〇雨の日の花見と春の大嵐
日・月とこの2日間は朝から夜まで雨でした。折角咲いて満開だった桜も雨に濡れて散り始め、桜の木の下はピンク色の桜の花びらが散り染め、時折風に舞う桜吹雪とともに、何とも言えない風情を醸していました。天気予報では低気圧や前線の影響で大荒れの天気になると警戒を呼び掛けていたので、もう見納めになるかも知れないと思い、妻と二人で長靴を履き、こうもり傘を広げ、自宅から桜の名所である潮風ふれあい公園まで、花見の散歩をしました。
時折出会う顔見知りの人たちは、傘を差して歩く私たち夫婦の姿を見て、「何処へ行くの?、何をしに行くの?」と不思議そうに声をかけてくれましたが、私たちが「花見に行きます」と言うと、「えっ、この雨の中を花見?、風流ですねえ!!」と首を傾げていました。それでも私たち夫婦はわれ関せずとのんびり世間話をしながら、潮風ふれあい公園まで歩き、周辺の雨に濡れた満開の桜を堪能しました。
昨日は夕方から雨風が一段と強くなり、立っていられないほどの強風が吹き荒れました。夕方になって雨は上がり西の空が明るくなりましたが、強風波浪警報が出され、多分昨夜の大風で桜の花は跡形もなく散っているだろうと思いきや、今朝ウォーキングの途中、上灘漁港の突堤から見える潮風ふれあい公園界隈の桜はまだ残っているようでした。それにしてもよくぞ雨の中ながら満開の今年の桜を見納めることができたものだと、妻と二人で幸運を喜びました。「雨が降っているのに何で?」と私がタブレットで写真を撮っている様子を見て、妻はいぶかしそうにしていましたが、雨に濡れた桜の写真もまた風情がありました。だ・と・さ・・・・・。
「今年の 満開桜 見納めに なるかも知れない 天気予報じゃ」
「長靴を 履いて傘差し 花見する 道行く人は いぶかしそうに」
「雨濡れた 満開桜 風情あり 夫婦二人で 満足しつつ」
「一年後 同じ桜を 見れるよう お互い元気で いようと誓う」