〇変わる葬式事情
昨日は私の妹の長男、つまり私の甥のお嫁さんのお母さんが事故で亡くなったというので、近所に住む姉を誘い2人で葬儀の行われる今治まで出かけました。葬儀は10時からの予定だったので、午前7時半に自宅を出ました。カーナビにセレモニーホールの電話番号を入力すると、時間的に最も近道は奥道後を経由し水ヶ峠のトンネルを通る山道だったので、そのルートを選びました。
親切なカーナビの誘導で迷うことなく30分前にセレモニーホールに到着し、マスク・検温・手指消毒を済ませ、受付で住所氏名票を書き香典をお渡ししました。本来なら都都会に住む親類や知人友人など多数の人が来る予定ながら、新型コロナウイルスの影響でそれも叶わず家族葬にも似た葬儀で、しかも葬儀に続いて49日の法要まで一気に和尚さんの読経が進み、出棺を見送りました。
甥は一人娘をお嫁さんに貰っているので兄弟姉妹もなく、消沈した残されてお父さんに代わって会葬お礼のあいさつをする声に、おく目もなく貰い泣きをしてしまいました。自宅からセレモニーホールへ、華美な葬儀から質素な家族葬へ葬儀の仕方が大きく変化している昨今ですが、新型コロナはさらにその変化は加速しているようで、高齢期を迎えた私ゆえ同じような身の上の同行の姉とこれからの生き方や終わり方について積もる話をしました。
「縁戚の 葬儀出席 カーナビを 頼りに出かけ 迷うことなく」
「久方に 姉と二人で 葬式に 道中あれこれ 積もる話を」
「葬式の 事情大きく 変化して コロナがさらに 追い打ちかける」
「老い先が 短くなった どう生きる 終わりの在り方 他人事でなし」