人間牧場

〇切り干し大根の出来上がり

 大寒のこの時期になるとわが家では毎年の事ながら、大根切り干しを作ります。包丁とまな板で短冊に切っていた作業も、ホームセンターで買った切干用のけんつき器を、要らなくなった素麺箱を使って道具に改良したお陰ですっかり便利になり、畑から大根を引き抜き、水洗いして車状に切って短冊をサナに干す作業を加えても、半日ほどで造作もなく終えることができるようになりました。

サナに干した切り干し大根
立派な切り干し大根ができました

 ただ問題はサナに干した大根を、昼間は外に出し、夜は屋根のある東屋に移動しなければならず、特に昨日のような雨を伴った風が吹くと、濡れないよう飛ばされないよう注意をしなければならず、結構気を配りました。昨日の夕方、サナで干し上がった切り干し大根を、モロブタに新聞紙を敷いてまとめ、今日から2~3日天日干しして、ナイロンの袋に乾燥剤と一緒に入れて倉庫に保存するのです。

 わが家は切り干し大根が大好きで、1年中の保存食としてシイタケやヒジキ、天草などとともに、妻に料理をしてもらい健康食として食べています。最近は切干し大根のレシピも沢山紹介されていて、サラダや漬物といった新たな料理も加わり楽しんでいます。先日私のブログを愛読している人から、「切り干し大根が出来上がったら、お裾分けして欲しい」旨の書き込みがありました。少し余分に作って差し上げようと思っています。

 伊予路に春を呼ぶ椿さんのお祭りも、今週末に近づいて来ました。この時期になると家庭菜園の大根にトウが立って花が咲き、大根にスが入るのを防ぐため、首切りをしなければなりません。もう一回食用に適さない小ぶりな大根を集めて、切干にしようと思っています。春はもうそこまでやって来ました。昨日は時ならぬ気温が15度近くまで上がる温かさに、驚かされました。

  「大根を 引き抜き洗い 切干しに 手間暇かけて 一人楽しむ」

  「不器用を 自認の私 工夫して 切干し道具 廃品利用し」

  「一週間 天を見上げて 出し入れし やっと完成 切り干し大根」

  「一年間 わが家の食卓 賑わかす 切り干し大根 妻も喜ぶ」  

 

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