〇ねえ、こっちを向いてよ!!
長男息子は映画二宮金次郎の酒蔵上映会をきっかけに発足した中山町十彩会の皆さんと、休耕田を利用して1万本のヒマワリ畑を作っていますが、その折何本かの苗をいただいて帰ったものの植える場所に困り、結局私の菜園の一部を開放し家族みんなで植えました。折角なので恥ずかしくないように育てたいと思い、私一人で草引きを一回行いました。
長引く雨や大風にも会いましたが、その後私の背の高さをしのぐほど順調に成長し花をつけ、花が咲き始めました。ご存じの通りヒマワリは太陽に向かって咲くため朝は東に向かって咲きます。ところが今になって気がついたのですが、花の見える菜園横の通路は西側にあるため、花は全て恥ずかしそうに背を向けて咲くのです。
その話を息子にすると、「当たり前の話だ」と笑われましたが、花を見ようと崖側に行くと、綺麗な黄色いヒマワリの花が、一斉にこちらを向いて「おはよう」とあいさつをしてくれたようでした。ヒマワリは3ヶ所植えているので、端々のヒマワリは切り花にして室内でも楽しもうと、早速若嫁に2輪プレゼントしてやりました。ヒマワリの花があるだけで、何となくダイニングが華やいで見えました。
「わが息子 隣の町の 人たちと 1万本もの ヒマワリ畑」
「お裾分け 貰った苗を 菜園に 順調育ち 咲き始めたが」
「背を向けて 東に向かい 咲く花に こっち向いてと 言っても動じず」
「切り花の ヒマワリ2輪 部屋活ける 趣き違い 心和んで」