〇弓づくり
わが家の孫たちは、3月から始まった新型コロナウイルスの影響で、只今長期休暇中です。この春小学校5年生と中学校1年生にそれぞれ進級しましたが、特に中1になった希心は、小学生から中学生になったというのに引継ぎや受け継ぎも充分でなく、多少不安を抱きながら毎日外へも出られず、幸い二人の兄弟ゆえ兄弟げんかもしながら時には楽しそうに遊んでいます。
わが家の孫たちは、これまで通った子ども体験塾の影響でしょうか、どちらかというとアウトドア―派で、暇さえあれば外庭に出てボールを蹴った走り回って遊んでいますが、何年か前地元の名山で中世の城郭跡の本尊山に登った折、麓の氏神様天一稲荷神社境内で、周辺に生えている矢竹を使って弓遊びをしました。そのことが忘れられず、その時使った弓を大事に持っていて、時折弓矢を飛ばして遊んでいます。
その弓も少し古くなってくたびれたので、新しいのを作って欲しいと頼まれました。早速手持ちの孟宗竹を適当なな長さに切り、八等分に割って鎌や小刀で削り、太めの糸で弦を張り二人の孫に一つづつ与えました。「おじいちゃんは天才だね」などと、褒め殺しとも思える巧みな孫たちの言葉に騙されて、新型コロナウイルスの影響をポジティブに考え、孫たちと育爺はいい関係を保っています。
昨日はその弓の遠的ともいえる遊びを孫たちとやりました。何と言っても一番は中1の孫希心で、何と長~いわが家の塀を過ぎるほど飛ばしていました。「弓を引く時は必ず人がいるかどうかを確かめろ」と、注意を促しながら今朝も楽しく遊んでいました。手作りの遊び道具は工夫さえすれば金もかからず手に入ります。当面ゴールデンウィーク明けまでは家にこもるであろう孫たちと、今日は何を作って遊ぼうか?。育爺の知恵も試されています。
「何年か 前に古城の 山登り その折作った 弓を大事に」
「古くなり くたびれた弓 新しく 作ってくれと 孫に頼まれ」
「不器用と 思った私 天才と 孫に褒められ 山椒に登る」
「新型の コロナの影響 家にいる 孫たち二人 今では友だち」