〇佐田岬からサザエが届く
私には北は北海道から南は沖縄まで、日本全国に沢山の知人友人がいます。とりわけ親しい人からは毎年季節の食べ物が、まるでお取り寄せするように届きます。今朝朝食を取っていると玄関のチャイムが鳴りました。玄関に出た若嫁が、「お父さ~ん」と呼ぶので玄関に出てみると、伊方町三崎の塩崎さんが来ていました。塩崎さんは私の最も古い青年団時代からの友人で、町こそ違え役場職員として、また地域づくり研究会議の代表としてお互い肝胆相照らす親友なのです。
塩崎さんは定期的に持病の診察のため松山の病院に通っていますが、聞けば今日もそのため松山の病院へ行く途中とのことで、奥さんや妹さん夫婦もご一緒のようでした。手土産に佐田岬半島で獲れたサザエを沢山持参してくれました。いつものことながら嬉しい贈り物です。早速若嫁にもお裾分けしてやりましたが、若嫁はこのサザエを刺身で食べたいというのです。早速少し重いハンマーで叩き、手伝ってサザエ殻を割りました。生きているサザエは殻を割っても動いていて、新鮮そのものです。
今日は土用丑の日なので、今夜はウナギを食べさせてくれると、妻が近所の料理屋さんに予約しているようで、楽しみにしていますが、サザエもまた楽しみで、わが家はつぼ焼きの予定だそうです。佐田岬半島には素潜り漁師がさんがいて、サザエやアワビ、ウニなどの磯根資源も豊富な自然豊かな町です。ご多分に漏れず過疎や高齢化が進んでいますが、みんな元気で仲良く暮らしています。仲間も沢山いるのでまた訪ねたいと思っています。
「50年 続く親友 手土産に サザエ沢山 持参してくれ」
「若嫁は 生の刺身を 食べたいと ハンマー使い 殻割り手伝う」
「今晩は 土用丑の日 ウナギ飯 サザエつぼ焼き 美食の限り」
「お互いが 小さな町に 住んでいる 将来不安 ものともせずに」