◯リンゴの人工受粉
私たちが子供の頃は、リンゴといえば青森など北国を代表する果物でした。ダンボール箱が利用されるようになるまでは、ミカンもリンゴも木の箱で、戦後間もない貧しい少年時代を過ごした私の最初の勉強机は、何と木板でできたリンゴ箱だったのですから驚きです。
わが家にはリンゴの木が二本あります。長男息子が2〜3年前椿さんの露店植木屋さんで買って帰り、鉢植えにして花を楽しんでいます。昨日息子は何を思ったのか、咲いたリンゴの花に人工受粉させ、リンゴの実をならせようと、受粉用の花粉をどこからか取り寄せ耳かきの綿帽子を使って、子どもたちとワイワイガヤガヤやっていました。
ピンク色の花粉を付けた花が受粉したかどうか分かるのはまだ先のことですが、姫リンゴならいざ知らず、大きなリンゴの実がなるかどうか?疑問です。今はもうありませんが何年か前、双海町内の東越地区で観光リンゴ園を開いた時期があったことを思うと、ひょっとしたらわが家の庭で、真っ赤なリンゴが実をつけるかも知れません。いい歳をしてまるで子どものように、馬鹿げたことを思いつく息子がいるものです。親の顔が見たいものです。(大笑い)
「子どもごろ わが家じゃ最初 リンゴ箱 勉強なんか できるはずない」
「わが息子 庭の鉢植え リンゴ花 人工受粉 馬鹿げたことを」
「ひょっとして 今年の秋は わが庭に 大きなリンゴ なるかも知れぬ」
「こんなこと する子の親の 顔見たい いい歳こいて まるで子どもだ」