人間牧場

〇ジャガイモ植え

 昨日は午後から、子どもたちが集まって人間牧場の畑にジャガイモを植えました。予定では来週の土曜日でしたが、子どもたちの学校行事と重なったため、急遽変更することになりました。昨日は北西の季節風が吹いて少し肌寒い一日でしたが、心配していた前日の雨も上がり、ぬかるみも殆どなく程よい状態でした。

ジャガイモ植え
看板づくり
看板を立てました
記念写真

水平線の家の板間でジャガイモにまつわる話をした後子どもたちは、長靴を履いて畑に入り、4~5日前に館長さんと主事さん、それに私の3人で立てた畝に、男爵・メ―クイン・北あかりという3種類の種芋を置いて行き、小さなシャベルで穴を掘り、一握りずつ肥料を入れて種芋に土を被せて行きました。

 大人のスタッフは植え終わった畝に、黒いビニルシートのマルチをかけ、畝間に土を被せてシートが風で飛ばないよう丹念に作業をしました。子どもたちは室内で板切れに絵や文字を書いて看板を作り、支柱に釘止めして大きなハンマーで、3種類の芋の在処を表示しました。

その後みんなで記念写真を撮ったり、感想文を書いて終わりました。予定では約3ヶ月後の5月中旬に来年度の開講式でジャガイモをみんなで掘り、色々な料理をして食べる予定です。成長が楽しみです。

「一週間 計画早め ジャガイモを 畑に植えて 春の来る待つ」

「男爵と メークィンそれに 北アカリ 三種種芋 在処看板」

「三か月 すればジャガイモ 収穫だ 黒いマルチを かけて促成」

「終わったと 思えば早くも 次予定 繰り返しつつ 子ども成長」 

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人間牧場

〇愛媛新聞朝刊一面

 一昨日県内に住む女性知人から電話がかかってきました。「一昨日の愛媛新聞朝刊の一面に載っていた菜の花を見に仲間と行きたいので案内して」とのことでした。男性ならいざ知らず、熟年ながら女性が何人もやって来るという嬉しさから、一も二もなく引き受けてしまいました。

愛媛新聞1面に載った菜の花畑

ところが予定していた昨日は、朝から小雨交じりのあいにくの天気でした。シーサイド公園で11時に待ち合わせ、閏住の菜の花を見に行きましたが、とても綺麗に咲いて皆さん大喜びでした。曇天で気温も上がらず少し肌寒さを覚えるほどだったので、所望だった人間牧場にも行く予定を諦め、わが家のゲストハウス私設公民館煙会所で、持参した弁当を食べながらお喋りをすることにしました。

 急いで煙会所の囲炉裏に火を起こし、炭火で暖を取りながら色々な話に花を咲かせました。帰り際にはわが家庭菜園の大根や聖護院、挙句の果ては寒さの中で私が一生懸命作って間もない切り干し大根まで所望され、お土産に渡しました。昨日来た年代の女性は、金あり暇あり好奇心あり、子育ても終わって悩みもほどほどな健康な人たちなので、ご主人をさておきこうしてうごめきながら楽しく、ストレスを発散しているのです。

 甲斐性のない私を選んで結婚したばっかりに、同じ年代でも未だに金もなく暇もなく働かされ、この女性たちとはえらい違いの人生を生きている妻に、少々済まない気持ちになりました。

「新聞の 一面紹介 菜の花を 見に行きたいと 案内依頼」

「熟年の 女性集団 来るという 幾つになっても 鼻の下長く」

「菜の花を 見た後わが家 煙会所 囲炉裏囲んで 弁当広げ」

「暇と金 好奇心まで 勢ぞろい 旦那寂しく 家で留守番」

 

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人間牧場

〇映画「君の笑顔に会いたくて」鑑賞

 妻は名前ばかりですが更生保護女性会には入っているのものの、日中は仕事の都合で中々参加が出来ず心苦しいようです。そのこともあって映画のチケットを役員さんから二枚買い求めていました。一昨日の夕方更生保護女性会が主催する、「君の笑顔に会いたくて」という映画を観に二人で出かけました。iyo夢みらい館はまだできて間もないため、駐車場整備が遅れているので、少し遠い伊予園芸の駐車場に車を止め、歩いて会場へ入りました。

