬はご主人様の言葉が分るのか、それなりの対応をしているようでした。犬になったことがないので分かりませんが、お互いそれなりのコミュニケーション能力のようでした。
最近は少子高齢化、核家族化が進み、寂しさを紛らわすためか、自宅で犬や猫と言ったペットを、人間と同じ室内フロアーで飼っている人が増えまてきました。動物愛護の観点からするといいことですが、自然災害で避難所暮らしを余儀なくされたり、ペットが亡くなった時の落胆や葬儀、日常的な世話など悩みや問題も多いようです。