〇稲藁をいただく
わが家の下の田んぼではこの2~3日稲刈りが行なわれていました。コンバインや稲刈り機が故障したらしく、奥さんとご主人の2人が朝早くから夜遅くまで、広い田んぼをまるで這うように鎌で稲を手刈りしていました。聞けばコンバインや稲刈り機は中古を買って使っているため、故障すると修理のための部品がないそうで、新品は勿論のこと中古でも農機具はかなり高いので、買い換える経済的な余力もないので、老後のこれからのことを思うと、お米を買って食べた方が安くつくので、そろそろお米を作るのを止める潮時だと肩を落としていました。
ご主人も奥さんも私と同じ年齢なので、農機具さえあればまだまだと思われますが、最近奥さんの腰の具合が余りよくないようで、日ごろ奥さんは腰を曲げて農作業をしていますが、昨日の夕方は2~3日の重労働がたたって、腰を延ばすことができず、杖をついて作業する姿は傍で見ていても痛々しく感じました。折から少し雨がパラつき始めましたが、何とか夕方までに作業を終えたようで、難儀難儀動いた古いコンバインに、ブルーシートがかけられ一夜が明けたようですが、稲刈りの終った田圃も夜来の雨にしっとりと濡れていました。
昨日の夕方、その田圃で毎年菜園に使う稲藁を貰っているので、稲落としした稲藁を集めてビニール紐で縛り、束にして一輪車で家まで持ち帰りました。モミを落とした稲藁は手刈りで束になっていないため不揃いで、集めるのに一苦労しましたが、一抱えほどの10束を、とりあえず雨に遭わぬようビニールハウスの中へ持ち込みました。稲藁はまだ乾燥が出来ていないので、日中高温になるビニールハウスでじっくり乾燥させたら、納屋にしまって来年の初夏、スイカやカボチャの敷き藁にする予定です。農作業はもう来年を視野にエンドレスの作業が始まっています。
「下田圃 あれこれ農機具 故障して 今年は手刈り 見ていて難儀」
「農機具を 高いお金で 買う余裕 ないから止める 動機複雑」
「モミ落し 終えた稲藁 貰い受け ビニールハウス 入れて乾燥」
「今朝は雨 稲刈り終えた 田圃には トンボが飛んで ホッと一息」