人間牧場

〇秋の訪れ

 秋の訪れを告げる紅葉は、海に面した低地故まだまだ先のことですが、目にはさやかに見えねども、そこここに秋の訪れを感じるようになりました。昨日はウォーキングの途中で栗の実を見つけました。無残にも一週間前の台風で栗の木もへし折れていて、まだ青い栗の実が沢山落ちていました。毎年のことながらこちらでは台風の大風で栗や梨の実が落ちたり、稲の倒伏で難儀をしていますが、方や東北ではリンゴ台風と言われるように、リンゴの実が大風でかなり落ちたようです。

まだ青いイガグリ
熟れ始めたカラスウリ

 畑の隅に植えているというより、去年なったムカゴが地面に落ち、勝手に生えた山芋のつるにムカゴが沢山なっています。収穫して油でいためたり、新米と一緒に炊き込んだムカゴ飯も、是非味わいたいと思っています。今年はこの弦の根元を確認しておき、弦が枯れたら山芋を掘って水洗いして、おろし金ですりおろし、とろろも作る予定ですが、これまでの経験では山芋堀りは難儀な作業で、収穫ができるかどうかは不透明ですが、私も妻も山芋は大好きな一品です。

 裏山で烏瓜を見つけました。つるにぶら下がっている烏瓜は真っ赤なもの、オレンジ色のもの、縞模様のものとまちまちで、それぞれの色が秋の風情を醸しています。烏瓜はこちらの方言でカラスコべと言って食べられませんが、インテリアとしては最高で、2~3個ちぎって持ち帰り、玄関先の靴箱の上に、道端で拾ってきたコナラのドングリとともに、靴箱の上に置いてみました。いやあいい感じでした。秋の楽しみ方も色々あるものです。自分の人生においてもう二度と来ることのない今年の秋を、思う存分楽しみたいものです。

  「台風で 無残に折れた 栗の木に 青いイガグリ 落ちずど根性」

  「山芋の つるにムカゴが 鈴なりに 採って色々 料理をしたい」

  「秋が来た 散歩の途中 足元に コナラドングリ 無数に落ちて」

  「烏瓜 こちらの方言 カラスコべ 色々な色 玄関飾る」

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