〇お餅配り
土曜日に人間牧場で恒例の餅つき大会をやりました。いずれ劣らぬ力自慢と言いたいところですが、年輪塾の塾生にもいつの間にか高齢化の波が忍び寄り、この10年間でみんな平等に10歳歳を重ねため、一臼の餅をつくのに息が上がる者までいるほどですが、息子や息子の友人などの強力な助っ人に助けられて、何とか無事終わることができました。
最初の頃は殆どの手臼は私一人がやっていましたが、水本さんと兵頭さんが超一級の技とコツを覚えて、私はかまどの段取りに回るようになって、息を切らせぬほど作業がスピードアップし、あの大量のもち米を、予定通りお昼までに餅に加工することができました。ついたお餅は亀本さんが持ち込んだ餅切り器のお陰で、浜田さんや清水さん、真鍋さんは大汗をかいたものの随分はかどりました。
冷めたお餅は、ビニールパックの容器に6個づつ(白平餅3個、ヨモギとみかんと白の餡子餅各1個)、松本さんの差配で入れてゴムバンドで止め、出来上がった約100個をモロブタに入れました。参加した塾生には3~4パックずつ渡しましたが、残りはこの一年間お世話になった人たちに私が配って歩きました。既に夜のとばりが降りている暗闇を、人間牧場近くの近所や、町内のあちこちへ2パックずつ配って回りました。
正月を前にしたこの時期はまだ臼と杵でついたお餅は珍しく、差し上げたどの人も大層喜んでくれましたが、指折り数えてみると30~40軒は配ったのではないかと思われます。「年輪塾のみんなが人間牧場でお餅をつきました。食べて下さい」と一軒一軒回って、まるでオーム返しのように言いながら、手渡し終えたのは夜9時ころになっていました。
「ついた餅 ビニパック入れ ゴムバンド 留めてモロブタ 車に乗せる」
「日が落ちた 暗い夜道を 知人宅 つきたてお餅 差し上げ回る」
「よくもまあ 配ったものと 感心す 指折り数えりゃ 30~40軒も」
「この一年 沢山の人 助けられ 感謝を込めて ささやかながら」