人間牧場

〇自著本のプレゼント

 私はこれまで、「町に吹く風」という題名の本を42歳の厄年に厄落としのつもりで発刊して以来、「昇る夕日でまちづくり」「今やれる青春」「ミレニアム2000年その日私は」「夕日徒然草地の書・水の書・火の書・風の書・空の書・心の書」などを自費出版してきました。「町に吹く風」と「ミレニアム2000年その日私は」を除けば全て有償販売にしたため、作る時には田舎のことゆえ、また浅学ゆえに内容が乏しいと自認もしていたので、投資した印刷代は回収できないものと思っていました。

差し上げた何冊かの自著本など

 ところがどうでしょう。蓋を開けてみると書店に置いてもらったこともあって売れ始め、「昇る夕日でまちづくり」などは1年間で3千部全てを完売し、少し手を入れて印刷した二版目も殆どなくなる程売れて、大儲けほどではありませんでしたがそれなりの収益を得て、長年の夢であった人間牧場建設の費用の一部にまでなったのですから驚くほかありませんでした。その後出版した「今やれる青春」も6冊シリーズの「夕日徒然草」も、印刷代を支払うことが出来たばかりでなく、目論見通り人間牧場の運営費の一部となることができました。

 最初に出した「町に吹く風」は無償でお世話になった知人や友人に配ったもののその後は、国会図書館や県立・私立図書館には依頼もあって寄贈しましたが、「本は買う物で貰ったり差し上げたりするものではない」という信念を貫き現在に至っています。先日地域おこし協力隊の上田さんから、新しく空き家を利用して町角に作った居場所に本が欲しいと言われました。早速昨日幾つかの本をプレゼントすべく持って行きました。居合わせた元地域おこし協力隊の冨田さんを交え楽しくお喋りをして帰りましが、はてさて私の本を読むような人はいるのでしょうか?。積読ならぬ並べ読になるかも知れません。(大笑い)

「気がつけば 自費出版の 本ありて 懐かしきかな ページをめくる」

「貰う物 上げる物でも 本はない 身銭切らねば 読んでも入らぬ」

「新しく 町角できた 居場所ゆえ 自費出版の 本差し上げる」

「並べ読 なるかも知れぬ それもよし しばし雑談 楽しいひと時」

[ この記事をシェアする ]