 私は昨年子ども体験塾の社会見学を引率して、iyo夢みらい館へ行ったことがありますが、妻は初めてとあって、図書館併設の素晴らしい建物にビックリしていました。昼の部と夜の部2回上映と聞いていましたが、夜の部もそれなりの入りでした。映画は東日本大震災の甚大な被害を受けた宮城県名取市が舞台で、夫と一緒に小さな食堂を営む傍ら、保護司として社会での立ち直りを支援する、一人の女性の物語でした。

子どもたちの更生への社会の不理解や、子どもを守るべき家庭の崩壊の現実に出会い、沢山の悩みを抱えながらの活動でした。そんな折保護観察所から一人の保護観察中の少年の担当を依頼されました。5年前の津波で命を失った息子が、子どもの頃親友だった少年でした。事業に失敗した父親は少年を連れて夜逃げ同然でこの街をから消え、音信も途絶えていました。

荒れた姿で現れた少年やSNSの援助交際で家庭の母子関係が崩壊した少女の更生活動を通して、現代の社会が抱える数々の問題解決に逞しく挑む保護司女性の暖かい人間愛に思わず涙を流して観ましたが、とてもいい映画を妻と二人席を並べて観ることができました。

「女性会 会員だけど 日常は 活動参加 できず幽霊」

「ワンコイン 二枚のチケット 買い求め 妻と二人で 映画鑑賞」

「大震災 被災の街で 保護司さん 少年少女 更生実話」

「映画観る 君の笑顔に 会いたくて 涙腺緩み 涙流して」

 

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人間牧場

〇15年間の大学授業を終える

 私の最終学歴は高卒です。その高校しか出ていない私が、こともあろうか愛媛大学法文学部の非常勤講師に就任したのは今から15年も前のことでした。法文学部長さんから懇願され、私の得意としていたまちづくりについて、「地域活性化論」というテーマで、年間60時間30コマ、4単位の講義を週一のペースですることになりました。それまでにもまちづくりや地域活性化などについて、大学などで請われるまま講演や講義を行っていましたがいずれも断片的で、年間60時間30コマという私にとっては途方もなく多い講義を、どのように組み立てればいいのか随分悩みましたが、自ら作り大学提出後許可してくれたシラバスに沿って何とかスタートしました。

一緒に学んだ学生たちと記念撮影

 最初は大学の雰囲気に圧倒され、また大学へ行っていないのでそのシステムさえ分からず悪戦苦闘しましたが、学生たちの協力もあって授業は人気を集め、気がつけば10年の歳月があっという間に過ぎました。その後引き継ぐような形で農学部長さんから客員教授就任の要請があり、「地域活性化論」という同じテーマのもと講義をすることを受諾しました。客員教授になったため他の人と2人一部屋の研究室が与えられ、それなりの働きを3年間やりました。こんな私にとって過酷な仕事は70歳までと心に決めていたのですが、前町長の上田さんから聖カタリナ大学の非常勤講師として、「地方行政学」なるものを教えて欲しいと懇願されました。得意の「地域活性化論」ならいざ知らす、このテーマは何が何でも重過ぎると辞退を重ねましたが、最終的には2年間の約束で引き受け、後期30時間15コマ2単位の講義を引き受けてしまいました。

 聖カタリナ大学の北条キャンバスは、松山市街を越えた旧北条市にあります。自宅から45㎞もあって、片道1時間半、往復3時間の通勤と、役場に35年間勤めて行政に携わったとはいえ、「地方行政学」という慣れない講義には少々骨が折れましたが、昨日は2年間の最終講義の日を迎え無事大任を終えました。講義終了後3回目のレポートを学生全員に提出してもらい、お世話になった教務課にごあいさつに伺い、多少寂しい気持ちで大学を後にしました。愛媛大学法文学部・愛媛大学農学部・聖カタリナ大学人間社会学部とバトンを引き継いだ15年間は私にとって、思い出多い出来事でした。今日から冷や汗を流しながらの講義をしなくても済むのですから「ヤッホー」です。これからは学生の成績表を作成して大学に提出し、これまで講義に使った色々な資料の整理を行い、段ボールに入れて封印する予定です。

「大学も 出てない私 大学の 教壇立って 学生相手に」

「短くも 長い大学 15年 終わってみれば あっという間に」

「大学は 出てないけれど 15年 熱心勉強 学生より上」

「教育は 共学だった 色々と 学ぶことあり 感謝忘れず」

 

