人間牧場

〇臼をいただきました

 わが家には、餅つき用の臼が3つあります。一つは昔から自分の家で使っていたもの、もう一つは高知県四万十市西土佐の和田さんがくれたもの、そしてもう一つは建築現場に廃品となってゴミとして捨てられるはずだったケヤキの木臼です。いずれも自宅では使わないので、人間牧場の倉庫に運んで保管していて、毎年年末に餅つき大会をする時使っています。もうこれ以上必要ないと思っていたのに、先日息子が前建築士会長さんからいただいたと言って持ち帰りました。

いただいた立派な石臼

 見れば少し浅めの立派な2段式石臼で、今はチョイ置きで庭の隅に置いていますが、民俗資料的価値があるので、私設公民館煙会所横の東屋付近に移動して展示しようと思っています。最近はこうした古いものも、家を新築したり造作したりする度に、ガラクタ的にゴミとして処分されてしまうのです。特に石などでできた物は燃えないゆえ、処分に困ることから行き場所を失なってしまうのです。この臼もそんな運命を辿らぬよう心を配った末の譲渡だったように思うのです。

 わが家にはそんなこんなの、人から見ればガラクタと思える民俗資料類がやたらとあります。3年前に亡くなった親父と私の趣味が一致していて、親子二代にわたってコツコツ収集した道具類が倉庫を改造した展示場まで造る力の入れようです。親父はその一つ一つを大事にし、老後のライフワークとして大切に保存展示してくれています。私も年齢的にはその域に達しつつあり、そろそろ親父のような生き方をしようと思っていますが、どうやらわが長男息子も、親父や私と同じような雲行きで、まずは一安心といったところです。

 「わが息子 立派な石臼 貰い受け 庭隅デンと 降ろしそのまま」

 「立派だろ まるで自分が 造ったよう 貰い受けたる 石臼自慢」

 「似てるねえ 妻の一言 言い当てて いると私も 親父と息子」

 「古いもの 次々姿 消して行く 日本行く末 少し危ない」

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