〇小さな新聞投稿記事
わが家は代々海に出て魚を捕って生計を立てる漁家でした。私も若い頃7年間漁師をしましたが、体調を崩して漁師を続けることができななくなり、地元の役場に勤めたため私の代で漁家ではなくなりましたが、家の横に海の資料館「海舟館」を造るなど漁家時代の足跡が今も色濃く残っていて、むしろ漁家でも残らないであろう漁家の暮らしが息づいています。
わが家の祖父母は貧乏ながら12人の子どもを産み育てました。父母も5人の子どもを産み育てましたが、私の叔母に当たる3人(1人は他界)は文学少女の真似事のように、文字書きが好きで、12番目の叔母は、時々愛媛新聞の門欄やてかがみに自分の書いた文章を投稿していて、いつも感心しながら読んだり、それらの記事をスクラップしています。
4日前の新聞のてかがみ欄に「幼なじみ」という叔母の味わい深い記事か載りました。私の母は若い頃下灘漁協婦人部の部長をしていました。母も文章書きが好きで、母の書いた主張が認められ、東京で開かれた全国大会で発表したのですから凄いことです。私が書いた第14回NHK青年の主張の原稿を基に発表して県代表になったのも、ひょっとしたらそんな母親の影響だったのかも知れません。
私は物書きというにはほど遠い存在ですが、それでも日々の暮らしの中で感じる出来事を思いつくまま文章にしています。叔母がそうであるように日々の暮らしの中で感じることを文字を連ね文章にして、不特定多数の人に読んでもらう、これもまた楽しい生き方です。
「新聞の 見落としそうな 記事見つけ 叔母の投稿 切り抜きました」
「学歴も ないけどどこで 学んだか 叔母の文章 なるほど感心」
「母や叔母 文章書きが 好きでした 遺伝でしょうか 私も好きです」