〇朝顔のニュース
昨日の愛媛新聞地方欄に、息子が世話をしている町家の朝顔の話題が載りました。息子は自分の家の庭で朝顔の種を蒔き、垣をしたりして世話をし、花が咲くようになると町家へ運び、職員さんたちと町家の表に棚を作って展示をし、人々の目を楽しませています。
新聞の記事を見て、育てた息子の名前がどこにもなく黒子に徹しきっている事を、「中々やるわい」と納得して読みました。こうした話題は得てして目立ちたがり屋になりたがる人が多いのですが、これぞ地域づくりの王道だと目を細めています。「わが子誉めるは一の馬鹿」と言われますが、まだまだ未熟な息子ゆえ褒めることなど殆どないものの、これだけは褒めてやりたい心境です。
息子は仕事からの帰り道、毎晩町家へ立ち寄り、人のいなくなった朝顔の陳列台を見回り、花柄を取ったり余分に伸びたつるを剪定するなど手入れに余念がなく、帰宅するのは毎晩10時過ぎのようです。朝顔は花の咲く時期が長く、多分8月いっぱい続くものと思われますが、見えない場所で陰徳を積む「積小為大」は気持ちがいいものです。そう言えば東京オリンピックが開幕した7月23日は二宮金次郎の誕生日でした。
「尊徳の 教え積小 偉大なり 小さな徳を 積むこと大事」
「仕事終え 帰りに町家 立ち寄って 花柄取ったり 剪定したり」
「朝顔は 花の咲く時期 2ヶ月も 気が遠くなる 私にゃ出来ぬ」
「見守って やるしかないと わが家族 手出しもできず 気持ちで援護」