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人間牧場

◯梅と桜が同時に開花

昨日は立春でした。立春の声を聞けばどことなし春めいて心が浮き浮きします。昨日はじゃがいも畑の中耕と畝立てに出かけましたが、人間牧場の梅園の梅の花は満開、河津桜の花も咲き始め、いよいよ春本番といったところです。

いつもの年だと梅が咲いても桜やスモモが咲いても、別に花見をするでもなくやり過ごしていましたが、せっかく咲く花々なので、今年は妻を誘い小まめに足を運び、花を楽しもうと思っています。

 

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人間牧場

〇節分行事

 昨日は節分でした。私たちの地方では野に自生しているトゲのあるオニグイを採集して、10㎝程に小切りして4つに割り、一つ一つに切れ目を入れて、やはりトゲのあるヒイラギの葉っぱと頭のついた煮干しを挟み込み、玄関や神仏、トイレ、炊事場などに2本一対にして置き、悪魔祓いをするのです。

魔除けの材料
出来上がったオニグイの魔除け

 何でこんなことをするのかと聞かれれば、確かな返答も出来ぬ古いしきたりなので、隣近所でもやっている所は殆どないようですが、私にとってこの風習は思い出のあることなので、今は亡き親父に見様見真似で教えてもらった通り、毎年絶やさずやっています。

中学生の頃、マジックインクという優れた文具が世に出始めました。小遣いとてそんなにもらわなかった頃だったので、友だち2~3人でオニグイの魔除けを沢山作り、マジックインクを買う資金を集めようと相談して作り近所に売り歩きました。中学生がマジックインクを買うためだったら買ってやろうと、作った魔除けは目論見通り飛ぶように売れて完売しました。

 集まったお金で買ったマジックインクは、学校の教材として大いに活用され、校内の発表会は例年になく盛り上がり、校長先生に褒められたり仲間からも一目置かれるほどでした。節分が来る度、マジックインクを見る度、懐かしい当時の思い出が思い出されるのです。

 昨日の夜、は若嫁が用意した大豆の入り豆で、内孫たちと一緒に「鬼は外、福は内」と言いながら、オニグイの魔除けを飾った玄関先でささやかな豆まきをしました。今日は肌寒いながら24節気の一つ立春です。日の出も心なしか早くなり、日の入りも日増しに遅くなって、いよいよ春本番です。

「節分に なると野山に 分け入りて トゲあるオニグイ 採って魔除けを」

「オニグイを 割ってヒイラギ 煮干し付け 玄関先や 神仏供え」

「近頃は こんな古風な 風習も 殆ど廃れ やる人稀だ」

「そういえば 中学生の 頃やった マジックインク 資金集めに」 

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人間牧場

〇三日連続茶柱が立ったけど・・・

 私は夕食後必ずといっていいほど、妻の入れてくれた緑茶を飲みます。コーヒーを飲まない私にとって、この緑茶を飲む時が一番落ち着くひと時です。お茶には番茶や薬草茶、紅茶、ハーブ茶などがありますが、妻はそれらを使い分けて飲ませてくれます。

先日友人が、奥さんに「『おーいお茶』と言ったら、ペットボトルに入ったお茶が出て来てびっくりした」と真面目な顔で話していましたが、最近は会議などに出席しても、以前のようなお茶は出ず、後片付けに便利なペットボトルのお茶しか出ないようです。

 はてさて、「あのペットボトルのお茶は1ヶ月か2ヶ月経っても何故腐らないのだろう?」と、いつも疑問に思っていますが、中に何が入っているかも分からず、加えて調べたりすることもなくいつの間にか忘れてしまい、疑問を持ちながら私も飲んでいます。

この3日間連続で、夕食後の緑茶に茶柱が立ちました。昔から茶柱が立つと縁起がいいと言われていますが、3日も連続して茶柱が立ったのに一向に良いことにはまだ巡り合っていません。まあ何の問題もなく健康で日々を生きれているのですから、欲を言ったら罰が当たります。その内いいことがあるかも・・・・ね。

「コーヒーを 飲まない私は 友食後 妻の入れたる 緑茶でホッとす」

「おーいお茶 言ったら何と 本物の ペットボトルの おーいお茶出る」

「茶柱が 三日連続 立ちました 何かいいこと ありそな予感」

「いいことも なかったようだと 振り返る 無病息災 幸せじゃない」

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人間牧場

〇八幡浜市保内町川之石公民館を訪ねる

 昨日は、西予市で開かれる地域教育南予ボロック集会に行く途中、海岸国道378号を通ってごぜヶ峠の長いトンネルを抜け、中尾先生の運転する車に便乗して、八幡浜市保内町川之石公民館に菊池敏和さんを訪ねました。実は今年の10月、愛媛県松山市で公民館全国大会が開かれますが、県公連専門委員長をしていることもあって、その大会の全体会の進行役を私に依頼されていて、菊池さんも登壇することを内内諾を得たので、県教委の公民館担当をしている中尾さんと私で、とりあえず表敬訪問することになったのです。


川之石公民館主事の菊池敏和さん

 菊池さんお話によると、菊池さんが公民館主事をしている川之石公民館は既に新築工事が決まっていて、今はその準備や道具類の移転作業で忙しい日々だそうでしたが、曲げて私たちを迎えてくれました。古い事務所で小1時間お話ししましたが、菊池さんは私の古い親友の一人で、合併前の保内町時代から合併して議会事務局長を最後に退職されて公民館主事をする現在まで、特色ある社会活動や公民館活動を熱心にやっているのです。その業績はかなり高い評価を受けていて、今回もそのことを全国大会で話してもらう予定にしています。

煙会所で収録する平岡さん

昨日は双海町を出発したのが午前9時半でした。その後午後9時半に帰宅するまでの12時間も、中尾さんとご一緒して色々なお話をすることができました。また帰りの車の中では昨日の午後4時から南海放送ラジオで30分間放送され、た私が出演しているラジオ放送を聴き漏らしていましたが、中尾さんがスマホでラジオ再放送を呼び出して、車内で二人で聴きながら帰路に着くことができました。世の中はこの上ない便利なツールがあるものです。私もそろそろスマホデビューしなければならないようです。昨日集会に出席した平岡さんに、先日わが煙会所で収録したYouTubeの動画も、手持ちのタブレットで再現して見えることができました。どんどん退化する自分に比べ、情報ツールはどんどん進化していることを実感した一日でした。

「今年は 愛媛県にて 公民館 全国大会 私も一役」

「親友に 全国大会 登壇を 頼んで内諾 早速表敬」

「午後4時の ラジオ番組 放送を スマホ呼び出し 聴かせてくれる」

「YouTube 収録したての 映像を 見せられ時代 進化に驚く」

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人間牧場

〇大失敗と再挑戦

 毎年大寒の頃になると、大根畑の後片付けを始めます。まっ直ぐに育たなかったものや少々小ぶりで食用にならなかった、通称クズの大根を引き抜いて水洗いし、細かく切って切り干し大根に加工するのです。例年だと北西の風が吹き、サナに広げて天日干しした短冊大根は、白くて綺麗な切り干し大根に生まれ変わるのです。

 ところがところがです。細かく刻んで干すまでは順調だったのに、その後例年より相当早い菜種梅雨が10日間も居座って、東屋下で雨にこそ逢わなかったものの暖冬高温でカビが生えたのか、例年のように真っ白い切り干し大根とはまるで別物になってしまいました。風邪気味の体調を押して作業したのにがっかりでした。

 

  それでも暖冬で太り過ぎるほど大きく育った畑の大根もあるし、天候が幾分回復して遅ればせながら北西の季節風も吹き始めたので、傷心の面持ちで再度挑戦することにしました。少し気合を入れてとりあえずサナに12枚作り、その乾燥具合を見て昨日の午後からさらにサナ8枚を作って干しました。

 切り干し大根は手間がいるのを知ってか知らずでか、毎年お裾分けする知人や友人、それに子どもたちは切り干し大根が大好きで、早くも催促の声がかかっています。勿論わが家でも切り干し大根はヒジキやワカメなどとともに、大事な保存食として食卓を賑わせる自給食品です。皆さん出来上がるのをもう少々お待ちください。

「大寒の 頃に毎年 切り干しを 作る習慣 今年も挑戦」

「菜種梅雨 今年は早く やって来て 切り干し大根 失敗傷心」

「再挑戦 一人黙々 切り干しを 寒風の中 一人黙々」

「失敗は 長い人生 大ありだ 二の鉄踏まぬ 心引き締め」 

 

 

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